前半と後半で引っ越し料金が変わる?7月の引っ越しのおすすめポイントと注意点
引っ越しシーズンというイメージがあまりない7月ですが、この月に引っ越しを検討している方もいらっしゃるかと思います。
実は、7月は前半と後半で通常期と繁忙期が分かれる、少し複雑な月です。少しでもお安く引っ越しを済ませたい方には7月前半の引っ越しがお勧め!
この記事では、7月の引っ越し事情や、そのメリットデメリットなどをお伝えしていきます。
引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション
7月前半は引っ越し料金を安く抑えられる
就職や進学で新生活を始める方が多い3月〜4月は、引っ越し業界では繁忙期にあたるので、引っ越しの費用が高めに設定されています。さらに、引っ越しを行う方が多いので、なかなか希望日に引っ越しができないということも。
それ以外の5月〜2月までは通常期と呼ばれ、繁忙期に比べるとお得な料金で引っ越しを行うことができる上に、希望する日程で引っ越しを行うことができる確率も高くなります。
その中でも夏休みなどの長期休暇前にあたる7月前半は、賃貸の値下げ交渉や部屋探しもしやすいため、通常期の中でも比較的安い費用で引っ越しを行うことができる可能性があります。
7月後半は引っ越し料金がやや高めに
そんな7月前半に比べ、7月後半は夏休みを利用したファミリー層の引っ越しなどが増えてくる他、夏のボーナスが支給される会社も多いため、その影響を受けて引っ越し件数自体が増える傾向があり、それに伴い料金も高めの設定へ移行していきます。
少しでも引っ越し料金を抑えたいと考えている方は、7月前半のうちに引っ越しができるように検討しておくことをお勧めします
7月とその他の月の相場比較
それでは7月の引っ越し料金の相場を、他の月と比べてどのようになっているでしょうか?月ごとの平均料金がこちらです。
月 | 1人 | 2人 |
1月 | 61,978 | 96,401 |
2月 | 46,592 | 91,938 |
3月 | 107,927 | 208,244 |
4月 | 80,069 | 102,780 |
5月 | 57,379 | 108,753 |
6月 | 56,788 | 98,846 |
7月 | 58,474 | 128,002 |
8月 | 44,482 | 87,276 |
9月 | 54,350 | 76,111 |
10月 | 48,679 | 66,676 |
11月 | 44,768 | 65,555 |
12月 | 50,058 | 55,885 |
※引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年〜2019年)がもとになっています。
なお3人以上のお引っ越しについては、条件によって料金が大きく変動しますので、下記フォームから無料お見積もりをご依頼ください。
ご覧のように、引っ越し料金が年間を通して最も高いのは前述の繁忙期にあたる3月と4月です。5月のGWが過ぎた頃からだんだんと料金が下がり、7月の引っ越しまでは繁忙期に比べると、低く設定されている場合が多いようです。
7月後半は夏休みが始まる時期のため、引っ越し業者が混み合う傾向にあり、それに伴い月の平均引っ越し料金も若干高くなります。
8月に入ると相場は安くなりますが、猛暑の中での引っ越しとなる可能性がある上にお盆時期とかぶる可能性もあるため、7月前半までに引っ越しを済ませることができるようであれば、その方がいいかもしれませんね。
7月の人数×距離別引っ越し料金相場
7月は前半であれば比較的お得に引っ越しができる可能性がある月であることをご覧いただきましたが、さらに人数×距離別の引っ越し料金相場も、弊社サービス「引越しラクっとNAVI」をご利用いただいた方の実績データから見てみましょう。
距離 | 1人 | 2人 |
~15km以内 同一市区町村内程度 | 平均44,657円 | 平均78,398円 |
~50km以内 同一都道府県内程度 | 平均39,365円 | 平均129,960円 |
~150km以内 同一地方程度(当日着) | 平均59,065円 | 平均68,875円 |
※引越しラクっとNAVIでの引っ越し実績データ(2017年〜2019年)がもとになっています。
こちらも3人以上のお引っ越しについては、条件によって料金が大きく変動しますので、下記フォームから無料お見積もりをご依頼ください。
