年間1位の“超”繁忙期!3月の引っ越しのおすすめポイント

1年間の中で最も引っ越し業界が混み合う3月、新生活のためにこの時期に引っ越しを検討している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

3月は年間の中でも最も引っ越し料金が高くなる時期ですが、ちょっとした工夫や努力をすることで、料金が安くなる可能性もあります

この記事では、3月の引っ越し事情や得をするために知っておきたいこと、そしてこの月に引っ越しをするメリット、デメリットなどについてお伝えしていきます。

引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション

  • 1引っ越し時期
  • 2移動距離
  • 3引っ越し人数
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平均
 円
最安値
 円
最高値
 円
  • ※引越しラクっとNAVI ® の実際の引っ越しデータから算出しています。
    期間:2017年1月~2019年6月実績
  • ※引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。
    お引っ越しの際には、見積もり取得をお願いします。

3月の引っ越し事情

それではまず、年間を通して最も引っ越し業界が忙しいと言われる3月の引っ越し料金相場が、他の月と比べてどのようになっているか見てみましょう。月ごとの平均料金がこちらです。

1人2人
1月61,97896,401
2月46,59291,938
3月107,927208,244
4月80,069102,780
5月57,379108,753
6月56,78898,846
7月58,474128,002
8月44,48287,276
9月54,35076,111
10月48,67966,676
11月44,76865,555
12月50,05855,885

※引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

なお3人以上のお引っ越しについては、条件によって料金が大きく変動しますので、下記フォームからお問い合わせください。

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3月の引っ越し料金は高い!

ご覧の通り3月の引っ越し料金は、いわゆる「引っ越し繁忙期」の価格となるので、相場としても1年を通して最も高く、弊社データによればお一人での引っ越しの場合、年間を通じて唯一の10万円越え!2名の場合も同じく年間で唯一20万円越えとなっています。

とはいえ同じ月の中でも料金の高低差はあり、入学や転勤で引っ越しをする予定の方には少し早い時期である3月の上旬は、中旬以降に比べると多少安くなる可能性はあります。少しでも安く3月中に引っ越しをしたい方は、上旬までに引っ越しを済ませることを検討してください。

3月の引っ越しが高い理由

それではなぜ3月の引っ越しはここまで料金が高いのでしょうか?

3月から4月にかけては進学、就職、転勤などの理由で、急激に引っ越し件数が増加します。弊社データでは、1年の引っ越し件数のうち約36%がこの2ヵ月に集中しています。

引っ越し料金は需給の関係で変動する「時価」ですので、簡単に言えば引っ越しの件数が増えれば料金がアップし、逆に件数が減れば安くなります。

イメージとしては、航空券や旅行代金が、お盆やお正月休みに高くなるのと似ており、これはUSJでも採用されている「ダイナミックプライシング」という価格戦略に準じていると言えます。

3月中旬からは“超”繁忙期!

ただでさえ料金相場の高い3月ですが、中旬以降になると学校が春休みに突入することもあり、入学や転勤に合わせて引っ越しをする方が一気に集中します。このため、3月の中旬以降から4月の上旬までは「引っ越しの“超”繁忙期」へと移行していくことになり、引っ越し料金も上旬に比べ値上がりしていきます。

引っ越し会社は新規の予約を取れないほど忙しくなるため、3月の中旬以降の引っ越しを検討している方は繁忙期に入る前に引っ越し会社への予約を入れていくようにしましょう。

3月の引っ越しのメリット・デメリット

引っ越しが集中してしまい料金が高くなる3月ですが、実は繁忙期に引っ越すことでのメリットも、わずかながらあります。

ここからは、3月の引っ越しのメリットとデメリットについて説明していきます。

3月に引っ越しをするメリット

  • 生活家電のまとめ買いセールが利用できる

正直なところ3月の引っ越しをおすすめする積極的な理由はほとんどありませんが、家電の新規購入を見込む電気量販店がセールを開催していることが多いことは、数少ないメリットと言えるでしょう。

