凶方位に引越しした場合の凶作用と3つの方位除け

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凶方位に引越したときの方位除け

引越し先の方位は気になりますか? 良い作用(吉作用)が起こるとされている方角を吉方位、悪い作用(凶作用)が起こるとされている方角を凶方位と言います。良い悪いで言えば吉方位に引っ越したいものの、引越し先を変えるわけにもいかないのが実情でしょう。そこで今回は、凶方位に引越してしまった場合の対策や回避方法(方位除け)などについて解説していきます。

凶方位に引越しした場合の凶作用とは?

凶方位に引越しをしてしまった場合、どのような凶作用が身に降りかかる危険性があるのか、実際にあった例を踏まえて確認していきましょう。

凶方位に引越しした後の凶作用の実例

すべての運気を開運方向に導くとされる吉方位の対極に位置するのが凶方位。すべての運気に対して凶作用を引き起こすとされています。

  • 家族仲が悪くなった
  • ご近所トラブルに巻き込まれた
  • 子どもが精神的に不安定になった
  • 自分自身がイライラすることが増えた
  • 夫婦喧嘩が以前より多くなった
  • 職場を解雇されてしまった
  • 会社の売上が急落した

あくまで一例で、因果関係の有無は定かではありませんが、実際に凶方位に引越した方に「こんな嫌なことがあった」と言われるといい気はしません。

しかし、職場の転勤などで、すでに決まっている引越し先が凶方位という場合は避けようがありません。また、自身で吉方位を調べて引越し先を決めても、きちんと鑑定をしてもらったら凶方位だったという例もあり、引越し後に可能な凶方位対策を知っておくと、気持ち的に安心です。

その方法が方位除けと呼ばれる手段で、いわゆる厄除けのようなものです。

方位除けの中には引越しによる凶作用だけではなく、普段の生活で「何となく最近悪いことが続くなぁ」というときにも使えるものもありますので、このあと詳しく解説していきます。

凶方位に引越しした場合の3つの方位除け

凶作用を回避するための方位除けについて、具体的な方法を解説していきます。自力でできるものから神社で行う本格的なものまで紹介しますので、頭に入れておきましょう。

方違え(かたたがえ)

こちらは引越しを行う前の段階で行う方位除けの手法で、引越しする前の住居から見た吉方位を経由して、新居に移動するというものです。

吉方位に向かって移動を始めることも大切ですが、経由する場所から見て引越し先が吉方位になっていれば大丈夫というわけです。

平安時代から使用されている手法で、本来の方法としては、前日の夜に吉方位に向かって出発し、移動先に対して吉方位とされる宿泊施設などで1泊した後、目的地に移動するというものです。

少々複雑ではありますが、元の家をA、引越し先をB、経由地をCとするなら、A→Bは凶方位ですが、A→C、C→Bが吉方位になるため、その引越しは吉方位への引越しになるという解釈です。

宿泊費や時間などを要する方法ではありますが、吉方位にこだわりたいのに引っ越し先が凶方位だったという方は、方違えを行う計画を事前に立てるのも良いかと思います。

時間がない場合は、遠回りして向かうだけでも効果はありますので、現在の住居から見た吉方位は把握しておきましょう。

寝床違え(ねどこたがえ)

こちらはすでに引越ししてしまった後に、住んでいる場所が前の住居から見て凶方位だと判明した場合に行う方法です。

やり方は非常に簡単で、引越し後の住まいの中心から見て吉方位の方向に寝床(寝室)を移すというものです。

これは風水の考えを用いたもので、引越し方位を判断する際に基にする九星気学の本命星とは違い、本命卦(ほんめいか)による吉方位が基準となります。

寝床違えに関しては、吉方位への引越しを行っていても使用できる方法ですので、悪いことが続くときなどは取り入れてみると良いでしょう。

神社での方位除け、八方除け

厄除けというものは、本来神社で祈祷やお祓いをしてもらうもので、引越しの方位除けも可能です。

その年の凶方位に引越しを行う場合は方位除けの祈祷やお祓い、本命星から見た全ての方角が凶方位になってしまった場合は八方除けの祈祷やお祓いを依頼する形となります。

とくにすべての方角が凶方位となる、いわゆる八方塞がりの年は、どの方位に向かっても凶作用の対象となりますので、神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

凶方位を回避して引越しする方法

凶方位に対する対処法について解説してきましたが、できることなら最初から凶方位を回避したい!」というのが本音ですよね。そこで、凶方位を未然に回避する方法をいくつか紹介しておきまます。

自分自身の吉方位を把握する

当たり前ですが、自分の吉方位をあらかじめ知っておけば、転勤などの強制的な場合を除き、凶方位を避ける事ができます。インターネットのサイトや、毎年発売される暦の書籍を参考に、その年の吉方位を把握しましょう。

吉方位は毎年変化するので、インターネットで見る際は、最新の年の情報かどうかをチェックして調べるようにしましょう。

吉方位鑑定を受ける

引越しをすると決めた(決まった)ら、方位のプロによる吉方位鑑定を受けるのも1つの手段です。自身で調べるよりも深く吉方位について知る事ができますし、何より自分で調べるより説得力があります。

また、自分で調べられる範囲ですと、大半の場合は年単位での吉方位しか知ることができませんが、吉方位鑑定では、1日単位の吉方位を知ることも可能です。

ご家族で引越しをする場合に、自分にとっては吉方位でも、妻や子どもにとっては凶方位ということも考えられます。そういった場合に、1日ごとの方位取りによって、吉方位や凶方位の影響を受けない無難方位の日取りを知る事ができるのも吉方位鑑定のメリットと言えます。

方位を気にしない

極論ではありますが、方位を全く気にしないというのも、1つの回避策です。

たとえば、自分自身の現状に満足している状況で凶方位へ引越しした場合、凶方位を強く意識してしまうと、それによって運気が低迷してしまうということも考えられます。

現状に満足できているということは運気も味方していると解釈し、過度に気にしないことも大切でしょう。

引越し先を決めるときに、「どうしてもここに引越したい」という強い意志がある場合、その引越し先が凶方位だとしても、自分の意思を優先した方が開運に繋がるという説もありますので、自分が納得できているかどうかという点は重要です。

方位取りを気にするあまり、「吉方位に住むために借金を背負い、自ら不幸を招いてしまった」という例もありますので、気にしすぎてノイローゼのようになってしまうのであれば、気にしない方が幸せを呼び込めることは間違いありません。

まとめ

凶方位に引越しした場合の凶作用や対策、未然に回避する方法などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。自分でできる方位除けの方法を知っておくこと、自分自身の吉方位を知っておくことについてはすぐにでも実践できますので、ぜひ取り入れていただけたらと思います。

マンションなどの引越しではなく、戸建ての住宅を建てる場合、現代では建物も飽和していますので、昔のように「家を建てるなら吉方位で」というわけにもいきません。そういったときも、方位除けの手段さえ知っておけば建築後に対策ができますので、頭に置いておいて損はない知識であると言えるでしょう。

また、「凶方位に引っ越してしまった」という気分を晴らすために、神社での祈祷やお祓いを受ける事は非常に有意義ですので、近くの神社を訪れてみるのも良いかもしれませんね。

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