東京・都民の日(10/1)東京に住むとどんなお得がある?

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東京都民の日の割引について

10月1日は「都民の日」で、上野動物園をはじめ、東京都の施設が入場無料になり、都内の公立小中学校や都立高校が休みになります。東京在住の方、東京に引っ越そうと思っている方に向け、都内に住むとどんなお得があるかを解説します。

都民の日とは

毎年10月1日は「都民の日」。東京都の条例により、「東京都民がこぞって一日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を昴揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図るため」の日とされています。

都民の日には、東京都庁などで各種の記念行事が行われるほか、都が運営する動物園や博物館などの諸施設の入場料が減免されることになっており、多くの施設が入場無料になります。

昔は無料入場するためには都が発行するカッパの絵のバッジを購入して着用する必要があったのですが、今ではこのバッジは廃止されました。

都民の日が制定されたのは明治31年!

10月1日が都民の日となったのは、1898(明治31)年のこの日、市会により選ばれた市長を持つ新しい東京市が誕生し、市役所が開設されたことに由来しています。東京市はそれ以前から存在していましたが、それまでは国が任命した東京府知事と府書記官が市長と助役の仕事を行うなど、地方自治は大幅に制限されていました。

東京の地方自治の歴史を忘れないために、1922(大正11)年に10月1日が「自治記念日」と定められ、戦後の1952(昭和27)年に「都民の日」となりました。

都民の日には、東京都内の公立の学校が休みになりますが、官公庁や会社などは通常通り営業するところが多いようです。

無料になる施設は?

都民の日は東京都民の間では、学校が休みになり、上野動物園や多摩動物公園が無料になる日として知られていますが、ほかにも東京都の運営する博物館や美術館、庭園などが無料入場できるようになります。

ただ、都の運営する施設に関しては、普段から小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料なので、都民の日の恩恵を受けられるのは高校生以上ということになります。

2019年に入園料や観覧料が無料になった都の施設は以下の通りです。

動物園・植物園・水族館

施設名通常料金
多摩動物公園600円
恩賜上野動物園600円
葛西臨海公園700円
井の頭自然文化園400円
夢の島熱帯植物館250円

美術館・博物館

施設名通常料金
東京都江戸東京博物館
(常設展のみ)
600円
江戸東京たてもの園400円
東京都庭園美術館
(庭園入園料のみ)
200円
東京都写真美術館
(映像展、収蔵展、自主企画展)
500円
東京都美術館
(企画展のみ)
800円
東京都現代美術館
(常設展のみ)
500円

庭園・公園

施設名通常料金
浜離宮恩賜庭園300円
旧芝離宮恩賜庭園150円
小石川後楽園300円
六義園300円
旧岩崎邸庭園400円
向島百花園150円
清澄庭園150円
旧古河庭園150円
殿ヶ谷戸庭園150円
神代植物公園500円
東京港野鳥公園300円

民間の施設でも無料や優待を実施

2019年の都民の日には民間のレジャー施設でも無料や優待のサービスがありました。

施設名対象割引・優待
東京スカイツリー都内在住・在学の
小中学生
展望台入場料:無料
[通常]
小学生:1450円
中学生:2350円
としまえん都内在住者
都内在勤者
都内在学者
入園料:無料
のりもの1日券:1800円
[通常(大人)]
入園料:1000円
のりもの1日券:4300円
よみうりランド都内在住者
都内在勤者
都内在学者
と同伴者(4人まで)
入園料:無料
ワンデーパス:4500円
[通常(大人)]
入園料:1800円
ワンデーパス:5500円

いかがでしたか? 都民の日が近づいたら、その年の無料施設をチェックしてみるのもいいですね。上手に活用してみてください。

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