なぜLINEモバイルは牛丼を配らないのか。LINEモバイルへ引越しをして感じた景色の違い
LINEモバイル開通しました。結論的には、
めちゃラク。
こんにちわ。引越しラクっとNAVI(@hikkoshinavi)の横川です。
先日、牛丼もらえなかったから、MNPだ!と騒いでいましたが、実際に実行に移しました。そこで感じたのは、2つのキャリアの立場というか、立ち位置の違いです。うまく書けるかどうかわかりませんが、ご紹介です。
とはいえ、まずはLINEモバイルへMNPした流れや、実際のスピード、料金などをまとめてみましたので、ご覧ください。
開通までを時系列にご紹介
僕は、白い犬の通信キャリアからお引越しをしたのですが、電話によるMNP番号を取得する必要があるのですが、MNPの番号を取得するのに、電話で連絡しなくてはならないので、土日は特に待たされるので、ちょっと時間がかかります。
とはいえ、それさえクリアしてしまえば、webから申し込みをして、開通までは、4日間でした。
1日目(土曜日)
平日は忙しいので、土曜日に申込をしました。
申込は、名前や住所やMNP番号(MNPする場合)など、一般的な内容に加えて、本人確認書類が必要になりまして、それをアップロードする必要があります。まあ、免許証などを写真で撮ってアップロードするだけですけどね。
2日目(日曜日)
「契約成立のお知らせ」が届く。
申込をして、不備がなければ翌日には契約成立となりました。さらに、「SIMを発送しました。」というメールも届くので、驚きの速さです。
3日目(月曜日)
郵送でSIMが届く。お家に届くので、帰宅後に受け取ることができました。僕の場合、帰宅後ではMNP開通窓口が営業時間が終了していたので、翌日へ持ち越しです。MNPじゃない人は、この日に開通しそうですね。
4日目(火曜日)
仕事の合間に開通窓口へ連絡して開通。ものの1時間で切り替わりました。
といわけで、土曜日に申込をして、火曜日に開通するというスピードにはびっくりです。MNPのように音声付きの場合、データのみのSIMに比べて、開通が遅いという情報もあったので、1週間くらいは覚悟していましたが、まさかの開通速度でした。(笑)
SIMの受け取りがうまくできれば、申込から3日で開通もできるでしょう。木曜日に申込みをすると、土日にSIMが届く可能性が高くなるので、最短での開通ができるかもしれません。
SIM到着後にすることは、APNの設定だけ
SIMが届いて、開通窓口へ連絡をすると、することは、APNの設定だけです。
とはいえ、Androidでも、iOSでも簡単です。iOSの場合、WiFi経由で、APNの設定をダウンロードすることになるので、WiFi環境があった方がいいかもしれません。
本当、やることはこれだけ。楽チンです。
LINEの設定などは変更する必要があるのか?
ありません。
そのままで今まで通り使えますし、トークや友達もそのままです。機種を変更したわけではなく、通信キャリアを変更しただけなので、今までと何も変わりがありません。
速度は速いのか?
渋谷(宮益坂上)で定点観測してみました。
11月6日(水)09時48分 10.56M
11月6日(水)13時27分 10.67M
11月6日(水)16時53分 13.94M
11月6日(水)20時51分 25.35M
特に遅いということもなく、安定して速度は出ている感じがします。(2016年11月時点の話)25Mも出ると、十分ですよね。まあ、回線の速度の話はもっともっと利用者数が増えた時に、どうなるかでしょうね。
料金はどうなったか
以前の僕の携帯料金は、約10,000円でした。
(マイソフトバンクより)
まだ、iPhone5かよ!と言われそうですが、実際にはSIMフリーのiPhone6を使っています。通話料金が270円なのに、とある理由で昔から契約していたWホワイトを外していません。だって、店舗行くの面倒なんだもん。。。
LINE mobileに引越しをすると、概算ですが、ほぼ通話していないので(LINE通話とかが多い)料金は、3,800円ほどと予想。
内訳:2,640円(データ容量)+通話オプション(+580円)+通話料(500円)(白い犬の倍の単価として)=3,720円
僕は、10Gのプランを申し込んでいるのですが、家でも職場でもWiFi環境にあるので、そこまではいらなそうな感じ。一番安いプランにすると、ここから-1,500円なので、2,200円くらいで利用できそうです。
今回はかなりボリュームのあるプランを選択したとはいえ、それでも毎月、約6,000円も安くなるなんて、無料の牛丼に釣られて残らなくってよかった(笑)
