マンションの契約や家電の購入などで、お金がかかる新生活。少しでもお得に引っ越したいですよね。今回は、単身者の引っ越し費用の相場を解説しながら、安く引っ越すための方法も紹介します。
単身者の引っ越し費用の相場
引っ越し費用は、次の3つの項目で決まります。
- 引っ越し日時
- 移動距離
- 荷物の量
でも、単身者の場合「荷物の量」に関しては世帯ごとで大きな差はないと思います。
そこで「月別」と「距離別」の2つの項目で、引っ越し費用の相場をみていきましょう。
【月別でみる】単身者の引っ越し費用の相場
引越しラクっとNAVI ®の引っ越し実績をもとに、移動距離が同一市区町村内程度(~15km)の標準的な引っ越しデータの平均を算出したものです(対象期間:2017年1月~2019年6月)
月別に単身者の引っ越し費用の平均値をみてみると、 3月がいちばん高く5万円台。4月がそれに続きます。
その他の月は多少の違いがあるものの、3万円前後が平均的な相場だといえます。
やはり3月・4月は転勤や就学などのため引っ越す単身者が多いため、他の時期より割高になってしまう傾向にあります。
【距離別にみる】単身者の引っ越し費用の相場
では続いて、距離別に単身者の引っ越し費用の相場をみてみましょう。
引越しラクっとNAVI ®での引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。
3月・4月を繁忙期、それ以外を通常期として、単身の引っ越し料金相場を比べてみましょう。距離が遠くなればなるほど、引っ越し費用は高額になっていくのがわかります。
単身者が相場より引っ越し費用を抑えるための3つの方法
単身者が安く引っ越すためには、やはり繁忙期を避けるのが一番です。
しかし通勤や通学の都合上、3月や4月の引っ越しが避けられないという方も多いはず。そんなときに、安く引っ越しをするとしたらどんな方法があるのでしょうか?
【1】荷物を宅配する
【2】赤帽を使う
【3】軽トラをレンタルする
ここから、1つずつ詳しく見ていきます。
方法1.荷物を宅配便で送る
1つ目の方法は、引っ越しを専門業者に頼むのではなく、引っ越し先へ荷物を宅配便で送るというもの。
家具や家電は現地で調達するという方や、家具・家電付きの物件に引っ越すという方は、引っ越し費用を安く抑えるために効果的な方法だといえるでしょう。
上記の表は、関東から各地までのヤマト運輸の宅配便運賃一覧表です。
宅配便の「サイズ」というのは、段ボールの3辺を足したもの。引っ越しで使う一番大きな段ボールは、140サイズが一般的。普通の台車に縦におけるぐらいの大きさです。
表を見てみると、関東から関東内の140サイズの段ボール1つの宅配便の料金は、1,850円。もうひと回り大きな160サイズの段ボールでも、配送料は2,070円です。
沖縄を除けば、関東からその他の地域も2,000~2,510円で、160サイズの段ボールが送れます。
段ボール10個でも2万円前後ということですから、「洋服や本だけ」という単身者の引っ越しであれば、宅配便で引っ越すことを考えてみるといいでしょう。
方法2.赤帽を使う
安く引っ越そうとしたときに候補に挙がるのが運送業者で有名な「赤帽」。
赤帽といえば、コンパクトな車で配送してくれるイメージがありますよね。引っ越しも行っており、単身者の引っ越しにピッタリ。
引っ越し先の物件が狭い路地にあったとしても、赤帽の小さな車なら問題ありません。
赤帽 引越し運賃料金(首都圏)
時間・距離 | 運賃・料金 |
---|---|
作業2時間以内 走行距離20km以内 | 13,750円 |
※1台1行程・ドライバー1名。土曜・日曜・祝日は2割増
※繁忙期は1割増
首都圏の赤帽による引っ越し料金は、上記の通りです。
土日祝は2割増し、繁忙期は1割増しとなっていますが、それでも引っ越し業者による相場より格安で引っ越しできる可能性が高いといえるでしょう。
赤帽を利用する際の注意点
ただし、赤帽の利用には注意点もあるので、事前に確認・納得したうえで活用する必要があります。
運びたい荷物は配送可能か?
