引越しエリアはどうやって選んでいますか? 住みたい街や通勤・通学時間から検討する方が多いかもしれませんね。どこに引越そうか…と悩んでいる段階なら、吉方位を選んでみるというのはいかがでしょう? 今回は、自分にとっての吉方位の調べ方、吉方位や凶方位が持っている意味、吉方位鑑定についても紹介します。引越しにおける開運方法を知りたい方は要チェックです。
引越しの吉方位とは?
吉方位の基本
まずは、引越し時の方位の見方について見ていきましょう。基準となるのは「現在の住居から見た新居の方角」です。
現在の住居から東に引っ越す場合は東、西に引っ越す場合は西となり、基本的に「北、北東、東、南東、南、南西、西、北西」の8つの方角で考えられます。そして、その方角において「吉作用を期待できる方角」が吉方位というわけです。
九星気学や風水などを基盤に考えられており、生まれた年数や日にちに応じて一白水星や二黒土星などの本命星が割り当てられ、本命星ごとに毎年吉方位が定められます。
本命星ごとの吉方位は毎年変わりますので、吉方位を気にするのであれば、引越しを行う年の吉方位を知る必要があるという事ですね。
吉方位は単身者向き?
そして、本命星は人によって異なりますので、Aさんにとって吉方位でも、Bさんにとってはそうでないことが多くあります。
そのため、引越しにおける吉方位の考え方については、基本的に単身者を対象にした考え方で、家族など多人数での引越しには向かない考え方と言えるでしょう。
家族で引越しする場合の吉方位の考え方
家族で引越しをする場合は、
- 家計の中心者の吉方位を優先する
- 吉方位でも凶方位でもない無難方位を選ぶ
のどちらかを選ぶのが一般的です。
家計の中心者の吉方位を優先
家計の中心者については、家庭にとって主な収入源になっている人物を指し、それが父親の場合は父親の吉方位、母親の場合は母親の吉方位を優先するということです。
解釈の仕方としては、家庭の大黒柱に不運が訪れた場合、家族全員が共倒れとなってしまうため、中心となる人物を優先するというわけです。
吉方位でも凶方位でもない無難方位を選ぶ
無難方位については、その名の通り吉作用も凶作用も受けない無難な方角の事を指し、凶方位を避けられる事が最大のメリットとされています。
家族それぞれの本命星なども関係しないため、家族全員が方位の影響を受けない引越しを出来るという点で非常に有効です。
無難方位に関しては、プロの鑑定師による方位鑑定によって割り出される方位ですので、家族の引越しに関しては鑑定師を訪ねてみるのも1つの手段と言えるでしょう。
吉方位の開運効果は方角で違う
吉方位がもたらす開運効果は、恋愛や人間関係、仕事や事業の繁栄、金銭面に関するこよなど、すべての運気に作用するとされていますが、厳密には方角によってもたらされる運気に違いがあります。
吉方位:北
吉方位が北の場合は、心の安穏をもたらしたり、病気などが快方に向かう運気の流れをもたらします。
吉方位:南西
吉方位が南西の場合は恋愛や家庭環境が上手くいく運気がもたらされ、独身の方は良きパートナーに、家庭を持っている方は子宝に恵まれるとされています。
そのため、「今年はこの方角が吉方位だから」というシンプルな理由だけでは引越しを決めず、方角が持っているパワーも一緒に見て決める事が大切と言えるでしょう。
引越しの凶方位とは?
