単身者の引っ越しで安い見積もりを取る方法!単身パックって本当にお得?

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単身者の引っ越しも、時期や距離によっては10万円近くかかることがあります。

本記事では、単身者の方が気になる「単身パック」の詳細や、安い見積もりを取るための方法を解説します。

【距離別】【月別】単身者の引っ越し料金相場

まずは、一般的な単身者の引っ越し料金の相場をみていきましょう。

※引越しラクっとNAVI ® での引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

繁忙期は割高の反面、閑散期なら3万円台で引っ越しできる

引っ越しの多い3月・4月は引っ越し業界では「繁忙期」となり、料金は割り増しになります。

とくに単身者は新年度に就学や転勤によって引っ越すことが多いので、繁忙期とその他の時期の価格差が大きいといえるでしょう。

~50kmまでの距離なら、単身者は安い時期には3万円台で引っ越し可能。

3月・4月になるとその他の時期の2倍近くかかることがあるので、「繁忙期を避ける」ということは単身者が安く引っ越すためのポイントの1つです。

単身パックは本当に安いのか? 徹底比較!

引っ越しで「単身パックを使おうかな」と考えている単身者の方も多いのではないでしょうか?

でも実は、単身者パックは荷物の量や時期によっては割高になることもあるので注意が必要です。

ここからは、日通とヤマトホームコンビニエンスの単身パックの積載量や料金を見ていきましょう。

単身パックはどれだけの荷物が運べる?

単身者パックには各社専用のボックスがあり、ボックス1つあたりの料金が決まっています。荷物がボックスに乗り切らない場合は、別途、宅配便で送るか、ボックスを追加する必要があります。

日通

日通の単身パックは、SサイズとLサイズの2種類。

単身パック Sサイズ

日通の単身パックSサイズ
(画像出典:日通
単身パックS 横幅:108cm 奥行き:74cm 高さ:155cm

Sサイズは、小さめの冷蔵後や20インチほどのテレビ、布団、カラーボックスに日通のMサイズ段ボール(540×340×320mm) 4つほどが運べます。

衣装ケースや洗濯機、ベッドなどの家具・家電を運ぶことは難しそうです。

単身パック Lサイズ

日通の単身パック Lサイズ
(画像出典:日通
単身パックL 横幅:108cm 奥行き:104cm 高さ:175cm

一方Lサイズは、Sサイズに比べ奥行きが30cm、高さが20cmほど大きくなります。
洗濯機なども積めますが、ベッドやダイニングテーブルなどは運べません。

ヤマトホームコンビニエンス

続いて、ヤマトホームコンビニエンスの単身パックのボックスを見ていきましょう。

ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス専用ボックス」
(画像出典:ヤマトホームコンビニエンス
専用ボックス 横幅:104cm 奥行き:104cm 高さ:170cm

ヤマトホームコンビニエンスの単身パックはワンサイズ。
足りない場合は、同じボックスを追加。
ボックス数は2個までなので、収納できる荷物量に気をつけましょう。

ボックスは、日通の単身パックのLサイズと同等の大きさです。

単身パックの料金

日通

日通の単身パック Sパック16,000円~
Lパック18,000円~

オプション料金

  • 夜間 (18~21時): 1ボックスあたり2,000円追加
  • 土日祝日:1ボックスあたり2,000円追加
  • 繁忙期 (3/22~4/5) :1ボックスあたり:5,000円追加
  • 洗濯機の取り付け別途

ヤマトホームコンビニエンス

ヤマトホームコンビニエンスの単身パック
(1ボックスあたり)
都内(同一市内):17,000円
東京~新潟:26,000円

オプション料金

  • 繁忙期(3/1~4/10)は1ボックスあたり5,000円追加
  • 洗濯機取り外し:1,500円(ドラム式は3,000円)
  • 洗濯機取り付け:3,000円(ドラム式は7,500円)

単身パックは荷物が少ない単身者におすすめ!

基本料金をみるとたしかに安いですが、単身パックの積載量は決して多くありません。

ボックスが2つになったり、さらにオプションを付けたりすると、あっという間に単身者の引っ越し料金の相場を上回ってしまうことも。

そのため単身パックは、家具家電付き住戸へ引っ越す方や、引っ越し先で家具家電を購入する方など、荷物が少ない単身者の方におすすめです。

単身者の引っ越しで安い見積もりを取るための方法

  • 繁忙期を避けられない
  • 単身パックでは荷物が積みきれない

このような単身者の方は、高い引っ越し料金を支払うしかないのでしょうか?