中でもヤマダ電機、ケーズデンキ、ヨドバシカメラといったいくつかの大手は3月を決算期に設定しているため、いわゆる「決算セール」が行われます

新生活に向けた家具や家電のセットなども販売されるため、お得な価格で生活用品を揃えることができます。

3月に引っ越しをするデメリット

  • 引っ越し費用が高い
  • 物件の空きが少ない
  • 手続きを行う役所が混雑

繰り返しになりますが、3月は引っ越しのニーズが急激に増えるため、どうしても料金が高くなります。その上げ幅も尋常ではなく、前月である2月と比べると2倍以上の金額になります

また不動産会社にとっても繁忙期となるので、物件をゆっくりと探すことが難しい時期です。どうしても3月中に引っ越したい方はかなり早めに物件を探し始めるようにしましょう。

もう一つ留意しておきたい点として、転居・転出・転入などの届けを行う役所も大変混み合います。待ち時間は覚悟して時間に余裕を持って行くようにしましょう。

3月に引っ越しをする際に気をつけるべきポイント

  • 引っ越し予約は早めに!
  • 賃貸の退去日には十分注意を
  • 役所手続きは時間に余裕を持って臨もう

引っ越し予約は早めに!

3月は引っ越しの予約が取れないほどの繁忙期です。見積もりですらお願いできないほど混み合う可能性がとても高いので、3月に引っ越しの予定がある方は、できるだけ早め(できれば2月の前半)に見積もりをとって予約をするようにしましょう。

賃貸の退去日に注意

旧居の退去日を決める際は、完全退去までの時間に余裕を持ったスケジュールにしておくことが大切です。引っ越し会社が決まっていれば問題ないのですが、万が一、どの会社にも断られてしまった場合、期日までに部屋を明け渡すことができない可能性があります。

その場合、例えば退去日から1日超過するごとに日割家賃の何倍かを損害金として支払わなければならなくなったりと、余計な出費がかさむ可能性も。

もし退去日までに引っ越し会社が決まらなそうであれば、早い段階で大家さんや不動産会社へ相談してみましょう

役所手続きは時間に余裕を持って

デメリットの項でも触れましたが、この時期は各自治体とも転入・転出の件数が多いため、役所の窓口がとても混み合います。引っ越しにあたっては役所で下記のような手続きが必要ですが、長時間の待ち時間が発生しても良いように予め準備しておきましょう。

〈引っ越しで必要な主な手続き〉

  • 転居届
  • 転出・転入届け
  • マイナンバーカード(マイナンバー通知カード)の住所変更
  • 印鑑登録の住所変更
  • 国民保険・国民年金住所変更(加入者のみ)

3月の引っ越しで安い見積もりを取るためのアドバイス

ここまで見てきたように、3月の引っ越し料金はとにかく高い!これはもう変えようのない事実ですが、そんな中でも引っ越し前に少しの工夫や努力をすれば、
少しでも引っ越し料金を安く抑えることができます。

そこでここからは、3月の引っ越しをできるだけお得な料金で行う方法をご紹介していきます。

「引っ越し料金は時価」が前提

その前にまず、これは記事前半でも少し触れましたが、引っ越し料金は一般の商品のように料金が予め決まっているものではなく、「引っ越し日時」「移動距離」「荷物量」という3つの組み合わせによってその都度決まる“時価”であることを改めて覚えておいていただければと思います。

その上で、3月でも対策しやすい「引っ越し日時」「荷物量」 を中心に、どんな工夫をすればいいか、見ていきましょう。

引っ越しの荷物量はなるべく減らそう

引っ越しの荷物量が増えると、見積もりの料金はその分高くなります。

というのも、荷物の量が増えると、荷物を運ぶために必要なスタッフの人数が増えたり、荷物を運搬するトラックのサイズが大きくなったりするからです。

そのため、引っ越し料金を安くするためには、引っ越し前になるべく不用品を処分して、荷物の量を減らすことをおすすめします。

ただし、3月は後半になるほど料金が高騰するため、不用品の選別に時間がかかりそうな場合は、3月上旬のうちに先に引越しを済ませ、引越し先でゆっくり整理するという方法もあります。