吉方位があれば凶方位も存在します。意味合いも吉方位と逆で、人間関係や仕事、金銭面や精神面などに良くない作用(凶作用)を引き起こすのが凶方位です。
元々方位を意識している人なら確実に避ける方位ではありますが、引越してから方位に興味を持ち、後で凶方位と分かった場合は気分的に良いものではないですよね。
凶方位がもたらす凶作用
- 引越してから体調が優れない
- 夫婦喧嘩が増えた
- 引越し前よりご近所トラブルが増えた
- 引越し後、仕事がうまくいかない、リストラされた
上記は実例を抜粋した一例ですが、これらの事象が凶方位がもたらす凶作用とされています。
九星気学における凶方位の定義は天地に背く方位とされており、仕事における地位や名誉、財産や家族など、人生の全てを失う恐れがあるとも言われていますので、凶方位がもたらす凶作用には注意をしたいところですね。
方角によって凶作用の対象が異なる
凶方位においても方角によって運気の働き方が異なります。
凶方位:北
北が凶方位だとすると、心に対して凶作用を起こし、怒りっぽくなったり落ち込んでしまったりと、心の安定が図れなくなるとされています。また、隠し事がバレてしまったり、親しい相手から裏切られるなどの凶作用も北が持つパワーです。
凶方位:西
西が凶方位の場合は金銭面のトラブルが起こりやすいなどのように、方角がそれぞれ意味を持っていますので、吉方位と同様に方角が持つパワーも把握しておきましょう。
引越しの吉方位の調べ方
まずは本命星を知る
吉方位を見るには、九星気学における自分の本命星を知ることから始まります。
たとえば、1985年生まれは六白金星、1991年生まれは九紫火星というように定められており、どの文献でも同じ結果となります。
本命星を見るための本命表はインターネット上や書籍などで簡単に見つけられるので、それらを参考にしてみると良いでしょう。
本命星から吉方位を調べる
いわゆる暦と呼ばれる書籍が毎年発売されており、その1年の運勢などを調べる際に役立ちます。暦に関しては書店やコンビニなどでも手に入りますので、一冊持っておくと何かと役立つでしょう。
インターネットで調べる際は、「吉方位 2019」などのように、年数も含めて検索することが大切です。
方角が持つパワーを知る
自分の本命星を調べ、吉方位が判明した後は、その方角が持つパワーについても知っておきましょう。
北 | 愛情運、財運、心の平穏に有効 |
北東 | 表鬼門と呼ばれ、人生の転機に良いとされている |
東 | 太陽が昇る方向のため、生きるパワー(生命力)を得られる |
南東 | 仕事運や人間関係に関して吉作用をもたらす |
南 | 嫌なもの、嫌なこと、嫌な過去と決別できる |
南西 | 恋愛運の上昇が望め、家庭円満、夫婦仲や親子仲に吉作用が働く |
西 | 恋愛運全般と金運に有効。商売繁盛の意味合いも |
北西 | 天の方位と呼ばれ、人生のステップアップに良いとされる |
上記のように、「北、北東、東、南東、南、南西、西、北西」と8つの方位にそれぞれ異なるパワーが秘められていますので、「自分の今年の吉方位はどのような吉作用をもたらしてくれるのか」も、きちんと把握しておくことが大切です。
吉方位は本命星に対して1つだけではなく、2~3つとなっていますので、自分が求めている運気が得られる方を選ぶのが良いでしょう。
引越しの吉方位鑑定とは?
吉方位は、自分で調べることも可能ですが、プロの鑑定師に吉方位鑑定をしてもらうという方法もあります。自分の吉方位についてより深く知りたい方は利用してみてもおもしろいかもしれません。
インターネットで鑑定の受付を行っている鑑定師もいれば、占いの館や個人でサロンなどを開いている方もいますので、引越し先を決める前に訪ねてみると良いでしょう。
費用に関しては、鑑定師によってかなり幅広くなってしまいますが、対面鑑定や電話の場合は30分あたり6,000~10,000円、メール鑑定の場合は3,000~5,000円あたりが、ひとつの目安です。
自分の力だけですと、「ここが良い」「ここは悪い」というシンプルな見方になりがちですが、方位鑑定のプロは、方角が持つパワー、吉作用も凶作用ももたらさない無難方位なども含めた複合的な解釈で鑑定を行ってくれます。
1年を通した吉方位だけではなく、引越しに適した日にちに関するアドバイスも受けられますので、開運を意識するのであれば受ける意義はあるでしょう。
吉方位も凶方位も、引越し後5年間は影響を与え続けるとされていますので、慎重に見定めていきたいところですね。
まとめ
吉方位や凶方位の意味合い、引越しにおける方位の見方や影響などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
吉方位や凶方位は、シンプルにその方角の良し悪しだけではなく、方角による作用(パワー)の違いもありますので、自分で調べようとすると意外と複雑で、誤った見方をしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
引越しは人生において特別なイベントですので、新しい門出を良い形でスタートするためには吉方位鑑定も視野に入れてみると良いでしょう。