年末を避ければ1年でも一番お得!?12月の引っ越しのおすすめポイント

本格的な冬が到来する12月、この月に引っ越しを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

12月は忘年会やクリスマス、仕事納めに帰省など、何かと忙しい時期です。引っ越しをする方は少ない傾向にあるため、引っ越し会社の予約が取りやすく、なおかつお得な料金での引っ越しも可能な月となっています!

この記事では、これまで約45万件の引っ越しをサポートしてきた弊社の実績(※2020年6月末時点)をもとに、12月の引っ越し事情や、そのメリットデメリットなどをお伝えしていきます。

引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション

  • 1引っ越し時期
  • 2移動距離
  • 3引っ越し人数
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平均
 円
最安値
 円
最高値
 円
  • ※引越しラクっとNAVI ® の実際の引っ越しデータから算出しています。
    期間:2017年1月~2019年6月実績
  • ※引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。
    お引っ越しの際には、見積もり取得をお願いします。

12月の引っ越し事情

それではまず、12月の引っ越し料金相場が、他の月と比べてどのようになっているか見てみましょう?月ごとの平均料金がこちらです。

1人2人
1月61,97896,401
2月46,59291,938
3月107,927208,244
4月80,069102,780
5月57,379108,753
6月56,78898,846
7月58,474128,002
8月44,48287,276
9月54,35076,111
10月48,67966,676
11月44,76865,555
12月50,05855,885

※引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年1月1日~2019年6月30日)がもとになっています。
※引っ越し見積もりは諸条件で変動しますので、実際の料金は見積もりをとって確認してください。

なお3人以上のお引っ越しについては、条件によって料金が大きく変動しますので、下記フォームからお問い合わせください。

引っ越し一括見積もり(無料)

一年で一番安い料金で引っ越しができるかも!?

忘年会やクリスマス、仕事納めなどでイベントの多い12月は、日々のスケジュールが埋まってしまいがち。そうした事情もあって、年の瀬である12月は転居する方が少なく、引っ越し件数の少ない月です。

件数が少ないということは、引っ越し料金が安くなるチャンス!ご覧のように12月は1年を通して見ても、お得に引っ越しを行うことができる月です。3~4月の繁忙期だけでなく他の通常期の料金と比べても割安な料金相場となっており、特に2人での引っ越しは年間で最安値の相場です(1人での引っ越しは5番目に安い相場)。このように12月は、他の月と比べても格段に安い費用で引っ越しができる可能性があります。

ですが、12月後半になると企業や会社、学校では年末年始の休業に入るため、長期休みを利用しての引っ越し需要が高まります。

そのため、年末に近づくほど引っ越し会社も忙しくなる傾向にあり、それに伴い引っ越し料金も高くなります。また年末に休業に入る会社もあるため、年末の引っ越しの予約は早めに行っておくことが大切になります。

賃貸物件は良物件を探しにくい可能性も

一方で賃貸不動産の動向については、賃貸住宅情報サービスを手掛ける株式会社CHINTAIが運営する「Woman.CHINTAI」によると、「12月は引っ越し会社の融通がききやすく、年末を除いては引っ越しがしやすいシーズン」であるとしています。

引越し時期は6月がおすすめ? 1年で最もお得になる理由とは【月別解説付き】 【Woman.CHINTAI】 

また賃貸物件探しに関しては、「年内需要で一時的に物件が減っているため、あまり向いていない時期ですが、1月には続々と新しい物件が出てくるので良い物件を見つけたい方は年を越してから探してみるといい」と説明しています。

12月の賃貸物件探しのポイント

12月の賃貸物件探しでは、不動産会社の休業にも気をつけなければなりません。

物件によっても変わってきますが、一般的な物件の契約では鍵の受け渡しまでに2週間ほどかかることになります。年末までに引っ越しを行う場合は、やっと見つけた物件でも「鍵の受け渡し」に間に合わなければ意味がありません。

また、年末年始は不動産会社だけでなく、入居審査などを行う貸主も休業に入る可能性があり、12月に物件を探す際には引っ越し希望日時に間に合うよう、日程に余裕を持って行動する必要があります。

12月の最安値を狙うなら上旬の平日!

