一人暮らしの引っ越し費用の総額はいくら?費用を抑えるための3つのポイント

  • LINEで送る
引っ越しの見積り

これから引っ越しをする人は、少しでも費用を抑えたいものですよね。引っ越し費用の「総額」で考えると、一人暮らしでもそれなりにかかってしまいます。

そこで今回は、「一人暮らしの引っ越し費用の総額」にフォーカスを当て、どのくらいの費用がかかるのか?費用を抑えるポイントはなにか?について解説していきます。

一人暮らしの引っ越し費用総額は?

結論からいうと、一人暮らしの引っ越し費用の総額は、新居の家賃の5.5か月~13.5か月ほどです。内訳は、以下の通りです。

項目 費用の目安
引っ越しの準備に関する費用 0~0.5ヶ月分
引っ越し費用 0.5〜1ヶ月分
新居(賃貸)に関する費用 5〜6ヶ月分
家具・家電の購入費用 0〜6ヶ月分
合計 5.5〜13.5ヶ月分

引っ越しの準備に関する費用

「引っ越しの準備に関する費用」とは、不用品の処分などにかかる費用です。

粗大ゴミの費用は自治体によって異なりますが、小型家電なら~500円ほど、大型家具なら~2,000円ほどでゴミに出せます。

引っ越し費用

「引っ越し費用」は、引っ越し業者に支払う費用のことです。

新居の家賃と比例するわけではありませんが、単身者の賃料相場を6~7万円と考えると、賃料の0.5~1ヶ月分ほどが相場です。

ただし以下の表のように、引っ越し料金は「距離」や「引っ越し時期」によって異なります。以下の表では、繁忙期を引っ越しの多い3月・4月、通常期をそれ以外の5月~2月として平均値を算出しています。

一人暮らしの引っ越し料金

※引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。※引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

新居(賃貸)に関する費用

「新居に関する費用」は、賃貸物件を借り入れるときの初期費用です。

具体的には、敷金や礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料、鍵の交換費用、前払い賃料などがあげられます。

家具・家電の購入費用

家具・家電を買い揃える必要があれば、その購入費用も引っ越し費用の総額に含まれます。この費用も家賃に比例するわけではありませんが、まったく購入しない人も一から揃える人もいるため0~6カ月分としています。

では次項から、引っ越し費用の総額を抑えるための3つのポイントをみていきましょう。

ポイント:引っ越し費用を抑える

一人暮らしの引っ越し費用の総額を抑える1つ目のポイントは、引っ越し業者に支払う費用を抑えることです。そのためには、次の3つのことを意識してみましょう。

  1. 日程に幅を持たせて予約する
  2. できれば繁忙期は避ける
  3. 相見積もりを取る

引越し希望日時に幅を持たせる

引っ越しの見積もりを取るときは、日時を指定せずに希望日に幅を持たせるのがおすすめです。

引っ越し料金には“定価”はなく、引っ越し業者の稼働状況によって料金が確定するもの。指定した日にたまたま予約がたくさん入っていれば、相場より高い見積もり額を提示されてしまうこともあるのです。

「○月○日の午前中」など日付と時間の指定はせずに「この期間なら終日いつでもOK」とした方が、その時期の最安値が見つかりやすくなります。

できれば繁忙期を避ける

引っ越し費用は、月ごとに大きく異なります。

一人暮らしの月別の引っ越し費用は、以下のように3月がもっとも高く、4月もやや高めです

一人暮らしの引っ越し料金(月別)

引越しラクっとNAVI ®の引っ越し実績をもとに、移動距離が同一市区町村内程度(~15km)の標準的なお引っ越しデータの平均を算出したものです(対象期間:2017年1月~2019年6月)

繁忙期を外せば、引っ越し費用は3~4割削減することができます。ただ新年度に向けて引っ越したい方が、「2月中に引っ越す」というのはなかなか難しいもの。

そのため大切になってくるのは、引っ越し希望日に幅を持たせ、引っ越し希望時期の中でも安く引っ越せる日時を見つけること。それとともに、安い見積もりを出してくれる業者を見つけることなのです。

