長距離でも格安で引っ越すための方法は?費用を抑えるための3箇条

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安い引っ越し業者

引っ越しは、「移動距離」によって費用が変わります。当然ながら、引っ越し先までの距離が長ければ長くなるほど費用は高額です。とはいえ、引っ越し先を変更することはできません。

そこで本記事では、長距離でも格安に引っ越すための方法をわかりやすく解説します。

単身~家族まで!長距離引っ越しを格安にするための3箇条

長距離の引っ越し費用を格安にするためには、次の3つのことが大切です。

繁忙期は避ける

引っ越し料金を格安にしたいのなら、引っ越しシーズンである繁忙期は避けましょう。

繁忙期は、年度末の3月・4月。それ以外は通常期となります。繁忙期は引っ越しをしたい人が増えるため料金が高額になりがちで、繁忙期と通常期の費用の差は1.5倍以上になることも。さらに長距離であればあるほど、この「差額」は大きく開く傾向にあります。

繁忙期・通常期の料金比較

引越しラクっとNAVI ®での引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

上記の表のように、繁忙期を避けるだけで大幅に引っ越し料金は格安になります。

複数の業者に見積もりを取る

「繁忙期を避ける」といっても、新年度に向けて引っ越す方にとってなかなかそれは難しいもの。繁忙期・通常期に関わらず少しでも引っ越し費用を格安にしたい場合は、複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。

引っ越し直前に見積もりを取ろうとすると、予約が取りにくくなる上に割引もされにくいので、日時に余裕を持って見積もりを取ることをおすすめします。

さらに見積もり額を安くしたいときは、日時指定しないことがポイントです。「この日の午後で」などと指定しまうと、その前後でせっかく安く引っ越せる日があっても知らずに終わってしまいます。

  • 複数の引っ越し業者から見積もりを取る
  • 見積もり依頼は余裕をもって行う
  • 希望日時に幅を持たせる

引っ越し見積もりを取るときは、この3つを意識するようにしましょう。

引っ越しプランを選ぶ

各引っ越し業者は、少しでも長距離引っ越しの料金を安くするためさまざまなプランを提供しています。現状に合ったプランを選択し、引っ越し料金を格安にしましょう。

荷物を運んでもらうとき、料金だけでなく「引っ越しにかかる時間」や「荷物の扱いの丁寧さ」など、重視すべきことはたくさんあるでしょう。

しかし「到着が遅れてもいいから安くしたい」「多少雑になってもいいから価格を安くしたい」など、「なにか」を妥協することができればより引っ越し費用を格安にできます。

長距離引っ越し料金を格安にする4つのプラン

ここからは、各社が提供する長距離の引っ越し料金を格安にするためのプランとそのメリット・デメリットをあげていきます。

長距離の引っ越しで料金を左右するのは、ずばり「運び方」。他の人の荷物と一緒に運ぶのか、トラックを貸切って運ぶのか、そもそもトラック以外の輸送手段を使うのかで、費用は大きく異なります。

費用を格安にしたいのなら「混載便」

メリットデメリット
・1件あたりの運送料を
抑えることができる
・日時を指定しにくい
・荷物が傷つく可能性も

混載便(こんさいびん)とは、同じ方面へ運送する荷物をまとめて運ぶ便です。1台のトラックに複数の依頼主の荷物を詰め込むため、引っ越し費用が格安になります。

ただし、あらかじめ運送スケジュールが決まっている引っ越し業者では日時の指定がしにくく、積み下ろし回数が多くなってしまうこともあるため、荷物に傷がついてしまう可能性も。

そのため引っ越すスケジュールに余裕があり、多少荷物が傷ついても構わない人におすすめです。

とにかく早く運びたいなら「チャーター便」

メリットデメリット
・荷物が傷つかない
・日時の指定がしやすい
・荷物の量が少ないと高くつくことも
・冷凍や冷蔵など
温度管理した運送ができない

チャーター便とは「チャーターする」、つまり貸切ることです。トラック1台を貸切るので日時の指定がしやすく、荷物の積み下ろし回数が少ないので荷物が傷つきにくいというメリットがあります。