12月の引っ越しは前半と後半で状況が変わってきます。

年末の引っ越し料金は、引っ越しハイシーズン並の価格となってしまう可能性があるため、12月中に引っ越しをするなら上旬~中旬がおすすめです。

上旬から中旬にかけても、土日祝日や午前中などは引っ越しをする方が増えるため、最安値を狙うなら午後から引っ越し作業を始める「午後便」、あるいは時間を指定しない「フリー便」などを利用すると良いでしょう。

引っ越しに伴う各種手続きもお早めに!

12月の引っ越しでは、引っ越しに伴う様々な手続きを早めに行っておく必要があります。ライフラインの手続きや役所で行う手続きなど、各所の年末休業期間をチェックしておかないと全ての手続きが年内に終わらないことも。

12月の最終週では間に合わなくなるため、年内に全ての手続きを済ませておきたい方は、20日までには手続きを行うようにしましょう。

12月の引っ越しのメリット・デメリット

引っ越し料金の平均相場が安い12月の引っ越しですが、メリットがあればデメリットもあります。ここからは、12月の引っ越しのメリットとデメリットについて説明していきます。

12月に引っ越しをするメリット

  • 上旬~中旬は引っ越し料金がお得
  • 年末年始の休暇で荷解きができる
  • 新年を新居で迎えることができる

12月は1年を通してみても、かなり抑え目の料金で引っ越しを行うことができます。特に月の上旬~中旬であれば、引っ越し会社に空きがあるため、料金や日時のなどの交渉がしやすく、納得のいく料金プランを提案してもらえそうです。

何かと忙しい12月ですが、年末年始の休暇を利用すれば荷解きやインテリアコーディネートをゆっくりと行うことができ、お気に入りの新しい家で新年を迎えることができるのも嬉しいところです。

12月に引っ越しをするデメリット

  • 物件が少なめ
  • 気温が低い
  • 下旬は繁忙期並の料金

繁忙期に比べると、賃貸物件が少なめな12月。その中でも好条件の物件に巡り会うためには不動産会社と密に連絡を取ったり、賃貸物件の情報サイトを頻繁にチェックするようにしましょう。

また、寒さの本番に突入する12月。本格的な寒さに加え、乾燥も気になる季節となってきます。マスクをして厚めの軍手を装着するなど、防寒・乾燥対策をきちんと取って、引っ越し作業で体調を崩すといったことがないように心掛けることが大切です。

また、年末に差し掛かると長期休暇を利用した引っ越しが多くなるため、日によっては引っ越し料金が相場以上に高くなる可能性があります。12月は引っ越し時期に要注意です。

12月に引っ越しをする際に気をつけるべきポイント

12月の引っ越しの注意ポイント

  • しっかり防寒対策をして体調不良を防ごう!
  • 積雪&降雪対策が必要になることも
  • 石油ストーブの灯油は空にしておこう
  • ライフラインの手続きは早めに
  • 帰省ラッシュの渋滞には要注意
  • 郵便の住所変更を忘れずに!

しっかり防寒対策!

気温がグッと低くなる12月。ホコリが舞う引っ越し作業中は窓を開けっぱなしにして作業することも多く、引っ越し作業中の防寒対策が必須となります。

ですが、動きにくくなる厚着は避けたいところですよね。保温効果のあるインナーや貼るタイプの使い捨てカイロを利用し、体が冷えないように気をつけるようにしましょう。また、いつでも体を温めることができるように、保温ができる水筒に暖かい飲み物を用意しておくと安心です。

雪対策が必要

冬本番の12月。日本海側では積雪の可能性もあり、首都圏や関西方面でも慣れない雪の中での作業となる可能性もでてきます。昨年の例でみると、12月後半には北海道から東北、北陸にかけて50センチから150センチの積雪が観測されています。

参考:tenki.jp 過去の天気(2019年12月)積雪深:https://tenki.jp/past/2019/12/amedas/snow/

引っ越し当日が雪の予報となった場合、荷物にはビニールを使った雨対策と同様の梱包を施しましょう。特に家電やパソコンは濡れて不具合を起こさないためにも厳重に梱包する必要があります。

水滴がシミになる革製品などはビニールで覆うなどして防水対策をしておくと安心です。天候に不安がある時は拭き取りができる雑巾などを多く用意するようしておきましょう。

石油ストーブの灯油は空にしておく

寒い時期に大活躍してくれる石油ストーブですが、引っ越しの際には注意が必要となります。まず、引っ越し会社にお願いして運んでもらう場合には「石油ストーブ内に石油を残しておかない」ことが大前提となります。

