引っ越し費用は、「荷物量」「移動距離」「引っ越し日時」の組み合わせで変動します。
単身者はそこまで荷物が多くないでしょうが、実家から引っ越すのか、すでに一人暮らしをしている家から引っ越すのかで荷物量は大きく違うもの。
また同一市内程度(15km以内)の引っ越しなのか長距離なのか、いつ引っ越すのかによっても単身者の引っ越し費用は大きく変わるものです。
そこでこの記事では、すべての単身者の方に参考になるよう、距離別・時期別の引っ越し費用と単身パックの費用相場を紹介します。
距離別・時期別にみる!単身者の引っ越し費用
まずは距離別・時期別に、単身者の引っ越し費用の平均値をみていきましょう。
どんな移動距離にもいえるのは、引っ越し費用は3月・4月の繁忙期が高く、それ以外の通常期は比較的料金が安いこと。
また移動距離が長くなるほどに、繁忙期と通常期の費用の差は大きくなる傾向にあります。ちなみに当日中に引っ越し可能かどうかの別れ目の距離は、150km程度です。
距離別の単身引っ越し費用
※引越しラクっとNAVIでの引越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。
近隣地方程度(300km)〜1,200km以上の単身引っ越し費用
300kmというと、東京〜名古屋くらいに相当します。これくらいになると、当日中に引っ越すことが難しくなるので費用がやや高くなります。
遠距離(301km以上)になると、引っ越しの荷物を翌日着にするのもなかなか困難に。東京大阪間(600kmほど)ぐらいまでは翌日着が可能ですが、それ以上になると基本的に中一日、中二日の引っ越しとなります。
※引越しラクっとNAVIでの引越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。
学生や単身赴任者に人気!引っ越し単身パックの費用は?
単身パックは、学生や単身赴任者など荷物の少ない単身者向けの格安プランです。通常の引っ越しとは違い、各社の専用コンテナボックスに収まる荷物のみの輸送となります。
コンテナボックスのサイズに入らない大きな家具や家電を運ぶ場合は、別料金になるので、結果的に引っ越し費用が割り増しになってしまうことも。すでに一人暮らしをしていてソファやベッド、大型家電がある単身者には不向きなプランだといえるでしょう。
単身パックの費用はどれくらい?
結論からいえば、単身パックの費用は16,000円~26,000円ほどです。
ただしこれは、コンテナボックス1個あたりの基本料金の相場。荷物量や引っ越し日時によっては、単身パックも高額になってしまうことがあるので注意しましょう。
日通の単身パック
日通の単身パックには、以下の2種類あります。
プラン | サイズ | 価格 |
単身パックS | 横幅:108cm 奥行き:74cm 高さ:155cm | 16,000円〜 |
単身パックL | 横幅:108cm 奥行き:104cm 高さ:175cm | 18,000円〜 |
単身パックS/Lは、それぞれ以下のサイズのコンテナボックスに入る荷物量が限度となります。
ヤマトホームコンビニエンスの単身者パック
つぎにヤマトホームコンビニエンスの、単身者パックを紹介します。
基本的な仕組みは日通の単身パックと同じで、以下のサイズが「1ボックス(=コンテナ)」になります。
ヤマトホームコンビニエンスの単身パックの大きさは、日通のLサイズのコンテナボックスと近しいサイズです。費用は同一市内で17,000円~、それ以外で26,000円~となっています。
プラン | サイズ | 価格 |
---|---|---|
単身者向け 引越サービス | 横幅:104cm 奥行き:104cm 高さ:170cm | ・同一市内 17,000円〜 ・それ以外 26,000円〜 |
単身パックは割り増しやオプション価格に注意
単身パックの注意点は、基本料金にプラスして割増やオプション価格があることです。
日通の割り増し料金
夜間配達 (18~21時) | 1ボックスあたり 2,000円 |
---|---|
土、日、祝日配達 | 1ボックスあたり 2,000円 |
3/22〜4/5まで (繁忙期) | 1ボックスあたり 5,000円 |
なおヤマトホームコンビニエンスでも、繁忙期(3/1〜4/10)はボックス1つにつき5,000円の割り増しとなります。
本当に安くなるのか比較は必須
たとえば費用を抑えようと単身パックを選んだとしても「繁忙期に日通の単身パックLサイズ2つ」で引っ越すとすれば、46,000円に。
この金額は、4月に同一市内程度の引っ越し(15km以内)をした単身引っ越しの費用の相場に相当します。
つまり荷物量や移動距離、時期によっては、単身パックが必ずしもお得であるとは限りません。
単身者が引っ越し費用を抑えるコツ
距離や時期、プランで単身者の引っ越し費用は大きく変わってきます。引っ越し費用を安く抑えるためには、各社の費用やプランを比較することが大切です。
相見積もりを取る
各社の費用やプランを比較するには、相見積もりを取るようにしましょう。
- A社の単身パックだと30,000円+ベッドなどの大型家具の配送料8,000円
- B社だと荷物すべてで35,000円
- C社は40,000円するけど大手の安心感がある
相見積もりを取れば、このように各社の費用と特徴を相対的に考えて引っ越し業者を選択できます。
見積もりは早めに+希望日時には幅を持たせる
相見積もりは、引っ越し直前ではなく余裕をもって早めに取るようにしましょう。引っ越し希望日ギリギリになって見積もりを取ると、トラックの空きがなく、予定を抑えることさえ難しくなったり、割高になります。
また見積もり時には、日時を指定しないことも引っ越し費用を安くするための大事なポイント。
引っ越し費用は、各社のトラック空き状況や稼働状況によっても大きな違いが出るものです。日時を指定してしまうと、「この日だったら安くできる」「午後からなら安くできる」という情報を逃してしまうことになります。
引越しラクっとNAVI ®でもっとお得に
引っ越し業者への見積もり依頼には、引越しラクっとNAVI ®がおすすめ。引越しラクっとNAVI ®を利用すれば、単身者でも引っ越し費用が50%以上安くなることもあります。
引越しラクっとNAVI ®は、他の引越し一括見積もりサイトと違い専任のコンシェルジュが、あなたの希望を伺ったうえで、あなたに代わって見積もりを取ります。
そのため、「複数の引っ越し会社に何度も荷物量を聞かれて疲れた…」なんてことがなくなると好評。一般的な引越し一括見積もりサイトの不満として挙がる「最初の概算見積もりが安かったけど、最終的には料金が加算された…」なんて自体もありません。
引っ越し業者にとっても、電話で改めて荷物量や条件を聞く必要がないため、業務の負担が削減。だからこそ、他のサイトよりも安価な見積もりを提示してもらえるという仕組みです。
まとめ
単身者の引っ越し費用は、距離・日時・プランによって大きく異なります。単身者が安く引っ越すためには、単身パックが必ずしもベストではありません。
相見積もりを取って各社の費用とプランを比較し、一番安く引っ越せる方法を見つけましょう。