管理がラクっとなると気分がすっきり
このご時世、店舗に行かないとプラン変更ができないとか、ありえない。 と個人的には思っています。
必要な時に、ネットでポチッとできる方が、圧倒的に利便性が高いのですが、不要なオプションで利益を上げようとすると、勝手に解約されないために、わざわざ店舗まで足を運ばせるんでしょうね。僕は思う壺で、店舗に行くのが面倒だったので、不要なオプションを付け続けていました。
で、LINEモバイルだと、管理画面があって、そこでオプションの追加や、データ容量の追加なんかが簡単にできるので、ラクっとなります。
あとは、個人的にもどのくらいのデータ使用量なのかを、マイページで簡単にチェックできるのは、すごく嬉しいです。
(LINEモバイルマイページより)
こんな感じで、ドーンと表示されるので、後どのくらい利用できるのかをいつでもチェックできます。
っていうか、10ギガも絶対要らなかったな。。。何ヶ月かチェックしたら、適正なプランにしよう。
同じサービスでも立ち位置が逆
とまあ、こうやって見ると、LINEモバイル最高!っていうPR記事っぽくなるんですけど、1円も貰っていません。(笑)
で、僕が2つのキャリア間を移動して感じたのは、「企業の立場に立つ」のか、「ユーザーの立場に立つ」のかということ。
例えば、プラン変更をするために、わざわざ店舗へ来させるのか、ユーザーが簡単に設定できるようにするのか、という運用方法の違いは、同じ「プラン変更」ですが、全く逆の立場に立った運用になっています。
企業の立場に立つ | ユーザーの立場に立つ | |
---|---|---|
プラン変更 | 店舗で解約防止 | いかに簡単にプラン変更できるか |
利益分配 | 牛丼で還元 | 月額料金で還元 |
端末 | SIMロック | 自由に選べる |
他社への流出防止策 | 高額な違約金 | ユーザーに支持されるサービス |
現状でいうと、老若男女、法人個人が入り乱れる、大手通信キャリアと、MVNO事業者では、ユーザーの知識レベルが違うので、ひとくくりにはできませんが、この先、MVNO事業者がどんどんシェアを伸ばしていって、店舗が要らなかったり、ネット上で簡単にプラン変更が当たり前の時代に入ると、面白いんですけどね。
実は、引越しの一括見積もり業界でも、全く同じことが起こっています。
・少しでもサービスをよく見せて、ただ単に個人情報を転送するサービス
(企業の立場に立った運用)
・ユーザーの相談に乗りながら、希望の引越し会社から簡単に見積もりを取るサービス
(ユーザーの立場に立った運用)
この二つのサービスは、同じ引越しの一括見積もりサービスですが、全く逆の運用になっています。
引越し一括見積もりサービス | 企業の立場に立つ | ユーザーの立場に立つ |
---|---|---|
見積もり依頼 | たくさんの引越し会社へ取次で手数料収入を上げる | ユーザーの希望の引越し会社へ取り次いで満足度を上げる |
仕組み | 極力人件費をかけない | 必要な場面ではサポートセンターを用意して満足度を上げる |
収益 | 上がりやすい | 上がりにくい |
ユーザーの満足度 | 不明 | 高くなる!・・はず |
というわけで、LINEモバイルさんは、牛丼やアイスクリームなどの餌で釣ることなく、儲かりすぎたから、家族割するわ。みたいなこともなく、
ユーザーが求めるサービスを提供する という、ユーザーの目線でサービス運用をされているのではないでしょうか。
業界は違いますが、僕たちも、キャッシュバックなどの餌で釣ることなく、ユーザーが求めるサービスを提供する企業として選ばれるように、引越しラクっとNAVIを育てていきたいと思います。
まとめ
というわけで、LINEモバイルはウェブから申し込みをして、SIM差し替えて、APN設定するだけで、年間で7万円以上も浮くなんて、夢のよう。
しかも、twitter、Facebook、Instagram、LINEはすべて使いたい放題なので、お家にWiFiが飛んでいる人は、全員LINEモバイルにしてもいいくらいじゃないかと。
もう少し使ってみないと、本当の意味でのレビューはできないと思いますが、とりあえずLINE mobileの申し込みから開通までのハードルは非常に低いことがわかりました。
一番、悩むところは、自分は何ギガの契約がいいのか?というところですが、2016年12月31日までの申し込みで、毎月3ギガプレゼントキャンペーンをやっていますので、とりあえず、安いプランで申し込んで、様子見をしてもいいと思います。僕はキャンペーンの存在を知らずに、普通に10ギガも申込んじゃいましたけどね!