引っ越し費用の総額は?一人暮らし・二人暮らし・ファミリー世帯別

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引っ越しにかかる費用は、引っ越し業者に支払う費用だけではありません。住居に関する費用、家具や家電の購入費など、何かと物入りです。

初期費用の総額がどれくらいになるのかは、ピンからキリまでですが、一人暮らし、二人暮らし、ファミリー世帯別の参考金額をご紹介します。

引っ越し費用には何がある?

項目 費用の目安
引っ越しの準備に関する費用 家賃0~0.5ヶ月分
引っ越し費用 家賃0.5〜1ヶ月分
新居(賃貸) に関する費用家賃5〜6ヶ月分
家具・家電の購入費用 家賃0〜6ヶ月分
合計 家賃5.5〜13.5ヶ月分

引っ越し費用は多岐にわたるため、費用の総額が賃料の1年分以上に及ぶこともあります。

一人暮らし・二人暮らし・ファミリー世帯…など家族構成によっても費用は変わってくるので注意しなければいけません。

ここからは引っ越し費用の総額の目安を世帯数別に紹介し、その費用を抑えるための方法を解説します。

【引っ越し費用総額の内訳】どんな費用がかかる?

引っ越しの準備
に関する費用
・家具や家電の撤去費用
・今の賃貸住宅を退去するときの費用
引っ越し費用 ・引っ越し業者に支払う費用
新居(賃貸)に
関する費用
・敷金(賃料1ヶ月分が相場)
・礼金(賃料1ヶ月分が相場)
・仲介手数料(賃料1ヶ月分が相場)
・前払い賃料
(賃料1ヶ月分+
入居時期までの日割り計算賃料が相場)
・鍵の交換費用
・保証料
・火災保険料
家具・家電の
購入費用
・冷蔵庫、ガスコンロなどの家電
・ソファ、ベッド、収納家具などの家具

引っ越しにかかる代表的な費用は、上記のようなものです。

世帯によって「引っ越しで処分するものはない」「新しく家具・家電を購入するつもりはない」などの状況はあるでしょうから、すべての費用が必ずしもかかるというわけではありません。

しかし必要最低限だとしても、引っ越し費用の総額は新居の賃料の6カ月分ほどになるといわれています。

ここからは、一人暮らし・二人暮らし・三人家族以上の家族構成別に、引っ越し費用の総額がどれくらいになるかの目安をみていきましょう。

一人暮らし(単身者)の引っ越し費用の総額

一人暮らしなら、1R~1DKほどの住まいに住むのが一般的でしょう。

東京都練馬区の1R・1K・1DKの賃料相場を例に出してみると、約7.5万円(参考:東京都の家賃相場情報

その場合、一人暮らし世帯の引っ越し費用の総額は41万円~101万円ほどとなります。

項目 費用の目安
引っ越しの準備に
関する費用
0円~3.7万円
引っ越し費用 3.7万円~7.5万円
新居(賃貸)に
関する費用
37.5万円~45万円
家具・家電の
購入費用
0円~45万円
合計 41.2万円~101.2万円

二人暮らしの引っ越し費用の総額

二人暮らし世帯が住むのは、1LDK~2DKほどの住まいでしょう。

例によって東京都練馬区の家賃相場を参考にすると、約10.2万円です(参考:東京都の家賃相場情報

その場合の引っ越し費用総額は、56万円~137万円ほどになります。

項目 費用の目安
引っ越しの準備に
関する費用
0円~5.1万円
引っ越し費用 5.1万円~10.2万円
新居(賃貸)に
関する費用
51万円~61.2万円
家具・家電の
購入費用
0円~61.2万円
合計 56.1万円~137.7万円

