初めて一人暮らしをするときの物件選びのポイント

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初めての一人暮らしの物件探し

はじめての一人暮らしは、期待感もいっぱいですが、同じくらい不安もいっぱい。物件探しも、条件と希望をどう折り合えいつければよいのかなど、悩みどころは多いですよね。今回は、一人暮らしをする方が部屋探しをする際に 気をつけるべき点について解説します。

日当たりは大切

「日当たり良好」は不動産物件の大きなセールスポイント。南側に窓のある日当たりの良い物件は、北向きの物件に比べて人気があり、その分家賃も高くなります。

「どうせ昼間はいないから」「寝るだけの場所だしいいか」と、家賃の安い北向きの部屋を選択しようとする方もいらっしゃるかもしれません。

部屋の明るさだけじゃない日当たり良好の力

でも、日当たりの効用は単に昼間部屋が明るいというだけではありません。日当たりが悪いとカビの胞子が繁殖し、壁にカビが生えたり、冬場には結露したりする原因になります。

筆者も学生時代、北向きの部屋に下宿したことがありますが、ある日、室内にキノコが生えているのを発見して愕然としました(これ、ホント)。紫外線の殺菌力はばかになりません。

衛生面や健康面のことも考えて、日当たりの良い部屋を選ぶことが大切です。

なるべく駅チカに住もう

毎日の通勤・通学のことを考えると、なるべく最寄り駅まで徒歩で通える距離の物件を探しましょう。

駅までの距離が遠いと、疲れているときや大きな荷物を抱えているとき、病気の時などは歩くのが苦痛になります。自転車は雨の日には使えないし、バスは朝のラッシュ時には必ずしも定時運行しているとは限らず、時間が読みづらいのが難点です。

駅から徒歩10以内が目安

なるべくなら駅まで徒歩10分以内の所に住むようにしましょう。

不動産の物件広告に出ている「徒歩○分」という表示は、不動産業界の表示基準に基づき、80m=1分として計算されたもので、信号待ちなどの時間は算入されていません。経路に急な坂道があったりしても、物件の表示よりも時間がかかることがあります。

買い物に使う店が生活動線上にあることが大事

スーパーが駅の反対側にあったりすると、使い勝手が良くありません。日々の生活に直結することなので、駅の反対にあるというだけで、面倒くさくて足を運ばなくなってしまう可能性大。

会社や学校からの帰り道で買い物をすることを考えると、駅から自宅までの道筋に店があると便利です。

夜間うるさくない場所を選ぼう

昼間の内見だけだとわかりづらいのですが、幹線道路沿いだったり学生が多いエリアだったりすると、夜間に騒音がうるさい所もあるので要注意です。

夜は音が響きやすいうえ、安眠妨害にもなります。また、桜の名所の近くに住んだりすると、春は夜中まで花見客の酔っ払いの大声が響いてきて、とてもうるさいので気をつけましょう。

洗濯機の置く場所が室内にあるか

洗濯機置き場が室内に装備されていることも大事です。ベランダに置いた場合、紫外線によるプラスチック部分の劣化や風雨による汚れは避けられません。また、冬になると寒いベランダに出て冷たい洗濯物に触れるのがつらいこともあります。

壁が防音になっているか確認しよう

集合住宅で気になるのがまわりの生活音です。もちろん、自分の生活音が近隣に迷惑をかける場合もあります。

最近の鉄筋コンクリートのマンションであれば、壁に防音材や消音材が入った防音壁になっていますが、木造や軽量鉄骨のアパートでは建物の構造上、音が響きやすいので気をつけましょう。角部屋であれば、隣室からの騒音のリスクは半減されます。

エアコンの位置に注意

あまり気にしたことがないかもしれませんが、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管用の穴の位置によって、室内機の設置場所が限定されます。