荷物が少なくなく、繁忙期を避けられない方は、たしかに「最安値」のような料金で引っ越すことは難しいでしょう。

ただ、その条件の中でできる限り安い見積もりを取ることは可能です。

ここからは、単身者の引っ越しで一番安い見積もりを取るための4つの方法あげていきます。

方法1.荷物を増やさない

引っ越し料金を決めるものの1つに、「荷物量」があります。

単身者の荷物はそこまで差がないでしょうが、引っ越し前にありがちなのが色々買い込んでしまうこと。

引っ越しを機に「布団を新調しよう」「ソファを買い替えよう」など考えるかもしれません。

その場合は引っ越し前に処分し、新しいものは引っ越し後に購入するようにしましょう。

方法2.引っ越し希望日時に幅を持たせる

引っ越し料金を決めるものは、「荷物量」とともに「移動距離」と「引っ越し日時」があげられます。

引っ越し先までの距離を変えることはできないので、荷物量以外にできることは、「引っ越し日時」の調整。

では、できる限り安い見積もり金額を提示してもらうためには、引っ越し日時をどうすればいいのでしょうか?

 料金を安くするためには、見積もりのときに日時を指定しないことが大切。 

これは、トラックの空き状況によって料金が変動するためです。

たとえば、荷物を運んだ先の住所から、トラックを空の状態で走らせて別の場所に向かうよりは、次の利用者が付近にいて荷物を積み込んで移動できたほうが効率的。

時間指定をしなければ、効率のよいコースでの引っ越しができるため、安い料金を提示することが可能になるのです。

「3月後半に引っ越したいな」と思っても、「絶対この日じゃなきゃダメ!」では、なかったりしますよね?

「午前から引っ越しはじめたほうがラクかなぁ~」
「午後からがいいかも」

という軽い気持ちの午前指定や午後指定することで、料金が跳ね上がる可能性があるので要注意!

「◯月の土日であれば、いつでも引っ越し可能です。時間もおまかせします」などの幅を持たせて日時相談をしてください。
日時を指定せずに幅を持たせることで、希望の時期の中で少しでも安い日と時間帯を知ることができます。

とくに単身者の場合、自分の都合さえ押さえれば引っ越しできるはず。
日時を指定しないで、できる限り安く引っ越せる日と時間帯を選びましょう。

「この日かこの日で」というよりは、「この週のいずれかで」「この月の後半で」などある程度、幅を持たせて希望を伝えると、さらに安い日時が見つかりやすくなります。

方法3.相見積もりを取る

見積もりを取るときは、必ず相見積もりを取るようにしましょう。

引っ越し業者は、複数社で比較されるとわかるとできる限り安い金額で見積もろうとするもの。
引っ越し業者に限らず、どんな業界にもいえることです。

また、引っ越し料金はいわゆる“時価”。
1社のみの見積もりではその金額が安いのか高いのかわからないだけでなく、以前安かったA社が、今回も安いとも限りません。

「希望の条件でその日時に安いのはどこか?」
を比べる必要があるからです。

同じ条件を提示しても「その日なら、ちょうど引っ越し帰りのトラックが押さえられるから、安く提供できる」という業者が安い金額になる…といった具合です。

「一社一社に細かく確認して比較するなんて、無理だよ…」
と思ったら、相見積もりをとるときは、ぜひ引越しラクっとNAVI ®をご利用ください。

引越しラクっとNAVI ® は、専任のコンシェルジュが引っ越し業者に代わって利用者の情報やご希望をヒヤリングします。

同じ説明を引っ越し業者ごとに何度もする必要ないだけでなく、トラックの空き状況まで考慮して、条件内でいちばん安い引っ越し業者をあなたに代わって探してくれます。

面倒なことを全部おまかせして料金が安くなるなんて、ちょっといいでしょ?

まとめ

単身者の引っ越しで一番安い見積もりを取るためには、単身パックを含め引っ越し業者各社の見積もりを比較するようにしましょう。

見積もりの際には、荷物を増やさず、日時に幅を持たせて依頼することで、さらに安い見積もりが取れるはずです。