相見積もりを取る

少しでも安い引っ越し業者を見つけるには、複数の業者に相見積もりを取る必要があります。

その理由は、引っ越し業者によって空き状況や稼働状況が異なるからです。引っ越し料金は“時価”なので、「この日はA社が安いけど、次の日ならB社の方が安い」こともありえます。

相見積もりを取らないことは、安く引っ越せるチャンスを逃すのと同じなんですね。

都合により引っ越し日時を指定しなければならないとしても、複数社から見積もりを取ればその日時の中で安い業者を見つけることもできます。

「相見積もりって面倒そう…」と感じている人もいるかもしれませんが、引っ越しラクっとNAVI ®では、専任のコンシェルジュがあなたに代わって各社の見積もりを集めるので、引っ越し業者と個別やり取りする手間はかかりません。

専任コンシェルジュに、引っ越し内容や希望条件を伝え、不明点の相談まですれば、あとはコンシェルジュが引っ越し業者と交渉してくれます。

引っ越し業者側としても、個別に詳細聞き取りのために電話をする必要がなくなるため業務は削減。結果として他のサイトより安価な見積もり額を提示できるのです。

ポイント:賃貸契約の初期費用を抑える

一人暮らしの引っ越し費用の総額を抑える2つ目のポイントは、賃貸契約の初期費用を抑えるという点です

賃貸契約の初期費用を抑えるためには、以下のような物件を探しましょう。

  • 敷金や礼金の安い物件
  • 仲介手数料なしの物件
  • フリーレントの物件

敷金や礼金の安い物件を探す

敷金や礼金は、物件によって異なります。「敷金1ヵ月・礼金1ヵ月」「敷金2ヵ月・礼金2ヵ月」の物件もあれば、どちらもゼロという物件もあります。

そもそも「敷金」とは、滞納した家賃の補填や退去時の原状回復費用に充てられるお金。賃貸契約終了時には、返金してもらえることもあります。

それに対して「礼金」は、大家さんにお礼として支払うので返金されないお金です。

敷金と礼金にはこのような違いがあるので、結果的には「礼金」が安い物件の方がお得になるケースが多いということを覚えておきましょう

仲介手数料なしの物件を探す

物件を借りるときには、仲介手数料がかかります。

仲介手数料とは、賃貸物件を仲介してくれた不動産会社に支払う手数料。仲介手数料は最大で家賃の1か月分かかり、こちらも敷金・礼金と同じく物件によって金額が違います。

初期費用を抑えたいのであれば、「仲介手数料無料」の物件の中で部屋探しするといいでしょう。

ポイント:家具・家電の購入費用を節約する

一人暮らしの引っ越し費用の総額を抑える3つ目のポイントは、家具・家電の購入費用を節約するという点です

実家から引っ越す人や単身赴任する人は、一から家具・家電を買い揃える必要がありますよね。

ただ家具・家電をすべて買い揃えると高額になるため、まずは必要最低限のものだけ購入したり、いま住んでいる家から持って行ったりと、できる限り購入しないですむ方法を探しましょう。

家具・家電を購入するときには、リサイクルショップやフリマアプリを利用すると安価に購入できるのでおすすめ。一人暮らし用の家具・家電は、中古で売り出されるケースも多いものです。

ただし、購入するのはできるだけ「引っ越し後」にするようにしましょう。引っ越し時に家具・家電などの大きくて重い荷物が加わると、荷物量が増えて引っ越し費用が上がってしまうかもしれません。

引っ越し前にできるだけ荷物を増やさないことを意識すれば、引っ越し費用の節約にもつながります。

まとめ

一人暮らしだとしても、引っ越しにかかる費用の総額は家賃の1年分以上になってしまうこともあります。

できるだけ初期費用を抑えたいとはいえ、生活のための家具・家電も、住居も、なかなか節約するのは難しい部分ですよね。

一方、引っ越し費用は、少しのポイントを押さえれば大幅に費用を削減することが可能。

引っ越しにかかるお金を少しでも節約したい人は、引っ越し業者を比較し、引っ越しにかかるコストを見直してみましょう。

  • LINEで送る