少しずつ暑さが厳しくなってくる7月。暑い中、引っ越し作業をするのは大変ですよね。そのため、引っ越し件数は少なく、ほかの月に比べてお得に引っ越しできると思っている人も多いかもしれません。ここでは、7月の引っ越し相場とともに、この時期の引っ越しならではの注意すべきポイントについて解説します。
意外に多い7月の引っ越し。料金相場はどれくらい?
春先の引っ越しシーズンが一段落して、人の動きが少なくなる6月。6月は梅雨ということもあって引っ越し希望者が少なく、一年の中でも引っ越し料金の安い時期だと言われています。では、7月の場合はどうでしょうか。7月の同一都道府県内での引っ越し料金相場は、以下のとおりです(データは 「引越しラクっとNAVI」2018年実績 )。
単身 | 2人 | 3人以上 | |
7月の料金相場 | 39,000円 | 61,000円 | 40,000円 |
7月前半は、相場より安く引っ越しができる
7月の前半は、6月の閑散期の影響を受けるため、どの引越会社も比較的引っ越し料金が安くなります。ほかにも、引っ越し件数が少なく希望の日時で予約が取りやすい、値引き交渉をしやすいなどのメリットも。さらに土曜・日曜より料金の安い平日を選べば、相場よりもお得に引っ越しができます。
7月後半は引っ越しが急増!料金も高騰気味に
ところが、7月の後半に入ると、引っ越し料金が高騰します。それは、子どもの夏休みを利用したファミリー世帯の引っ越しが増えるため。
さらに、学生や単身者が夏休みを使って引っ越しをするケースも多く、引っ越し業界は一気に「繁忙期」に。引っ越し料金は引っ越し件数に比例して高くなり、相場よりも高い料金で引っ越しをすることになってしまうのです。
7月に引っ越しを検討している場合、引っ越し料金の面で考えれば、前半のうちに済ませるのがおすすめです。早めに引っ越し日を決めて、引越会社に見積もりを取るといいでしょう。
7月の引っ越しは、雨と暑さに注意
7月に引っ越しすることが決まったら、どんなところに気をつければいいでしょうか。7月の引っ越しならではの注意点をご紹介します。
梅雨明け前の引っ越しは、雨対策が必須
7月の前半は、まだ全国的に梅雨明けしていない時期。引っ越し当日が雨になることも覚悟して、荷造りをしておきましょう。本や家電など、雨で濡らしたくない荷物は、ビニール袋に包んでからダンボールに梱包すると安心です。
また、大型の家具や家電をはじめ、雨の中たくさんの荷物を運ぶのは、引越会社のプロの作業員であってもなかなか難しい作業です。運搬中に手が滑って落下させてしまったり、雨で濡らしてしまったりする可能性も、ゼロではありません。大切な荷物は引越会社に任せず、自分で運ぶのもひとつの手です。雨の中でも気持ちよく引っ越しができるように、事前にしっかり備えておきましょう。
梅雨明け後は気温が一気に上昇!熱中症対策も万全に
梅雨が明けると本格的な夏を迎え、気温が一気に上がります。引っ越しはそれでなくても体力を使う作業ですが、連日30度を超える日本の夏だと、熱中症のリスクもぐっと高くなります。引っ越し当日はエアコンを使えないことが多く、部屋は蒸し風呂状態に。扇風機やサーキュレーターで風を循環させたり、スポーツドリンクなどの機能性飲料で水分補給をしたりと、熱中症対策を万全にしましょう。