これは、標準引越運送約款の第三章「運送の引受け」の第四条に「引受の拒否」という項目があり、その中で「火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの。」という説明があるからです。

第三章 運送の引受
第四条 引受の拒否
2 荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引受けを拒絶することがあります。
二 火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの。

国土交通省 標準引越運送約款:https://www.mlit.go.jp/common/001279970.pdf

この「火薬類」という部分に「灯油」が当てはまるので、灯油が中に残った状態の石油ストーブの運搬はお願いできないことになります。

ですが、中の灯油を抜いておくことで、引っ越しの荷物同様、運んでもらうことができます。

〈石油ストーブ運搬の注意点〉

  • 灯油タンクを空にする
  • 石油ストーブ内の灯油を使い切る

引っ越しまでに使い切ることがベストですが、石油ストーブ内の灯油を引っ越し当日までに使い切ることができなかった場合は、石油ポンプなどを利用してご自宅にあるポリタンク、もしくは灯油缶に戻すか、購入した販売店などで処分してもらいましょう。

なお、仮に残った灯油の処分が面倒になっても、トイレに流したり近所の用水路に流すことは法律で禁じられています。

灯油は揮発性が高く、下水道など密閉された空間に流すと、内部に可燃性の高い気体が充満することになります。これが何かのきっかけで発火・爆発しようものなら、周辺住宅を含む広範囲の下水道に影響を及ぼしてしまいます。

用水路に流した場合も、当然発火爆発の危険がある上、用水路内の生態系に影響を及ぼしたり、農業用水とつながっている場合は農作物にまで影響を及ぼす可能性が考えられます。

こういった悪影響があるため、灯油を不法投棄した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられることがあります。さらに、灯油の不法投棄が原因で起きた破損や損害などの弁償も必要となりますので、不法投棄は絶対にしないようにしましょう。

灯油タンクを空にしたら、今度は灯油タンクを外した状態で空焚きを行うのがベスト。

これは、石油ストーブ内部に残った灯油を燃焼させるために行うもので、この空焚きを行うことで、石油ストーブ内部の灯油も極力使い切ることができ、運送中に灯油が発火・爆発したり、灯油が漏れ出して他の荷物を汚すようなことがなくなります。

ライフラインの手続きは早めに

年末に引っ越しをする場合には、電気・水道・ガスなどのライフラインの手続きは各事業会社が年末年始の休みに入ってしまう前に早めに済ませておく必要があります。

また、エアコンの移設の予約は早めにお願いするようにしましょう。うっかり忘れてしまうと、寒い新居で過ごすことになってしまいます。

帰省ラッシュの渋滞に要注意

年末の引っ越しをする場合は、帰省ラッシュで交通渋滞に巻き込まれることがあります。中距離から長距離の引っ越しでは、スケジュール通りに移動ができない可能性が出てきます。

下記のようなWEBやアプリなどを利用して、引っ越し前に渋滞予測を確認しておくようにしましょう。

JARTIC 公益財団法人 日本道路交通情報センター 渋滞予測:http://www.jartic.or.jp/jartic_web/info/highway_.html

郵便の住所変更を忘れずに!

うっかり忘れてしまいがちなのが郵便の住所変更の手続きです。新年に届く年賀状を受け取るためにも、引っ越しの際には近隣の郵便局の窓口に転居届を提出する、またはインターネット上で転居届を受け付けてくれる「e転居」を利用するようにしましょう。

日本郵政「転居・転送サービス」:https://www.post.japanpost.jp/service/tenkyo/

日本郵政「e転居」:https://welcometown.post.japanpost.jp/etn/

12月の引っ越しで安い見積もりを取るためのアドバイス

ここまでお読みいただいた方は、12月に引っ越しをするメリットとデメリットがご理解いただけたことと思いますが、料金面で言えばこれ以上はないくらい割安の料金で引っ越しできる可能性があります。それではこのような時期でも、さらに引っ越し料金を抑える方法はあるでしょうか?

結論から申し上げれば、引っ越し料金を抑えることは、見積もり前後に少しの工夫や努力をすれば十分に可能。そこでここからは、12月の引っ越しをできるだけ安い料金で方法をご紹介していきます。

「引っ越し料金は時価」が前提

その前にまず、この引っ越し料金、実は一般の商品のように料金が決まっているものではなく、「引っ越し日時」「移動距離」「荷物量」という3つの組み合わせによってその都度決まる“時価”であることを覚えておいてください。

その上で、この「引っ越し日時」「移動距離」「荷物量」 それぞれについて、どんな工夫をすればいいか、見ていきましょう。

引っ越し日時について

月初、月中、月末?