とはいえ、引越し先ではゴミの分別ルールや収集日が異なることが多いため、引越しが決まった段階から少しずつ片づけを進めておくと安心です

荷物を捨てる

一般ごみであれば、自治体のごみ回収日に合わせて処理すれば、追加でお金が発生することはありませんが、大型家電を処理する場合には注意が必要です。

1998年に制定された、家電リサイクル法によって「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機」に関しては、メーカーがリサイクルして資源に戻すように法律で制定されています。


家電リサイクル法の概要

家電リサイクル法に当てはまらない大型家電や、大型家具の処理については、お住まいの自治体のホームページ等で確認して処理する必要があります。

荷物を売る

お金を払って荷物を処分するのであれば、お金にして引っ越し料金の足しにすることも一つの手段です。

実店舗を持つリサイクルショップ「トレジャーファクトリー」や「ブックオフ」に持ち込むのも良いですが、昨今ではフリマアプリ「メルカリ」「ジモティー」「ラクマ」を利用するケースが増えています。

特に「ジモティー」などでは自宅や最寄り駅を指定して購入者に引き取りに来てもらうこともできます。そのため、金額がつかない品物でも早く手放せる可能性があります。3月の引越は荷物を減らしつつ引越し日を前倒しにしたい時期なので、検討してみるのもいいでしょう。

距離について

金額が上がりやすい長距離の引っ越しの場合は、一部の引越会社が提供している「混載便」や「コンテナ便」を利用することで、お得にできる可能性があります。

「混載便」は、トラックの空きスペースに別の依頼者の荷物も積み込み、まとめて輸送することでコストを抑えるプランです。
「コンテナ便」は、大きなボックス(コンテナ)に荷物を詰め、貨物列車で運ぶプランです。

どちらも、混載便は他の依頼者のスケジュール、コンテナ便は貨物列車の運行スケジュールに合わせる必要があるため、荷物が届くまで日数がかかる可能性があります。

予定の調整ができるのであれば3月上旬へ前倒しするのが理想ではありますが、「3月下旬は動かせないけれど、荷物の到着が多少遅くなるのは問題ない」という場合には、これらのプランを検討してみるのも良いでしょう。

引っ越し日時について

月初、月中、月末?

一般的に引越し料金は、月末や月初に高くなる傾向があり、中旬は比較的お得に引越しできます。

ただし、3月は例外です。入学や転勤に合わせて引越しする人が増えるため、中盤以降は引越し繁忙期となり、月の後半に近づくほど料金がさらに高騰します。

少しでも費用を抑えたい方は、できるだけ月の前半に引越しをすることをおすすめします

曜日は?

一般的には「何曜日に引越しをするのが、安くなるのか?」でご紹介している通り、土日祝日より平日のほうが安く、平日の中でも火・水・木曜日は料金が抑えやすい傾向があります。

しかし、3月はこの傾向が必ずしも当てはまりません。3月中旬〜下旬に高校生・大学生の卒業式が終わるため、曜日を問わず料金が上がりやすくなります

さらに、3月下旬〜4月上旬にかけては、子どもの春休みに合わせて引越しを検討するファミリーも増えてきます。

曜日も重要なポイントではありますが、3月に限っては日程を前倒しにすることを優先したほうが良いでしょう

時間帯は?