荷物の量の上限は、赤帽の軽トラに詰めるまで(最大積載量350kg)。折りたためないベッドなどは配送できないこともあるそうです。
赤帽は個人事業主の団体。クオリティはさまざま
赤帽は引っ越し専門業者ではなく、フランチャイズ営業のためサービスのクオリティは依頼する業者さん次第だということも覚えておきましょう。
“荷物の配送”という点では便利かもしれませんが、大きな家具があったり、傷つけたくない荷物があったりする場合には不向きかもしれません。
方法3.軽トラをレンタルする
単身者がお得に引っ越しするなら、軽トラックをレンタルして自ら運ぶという手もあります。
軽トラックは、1日1万円前後からレンタル可能です。
ただ当然ながら、この場合、荷物の運び出しや搬入も運転も自ら行わなければなりません。
またガソリン代や交通料などを加味すれば、そこまで「お得!」とは言い切れません。
最近ではドライバー付きのレンタカーもあるようですが、半日もレンタルすれば専門業者による引っ越し費用と大差がなくなってしまうことも。
近距離かつ、荷物が少なく大型家具がない場合には、考えてみるべきひとつの選択肢となるでしょう。
引っ越し業者を使わないデメリットはある?
ここまでみてきた引っ越し費用を安くする裏技は、引っ越し業者を利用しないというもの。
その場合には、以下のようなデメリットや注意点があることを認識しておくようにしましょう。
- 物が壊れても補償がない
- 養生などしてもらえない(住まいに傷がつく、共有スペースや建物に傷がついた場合は賠償金を自分で支払う必要がある)
単身者も楽で安心なのは引っ越し専門業者
引っ越しにかかる費用だけを考えれば、安く抑えることは可能です。
しかし引っ越しは、ただの荷物の配送ではなく、いまお住まいの家とこれからお住まいになる家、そして大切な荷物を傷つけずに転居するためのものです。
また荷造りや荷解きとともに、生活環境の変化は大きなストレスにもなります。
スムーズに、安心して転居するためには、専門業社に引っ越ししてもらうことも考えてみましょう。
お得なプランで引っ越し費用を安く
“荷物だけの配送“には負けますが、引っ越し業者も単身者向けのお得なプランを用意しています。
単身プラン、単身者パック…各社によってプラン名はさまざま。
多くの引っ越し業者には、単身者用のお得な引っ越しプランがあります。
「段ボール〇個まで」「既定のカートに乗るまで」など荷物の量に定めがありますので、既定の荷物量に抑えられる方は、相場より格安で引っ越しすることも可能となります。
学生さんなら学割、女性の方なら女性用単身者パックなど、荷物の量だけではなく、自分にあった引っ越し業者やプランを選択しましょう。
日程に余裕を持ってお得に
お得に引っ越すには、日程に余裕を持って引っ越し見積もりを取り、「〇月後半」や「この週のいずれか」など、臨機応変に引っ越しの日程を設定するのがおすすめです。
引っ越し料金は定額ではありません。荷物量や移動距離だけでなく、日時によるトラックの空き状況など、条件によって変動します。
候補日を複数あげれば、そのなかで一番安い日時に引っ越しできます。
単身者の方は、ファミリー世帯と違って自身の都合だけを考えればいいので、安い日時を狙いやすいといえます。
業者を比較してさらにお得に
単身者向けパックを提供している引っ越し業者をさらにお得に利用するポイントは、相見積もりを取って比較することです。
※実際のお客様事例です(金額を保証するものではありません)。
相見積もりの結果、引っ越し費用を6割も安く抑えられた!なんてことも決して珍しくありません。
一括見積もりサイトを使うと、複数の引越し業者の見積もりが簡単に集まるので上手に活用しましょう。
引越しラクっとNAVI ®は、他の引っ越し見積もりサイトとは違い、担当者があなたの要望をヒアリングし、引っ越し業者に見積もりを取ります。
そのため、一括見積もりを依頼しても営業電話がガンガンかかってくる心配もなければ、面倒な各社への連絡をする必要もありません。ぜひこの機会にご活用ください。
まとめ
単身者の引っ越しとなると、「どうにか自分でできないか」「少しでも安く…」と考える方が多いと思います。
知恵と労力で引っ越し費用を抑える方法はありますが、その方法が本当にお得なのかも調べて活用しましょう。
引っ越し専門業者に依頼したとしても、費用を安く抑えられるのが単身者の引っ越しです。
相場より安く、スムーズに安心して引っ越しできるよう、まずは引越しラクっとNAVI ®のように、引越し一括見積もりサイトをご活用ください。