とくに広めの部屋に住む場合、設置位置によってはエアコンからの温冷風が届きにくかったり、リモコンが操作しにくくなったりするので気をつけましょう。

自炊するならキッチンにも着目

自炊を考えている場合は、ガスこんろが2口以上あったほうが便利。たとえばスパゲッティをゆでながらソースを温めることができます。台所には食器棚を置くことも踏まえ、ある程度ゆとりのある広さが必要です。

宅配ボックスがあると非常に便利

一人暮らしで昼間は不在がちの人にとっては、マンションに宅配ボックスは必須アイテムという人も。荷物を再配達してもらう手間も省け、非常に便利です。

バス、トイレ別かどうか

浴室とトイレが別になっているかも一応確認しましょう。一人暮らしの場合は普段はあまり関係ないかもしれませんが、浴室とトイレが一緒だと、友人や恋人を家に泊めた際、一人が入浴中にもう一人がトイレに行けなくなります。

お値段は上がりますが、脱衣所のあり・なしも後から気になるポイント。チェックしておきましょう。

ウォシュレットがあるとないとは大きな差

TOTOのウォシュレットなどの温水洗浄便座は、一度使い慣れるともう元には戻れなくなってしまうぐらい快適な生活をもたらしてくれます。

部屋に備え付けられていなくても、自分で設置できるタイプの製品が市販されていますが、トイレ室内の電源や水道がこれに対応しているかどうかは確認しておきましょう。場合によっては設置工事が必要なこともあります。

ロフトは意外に使いづらい

ロフトがある部屋は、室内空間を有効活用できて便利そうですが、意外に使いづらくて不便との声も聞きます。

とくに、ロフト部分をベッドにする場合、室内の空気は天井に近いほど暖かくなるので、冬は良いのですが、夏場は暑苦しくて寝づらいかもしれません。

部屋の形が変則的な物件はレイアウトなどで苦労

一部のデザイナーズマンションなどには、部屋の形が変則的な物件もあります。こうした部屋は家具の設置などに苦労する場合があるので気をつけましょう。

1階は気軽にカーテンを開けられない

1階の部屋は近隣から室内を見られやすいだけでなく、外部から侵入されやすいので防犯面からも心配です。とくに若い女性はなるべく3階以上の部屋に住むようにしましょう。

トイレの音が聞こえる間取りは人がくると気まずい

トイレの場所にも注意しましょう。リビングから近いと、来客があった際、トイレの水を流す音が聞こえてきて、互いに気まずい思いをすることがあります。

テレビの端子がある場所は確認必須

テレビのアンテナ端子がある場所は必ず確認しておきましょう。テレビの設置場所と離れている場合には、その距離を満たす長さのアンテナコードを購入する必要があります。

BS・CSを受信できるか

BS・CS放送を視聴したい場合、部屋の向きやによってベランダにパラボラアンテナを設置できないことがあるので注意が必要です。

アンテナの角度は受信する地域によって異なりますが、おおむね南西方向にアンテナを向ける必要があるので、窓が北東向きの場合は設置は絶望的。自分の部屋のすぐ前に大きな建物がある場合も、電波を受信できない恐れがあります。

BSの場合は、マンションの共同アンテナからの信号にBSの信号も入っていることもあるので確認しておきましょう。

東京の都心部などビルの密集している地域では、難視聴対策として地上波を含めCATVの回線からテレビの信号が各家庭に送られていることがあります。その場合、地上波についてはアンテナ線にテレビをつなぐだけで視聴できますが、BSに関してはCATVと契約してチューナーを設置しないと受信できない場合もあります。

まとめ

一人暮らしのための物件選びのポイント、参考になりましたでしょうか? 済んでから気づくことも多いので、後悔しないためにも最初に確認しておきましょう。

とはいえ、家賃との兼ね合いも…。譲れるポイント、譲れないポイントを明確にしておくと、判断に迷わないかもしれません。ぜひ、良い物件を探して楽しい新生活をスタートさせてください!

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