多くの引っ越し会社では、一日の作業時間帯を「午前便」「午後便」「フリー便」の三つに分けていて、このうち一番安い見積もり料金になるのが「フリー便」です。

フリー便とは、引っ越しをする日にちだけを決めておいて、作業の開始時間は引っ越し会社の都合に合わせるプランです。

現場のトラックや作業員の状況に合わせるため、通常であれば価格を抑えることができますが、3月は指定ができない(引っ越し会社から指定される)可能性もあります

また、フリータイム便の時間幅も広がり、「8時〜20時の間で作業スタート」といった、通常期よりも大きな幅で案内されるケースもあります。

なおフリー便の詳細は下記記事でも解説していますので、もしよろしければご参照ください。

引っ越しフリー便はなぜ安い? 時間指定が割高な理由

引っ越し会社へ見積もりをお願いしよう!

以上、3月の引っ越し料金を少しでも安くする方法について、「荷物量」「移動距離」「引っ越し日時」という3つの観点がありますが、もう一つとても重要なポイントがあります。

それは、引っ越し会社から見積もりを取る際、必ず複数社から見積もりを取ることです(これを相見積もり、と言います)

引っ越し会社は、お客様から複数社の間で比較検討されている場合、他社との価格競争に打ち勝たないと受注ができないため、各社に個別で見積もりを依頼するよりも、安めの見積もりが出てくる可能性が高くなります。

また、引っ越し料金はいわゆる“時価”。1社のみの見積もりではその金額が安いのか高いのかわからないだけでなく、以前安かったA社が、今回も安いとも限りません。

逆に、同じ条件でのお引越しでも、たとえば3月であれば「この日は法人のお引越しで予約が埋まってしまっている」という理由から、特に引っ越し料金が高くなるケースなども考えられます。相見積もりの重要性、お分かりいただけましたでしょうか?

「引越しラクっとNAVI」はここが便利!

とはいえ複数社を相手に、一社ずつ見積もりを取るのは面倒くさいという方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、弊社の「引越しラクっとNAVI」 がおすすめ!

こちらは、弊社のコンシェルジュにお電話1本でご希望の条件をお伝えいただくだけで、複数社の見積もりを一括で簡単に取ることができる便利なサービスです。

特に3月は、引越会社側がお見積りをお断りするケースも多い時期ですが、引越しラクっとNAVIのコンシェルジュは日ごろから引越会社と連絡を取り合っているため、
「この引越会社は3/27以降満車」
「この引越会社は条件次第で受け入れ可能」
といった最新情報を把握しています。そのため、3月でも複数社の見積もりをご提示しやすくなっています

さらに、コンシェルジュがお客様の引っ越しにおける全ての窓口を務めさせていただくことで、引っ越し会社の繁忙期の窓口業務を一部削減!その分お客様に、3月でも比較的安価な見積もりをご提示することが可能となっています。

ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひ下記リンクから無料お見積もりをお申込みください。お客様の目線に立って、納得のいくお引っ越しをサポートさせていただきます!

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まとめ:引っ越し難民にならないために

いかがでしたでしょうか?3月は引っ越し業界の“超”繁忙期であり、巷では
この時期に引っ越しをしたくてもできない「引っ越し難民」が問題になっている程です。

3月中旬から4月5日程度までの春休みは、繁忙期の中でも特に混み合う時期ですので、できれば3月上旬のうちに引っ越しを済ませておきたいところですが、そのためには遅くても2月前半、できれば1月中に引っ越し会社の見積もりを取ることをお勧めします

一方で、学校や会社の都合で「どうしても3月中旬~4月上旬に引っ越しを行いたい!」という方もいらっしゃると思いますが、その場合の対策もはやり、とにかく引っ越しが決まった段階で、一刻も早く引っ越し会社からの見積もりを取ること!これに尽きます。

春からの新生活を安心してスタートさせるためにも、早めに複数社からの見積もりを取って、各社の料金やプランをしっかりと確認し、十分に比較検討を行って引っ越し会社を選ぶようにしましょう。

そして最後に改めて、複数の引っ越し会社から相見積もりを取る時間がない、という方は、ぜひ下記リンクから弊社までご相談ください。お客様の目線に立って、納得のいくお引っ越しをサポートさせていただきます!

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著者投稿者 引越しラクっとNAVI編集部
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