ただし「チャーター」するだけあって、料金は比較的高くつきます。トラック1台を貸切るわけですから、スカスカの荷物を運ぶとしたら割高感はさらに大きくなるでしょう。

大量の荷物を安く運びたいなら「コンテナ便」

メリットデメリット
・運送料金が半額以下になることも・配送に時間がかかる

コンテナ便とは、列車での運送です。コンテナと呼ばれる大きなボックスに荷物を詰め、貨物列車に運んでもらいます。人件費や燃料費を抑えることができるので、比較的格安なことがメリットです。

ただし、貨物列車の運行スケジュールに合わせないといけないため、引っ越しに日数が余計にかかってしまう可能性があります。引っ越すスケジュールに余裕がある場合におすすめです。

時間的に余裕があるなら「帰り便」

メリットデメリット
・荷物が傷つかない
・超特価になることも
・手配している会社が少ない

帰り便とは、片道運搬のことです。積み荷をおろした後のトラックの空きスペースを利用し、荷物を運んでもらうことを指します。「帰り道の途中でついでに運んでもらう」というイメージですね。

積み荷をおろしたトラックは、「空車回送」という空の状態で帰路につくことになります。この状態が非常に「無駄」ということで発案された帰り便ですが、取り扱っている引っ越し業者は多くありません。

うまく取り扱っている引っ越し業者を見つけることができれば、格安価格で引っ越しをしてくれる可能性は大きいといえるでしょう。

ちなみに引越しラクっとNAVI ® ならばコンシェルジュが「帰り便」まで考慮して安い引っ越し業者を探してくれますよ。

【FAQ】長距離引っ越しに関する疑問

長距離の引っ越しに関して、多くの人が悩む疑問と回答をまとめました。

Q.長距離でも早く荷物を送るには?

当日もしくは翌日に引っ越ししたいなら、チャーター便がおすすめです。

希望日にトラックをチャーターできれば、距離によってはその日のうちに配送できますので、「急に転勤が決まってすぐ引っ越さないと」「ギリギリまで転居先を決められない」という場合にチャーター便を活用してみてください。

Q.転居先が未定でも見積もりはできる?

「地方転勤が決まったけど転居先が確定していない」
「運送料金を調べてから引っ越し先を決めたい」

引っ越すことは確定していても、会社や学校の都合などで住所が未確定ということもあるでしょう。このようなときでも「大体の住所」や「おおよその荷物の量」さえ分かっていれば、事前に引っ越しの見積もりを取ることが可能です。

また、繁忙期はなかなか予約がとりにくい状況ですが、早めに行動すれば上記で紹介してきたようなプランの選択肢も増えます。住所や転居日が確定していなくても、見積もりは事前に申し込んでおきましょう。

Q.ピアノなどデリケートな家具も長距離引っ越しできる?

長距離で、ピアノのようなデリケートな家具を運ぶのは心配ですよね。ピアノの運送といえば「ピアノ専門の運送業者」に依頼するのが基本ですが、最近では引っ越し業者でもデリケートな家具の運搬を受け付けています。

もちろん、デリケートな家具や楽器だけ別途送るということも可能。特殊な家具の取り扱いが上手な運送会社を見つけるためには、一括見積もりサービスを活用しましょう。一括見積もりでは、「取り扱い可能な家具」や「設置可能かどうか」を含めて業者を比較し選定することができます。

引越しラクっとNAVI ®の「VIPサービス」は、デリケートの家具輸送に不安な方にもぴったり。専任のコンシェルジュが、引っ越しに関するさまざまな悩みや不安にも対応してくれます。

まとめ

長距離引っ越しを格安にするためには、引っ越し業者が用意するプランを比較しましょう。

たとえばとにかく早く引っ越し作業を終わらせたいなら「チャーター便」、できるだけ運送コストをおさえたいのであれば「コンテナ便」や「混載便」など、料金以外の意向も踏まえて検討するといいでしょう。

長距離引っ越しはとくに、業者やプラン次第で見積もり額が大きく変わるものです。複数の業者から相見積もりを取ると、引っ越し料金や到着日数の比較ができます。

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