一般的に引っ越しは、1日から始まる新生活に向けて、その前に引っ越しを済ませておこうと考える人が多いため、毎月末に引っ越しの需要が高まります。

また、月末に引っ越しを検討していたものの、引っ越し会社の日程が埋まっていたり、料金が高かったりで、翌月の月初を薦められることも。ということはつまり、月末月初は比較的引っ越しのニーズが高い時期になりがちであると言えます。

特に12月は月末にもなると、先述したように長期休暇に伴う引っ越し需要が発生するため、料金も相場より高くなる可能性があります。

引っ越し料金を少しでも抑えたい方はできれば月の中旬ごろに引っ越しをすることをお勧めします。

曜日は?

これは12月に限ったことではありませんが、土日祝日は引っ越し会社のスケジュールが混みますので、平日に比べると割高になります。

というのも、NHK放送文化研究所が調査した「2015年国民生活時間調査」によると、平日に仕事をしている有職者の率は88%で、土曜に仕事をしている有職者は55%、日曜は37%となっています。

つまり、土日に働いている有職者の方が比較的少ないため、引っ越しの日程として平日より選ばれやすい、ということになります。

さらに、月曜日と金曜日は、土日と連休で休みをとって3連休にして、引っ越しをする人も比較的いらっしゃいます。

ですので、引っ越しをするとすれば、休みの人が少ない火曜日、水曜日、木曜日がおすすめになります。ただし例外として、縁起を担ぐ方に選ばれやすい「大安」の引っ越しは、平日といえども高くなる傾向にありますので、ご注意ください。

大安カレンダー|日めくり!カレンダー.com

時間帯は?

一般的に、引っ越し会社は一日の作業時間帯を「午前便」「午後便」「フリー便」の三つに分けていて、このうち一番安い見積もり料金になるのが「フリー便」です。

フリー便とは、引っ越しをする日にちだけを決めておいて、作業の開始時間は引っ越し会社の都合に合わせるプランです。

現場のトラックや作業員の状況に合わせるため、価格を抑えることができますが、作業の開始時間は午後からになることが多く、場合によっては夕方や夜からとなる場合もあるため、日照時間が短い12月の引っ越しは、時間に余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

詳細は下記記事でも解説していますので、もしよろしければご参照ください。

引っ越しフリー便はなぜ安い? 時間指定が割高な理由

長距離の引っ越しは「帰り便」等利用でよりお得に

引っ越しの移動距離については、日程や荷物量と違ってなかなか自分たちで調整することが難しいですが、長距離の引っ越しの場合は、「混載便」や「コンテナ便」「帰り便」などを使うことで、引っ越し料金がお得に可能性があります。

なおこれらのサービスは(1)取り扱っている引っ越し会社が限られている(2)引っ越し先(エリア)によってはそもそもサービスが提供されていない(3)運行スケジュールがシビアである、などの理由により、利用者側から利用を指定することが難しく、あくまで「タイミングが合えば利用できる」ものとお考え下さい。

費用を格安にしたいのなら「混載便」

引っ越しは一件あたり一台のトラックをチャーターしておこなうのが一般的ですが、荷物がトラックのサイズとピッタリ一致していない場合は、トラックの荷台に空きがある状態で運搬することになります。

こういったトラックの空きスペースに別の依頼者の荷物も積み込み、一緒に輸送することで運送費用を抑えるプランが「混載便」です。

荷物を混載することで、運転手の人件費をはじめガソリン代や高速料金などが”割り勘”になり、引っ越し料金が安くなります。

ただし、同じ方面へ引っ越しをする人がいなければ、この「混載便」は成立しないため、他の希望者が現れるまで待たなければならない場合もあります。特に転居する方が多い東京、大阪などの主要都市以外への引っ越しでは、希望者がなかなか集まらない可能性がありますので、引っ越し日時については柔軟に考える必要があります。