三人家族以上の引っ越し費用の総額

三人暮らし以上のお住まいに多い間取りは、2LDK~3LDKほど。

同じく東京練馬区の家賃相場を見てみると、約13.5万円~15万円です(参考:東京都の家賃相場情報)。

仮に賃料14万円として計算すれば、引っ越し費用の総額は77万円~189万円ほどとなります。

項目 費用の目安
引っ越しの準備に
関する費用
0円~7万円
引っ越し費用 7万円〜14万円
新居(賃貸)に
関する費用
70万円~84万円
家具・家電の
購入費用
0円~84万円
合計 77万円~189万円

引っ越し費用総額を抑えるポイント

引っ越し費用の総額は、決して安いものではありません。ここからは、各費用を抑える方法について解説していきます。

不用品処分費用を抑える方法

不用品処分の費用は、次のような方法で節約できます。

  • リサイクルショップやフリマアプリで売却する
  • 買取業者に引き取ってもらう
  • 行政の粗大ごみとして出す

まずは、リサイクルショップやフリマアプリなどで売却できるかを検討しましょう。

満足いく金額で買取ってもらえなかったり、郵送費が高くなったりして利益がゼロになってしまっても、処分費用がゼロになるということなのでお得です。

ブランドものの家具やまだ使用できる家電などは、専門業者が買い取ってくれる可能性もあります。

もし売却も買取もできない場合は、各自治体の粗大ごみとして出しましょう。

不用品は引っ越し業者に依頼して廃棄してもらうこともできますが、粗大ゴミで出す方が圧倒的に安いです。

ごみ処理場に直接持ち込むことで、粗大ゴミ費用を取らないという自治体もあります。

新居に関する費用を抑える方法

新しく家を借りるときには、以下のような初期費用がかかります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 前払い家賃
  • 鍵の交換費用
  • 保証料
  • 火災保険料

このうち前払い賃料、保証料、保険料は、なかなか節約できない費用です。

一方、敷金・礼金・仲介手数料の相場は「賃料の1ヶ月分」というものの、中には敷金、礼金が2ヵ月、3ヵ月のものがあったり、反対にすべて「ゼロ」という物件もあります。

賃貸物件を探すときに、「仲介手数料なし」「敷金・礼金不要」という条件で物件を探すと、初期費用を抑えられます。

引っ越し費用を抑える方法

引っ越し費用とは、引っ越し業者に支払う費用です。世帯数別にかかる引っ越し費用の目安は以下の通り。

引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

繁忙期とは3月・4月のことで、通常期は、それ以外の5月~2月を指します。

引っ越し費用を抑えるためには繁忙期を避けるのが一番ですが、新年度に向けて引っ越したい人が繁忙期を避けることは現実的ではありません。

そこで、どんな時期でも引っ越し費用を抑える方法を紹介。それは、相見積もりを取って業者ごとの見積もり額を比較することなのです。

引っ越し費用は、時期だけでなく引っ越し業者によっても大きく違うので、複数社の見積もりを比較することでまず大きな節約になるんですね。

さらに見積もりを取るときには、時間と日付を指定しないのがポイントとなります。

引っ越し業者による見積もりは、予約が多い日時は高額に、空きがあるときは安価になるものです。

日時を指定しないで複数社に相見積もりを取ることで、その時期に一番安い業者と日時を知ることができるのです。

引っ越しラクっとNAVI ®は、をはじめとする一括見積もりサービスを上手に使って、料金比較をし、安い業者を見つけましょう。

業者ごとに個別にやり取りする必要がなく、見積もりを取る手間がかかりません。引越しラクっとNAVI ®なら、各社に個人情報は伝わることもないので、安全に、楽に、引っ越し費用の相見積もりが取れます。

まとめ

引っ越し費用の総額は、家賃5.5〜13.5ヶ月分が目安です。

引っ越しに向けて費用の準備をするとともに、各費用を抑えるためのポイントもぜひ実践してみてください。

高額な引っ越し費用は、節約できる“幅”も数万円単位。節約する意識をもつだけで、引っ越しにかかる費用総額は大きく変わってくるはずです。

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