また、積み下ろし回数が多くなってしまうこともあるため、荷物に傷がついてしまう可能性もありますので、その点も注意しましょう。

大量の荷物を安く運びたいなら「コンテナ便」

コンテナ便とは、列車での運送です。コンテナと呼ばれる大きなボックスに荷物を詰め、貨物列車に運んでもらいます。人件費や燃料費を抑えることができるので、比較的格安なことがメリットです。

ただし、貨物列車の運行スケジュールに合わせないといけないため、引っ越しに日数が余計にかかってしまう可能性があります。引っ越すスケジュールに余裕がある場合におすすめです。

時間的に余裕があるなら「帰り便」

帰り便とは、片道運搬のことです。積み荷をおろした後のトラックの空きスペースを利用し、荷物を運んでもらうことを指します。「帰り道の途中でついでに運んでもらう」というイメージですね。

積み荷をおろしたトラックは、「空車回送」という空の状態で帰路につくことになります。この状態が非常に「無駄」ということで発案された帰り便ですが、取り扱っている引っ越し会社は多くありません。

うまく取り扱っている引っ越し会社を見つけることができれば、格安価格で引っ越しをしてくれる可能性は大きいといえるでしょう。

引っ越しの荷物量はなるべく減らそう

引っ越しの荷物量が増えると、見積もりの料金はその分高くなります。

というのも、荷物の量が増えると、荷物を運ぶために必要なスタッフの人数が増えたり、荷物を運搬するトラックのサイズが大きくなったりするからです。

現地スタッフは、1人あたりで人件費がかかっているので、必要人数が増えればその分人件費が増えてしまいます。

またトラックについては、少ない荷物量であればミニバンや軽トラックなどでも運べますが、運搬に必要なトラックのサイズが大きくなるにつれて、車両のチャーター料金が高くなります。

そのため、引っ越し料金を安くするためには、引っ越し前になるべく不用品を処分して、荷物の量を減らすことをおすすめします。

荷物を捨てる

一般ごみであれば、自治体のごみ回収日に合わせて処理すれば、追加でお金が発生することはありませんが、大型家電を処理する場合には注意が必要です。

1998年に制定された、家電リサイクル法によって「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機」に関しては、メーカーがリサイクルして資源に戻すように法律で制定されています。


家電リサイクル法の概要

家電リサイクル法に当てはまらない大型家電や、大型家具の処理については、お住まいの自治体のホームページ等で確認して処理する必要があります。

荷物を売る

お金を払って荷物を処分するのであれば、お金にして引っ越し料金の足しにすることも一つの手段です。

実店舗を持つリサイクルショップ「トレジャーファクトリー」や「ブックオフ」に持ち込むのも良いですが、昨今ではフリマアプリ「メルカリ」「ジモティー」「ラクマ」を利用するケースが増えています。直接交渉ができるので、お店に持ち込むよりも高額で売れることがあります。

不用品を処分してくれる引っ越し会社を利用する

なお、上記の「トレジャーファクトリー」が運営していて、弊社提携先でもあるトレファク引越さんや、アップル引越センターさん、キタザワ引越センターさんのように、引っ越しと同時に不用品の買取や処分を行ってくれる引っ越し会社さんもあります。

引っ越し手続きと不用品処分の手続きをまとめて行いたい方は、こうした引っ越し会社に依頼するのも良いですね。

引っ越し会社へ見積もりをお願いしよう!

以上、12月の引っ越し料金を安くする方法について、「引っ越し日時」「移動距離」「荷物量」という3つの観点から見てきましたが、もう一つとても重要なポイントがあります。

それは、引っ越し会社から見積もりを取る際、必ず複数社から見積もりを取ることです(これを相見積もり、と言います)。

引っ越し会社は、お客様から複数社の間で比較検討されている場合、他社との価格競争に打ち勝たないと受注ができないため、各社に個別で見積もりを依頼するよりも、安めの見積もりが出てくる可能性が高くなります。

また、引っ越し料金はいわゆる“時価”。1社のみの見積もりではその金額が安いのか高いのかわからないだけでなく、以前安かったA社が、今回も安いとも限りません。

逆に同じ条件での引っ越しでも「その日なら、ちょうど帰りのトラックが押さえられるから、安く提供できる」という具合に、タイミングによって引っ越し料金が安くなることもあります。相見積もりの重要性、お分かりいただけましたでしょうか?

相見積もりは今ではかなり一般的になっていて、不動産会社のFJネクストが2020年に実施した「令和の引っ越し事情」アンケート によると、約8割以上の方が複数の引っ越し会社から見積もりを取っています。

出典: 株式会社FJネクスト 「令和の引っ越し事情」アンケート より

これを見ても、複数の引っ越し会社の見積もりを比較検討する重要性が、広く認知されている、と言えるのではないかと思います。

「引越しラクっとNAVI」はここが便利!

とはいえ複数社を相手に、一社ずつ見積もりを取るのは面倒くさいという方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、弊社の「引越しラクっとNAVI」 がおすすめ!

引越しラクっとNAVI:https://hikkoshi-rakunavi.com 

こちらのサービスは、弊社のコンシェルジュにお電話1本でご希望の条件をお伝えいただくだけで、複数社の見積もりを一括で簡単に取ることができる便利なサービスです。

お見積内容はWEB上で簡単に比較していただき、ワンクリックで発注も済ませることができる上に、発注を入れた会社以外には自動で失注が伝わるようになっているので、断りの連絡を自分で入れる必要もありません。

さらに、コンシェルジュがお客様の引っ越しにおける全ての窓口を務めさせていただくことで、引っ越し会社の窓口業務を一部削減!その分お客様に安価な見積もりをご提示することが可能となっています。

ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひ下記リンクから無料お見積もりをお申込みください。お客様の目線に立って、納得のいくお引っ越しをサポートさせていただきます!

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見積もりを依頼する時期について

ここまで引っ越し料金を抑えるノウハウをご覧いただきましたが、最後に12月の引っ越しを検討するにあたって、引っ越し会社に見積もりを依頼するタイミングはいつ頃がベストか、という点についても触れておきたいと思います。

まず引越しラクっとNAVIに見積もりのご依頼をいただいたお客さまの実績データから実際にどれくらい前に依頼をしているのかを抽出してみました。

※2018年1月~2019年12月の引越しラクっとNAVI実績データより

上記グラフでは20日前頃が最多となっていますが、全件の平均値としては引っ越し日から31日前に見積もりのご依頼をいただいている、という結果になりました。

単身引っ越しの見積もり依頼をいただく平均時期

では、単身引っ越しに絞った場合はどうでしょうか?

単身引っ越しの場合、平均で引越し日から27日前に見積もりのご依頼をいただいているという結果でした。

家族引っ越しの見積もり依頼をいただく平均時期

さらに、2名以上のご家族での引っ越しに絞った場合はどうでしょうか?

こちらの場合、平均で引越し日から37日前に見積もりのご依頼をいただいているという結果でした。家族間での日程調整のためか、単身での引っ越しよりも10日ほど余裕を持ってご依頼をされている様子がうかがえます。

引っ越しの見積もりを依頼するベストタイミングは?

では引越しラクっとNAVIがおすすめする、引っ越しの見積もりを依頼するベストタイミングはというと、ずばり「引っ越し希望日の前月」です。

なぜでしょうか?理由は引っ越し会社の事情を探ると見えてきます。

引っ越し会社には、翌月の売上目標の大半を今月中に埋めてしまいたい、という事情があります。

裏を返せば、見積もり依頼日の翌月に売上になると見込んでいるというわけです。営業マンとしては何としても受注したいわけですから「受注するためなら、多少安くしても…」と考えるわけです。

ということは、引っ越しの前月は、当月に比べると料金交渉がしやすい時期になりますので、12月に引っ越しを希望される方は、出来る限り11月中に見積もりを依頼することをおすすめします。

まとめ:12月の引っ越しは相見積もりでさらにお得に!

ここまで12月の引っ越し事情について見てきましたが、1年を通してみても最安値水準の料金で引っ越しができる可能性のある一方で、以下のような注意点もあります。

  • しっかり防寒対策をして体調不良を防ごう!
  • 積雪&降雪対策が必要になることも
  • 石油ストーブの灯油は空にしておこう
  • ライフラインの手続きは早めに
  • 帰省ラッシュの渋滞には要注意
  • 郵便の住所変更を忘れずに!

その上で、引っ越しの曜日や時間帯、荷物の整理整頓などを意識することで、大きく料金が変わることもありますので、もし引っ越し会社各社とのそうした調整が煩わしく感じられるようであれば、ぜひ弊社までご連絡ください。お客様の納得を第一に、引っ越し会社選びをトータルでサポートさせていただきます!

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著者投稿者 引越しラクっとNAVI編集部
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