上記はあくまで平均値ではありますが、ぜひ引っ越し検討時のご参考にされてみてください。
7月の引っ越しのメリット・デメリット
7月の引っ越しは夏休みの時期に気をつければ、繁忙期に比べ低い価格で引っ越しを行うことができる可能性がある、お得な月です。
ですが、メリットがあればデメリットもあります。ここからは、7月の引っ越しのメリットとデメリットについて説明していきます。
7月に引っ越しをするメリット
- 前半は引っ越し料金が安い
- 前半は希望日時で引っ越しができる
- 前半は料金交渉がしやすい
先ほども説明しましたが、7月の前半は引っ越し業界の通常期ですので、3月〜4月の繁忙期に比べると引っ越し料金が安くなります。
新生活を始める方も落ちつく頃で、引っ越し希望者も少ない時期なので、希望日の引っ越しの予約が取りやすくなり、予定が立てやすくなります。
さらに、引っ越し希望者が比較的少ないことで、引っ越し業者への値引き交渉もしやすくなり、納得のいく料金を提示してもらえる可能性があります。
7月に引っ越しをするデメリット
- 梅雨があけていない可能性がある
- 7月後半は繁忙期になる
- 気温が高くなる
7月は梅雨がまだあけていない地域もあるので、天候に不安が残ります。雨の中の引っ越しは荷物が濡れてしまうことがあり、濡れてしまった家具や家電の拭き取りなど、天気が良ければしないで良い仕事が増えてしまうので、手間がかかることも。
また、7月の後半は夏休み期間に突入するので、引っ越しをする人が増えることで繁忙期の料金に近づいてしまいます。引っ越し費用を抑えるためには、引っ越し時期に注意が必要です。
さらに、7月は気温が一気に高くなるため、引っ越し作業の際には熱中症に気を付けることも大切です。適度な水分補給と休憩を挟みつつ、引っ越しを行うようにしましょう。
7月に引っ越しする際に気をつけること
気温が上昇する7月の引っ越しならではの注意ポイントがいくつかあります。これらのことに気をつけて快適に引っ越しを行うようにしましょう。
7月の引っ越しの注意ポイント
- 天気予報をチェック
- 万が一の雨対策は万全に!
- 熱中症予防をしっかりと!
- 新居のエアコンの点検
- 新居の防虫対策
天気予報はしっかりチェック
季節的には夏ですが、7月はまだまだ全国的に梅雨明けしていない地域が多い時期です。引っ越し予定日の天気予報はしっかりとチェックして雨の予報は出ていないかを確認しておきましょう。
小雨程度であれば問題ないのですが、災害を伴うような大雨の場合、引っ越しが延期になるケースも。見積もり時などに、キャンセルに関する規約はしっかり確認しておくことをお勧めします。
また、引っ越しの途中で大雨になることも考えられるので、引っ越し当日の雨が心配な場合は、荷物に防水対策を施しておくと良いでしょう。
新居へ荷物を運び入れる際の床養生もしっかりとしておくと、新居を汚すリスクを最小限にすることができます。
参考:気象庁 令和元年7月の天候:
https://www.jma.go.jp/jma/press/1908/01a/tenko1907.html
万が一に備えて荷物に防水対策
衣類や本などの雨に濡れては困るものは、ビニール袋などに入れた上で段ボールに収納し、しっかりと梱包するようにしておくと安心です。
さらに、気温の高い日は汗で荷物が濡れてしまう可能性もあるので要注意です!
家具や家電などは、引っ越し業者に梱包方法や対応を聞いておくのがお勧めです。引っ越し業者によっては防水シートでカバーしてくれることもあります。
・家電製品
家電製品の内部に水が入ると故障の原因になるので、エアーキャップやエアーキャップのついた段ボール箱などを使って梱包する。
・段ボール
濡れてしまうと強度が落ちてしまう段ボールは、荷物を入れている状態で壊れてしまう可能性があります。大きめのゴミ袋などで濡れないようにしておくと安心です。
・家具
木製のタンスやベッド、机などは湿気に弱く濡れたままの放置は厳禁です。搬入後は素早く拭き取りを行い、風通しの良い場所で乾かすようにしましょう。
ソファなどの革製品は、濡れてしまうとシミになってしまうため、ビニールなどでしっかりと梱包するように!革製品が湿気に弱いので搬入後は速やかに開梱し、乾燥させましょう。
熱中症予防をしっかりと
夏の引っ越しで一番気をつけて欲しいのが「熱中症」です。
旧居での荷物の運び出しの際は、前日までにエアコンを取り外している場合は暑い中での作業となる上に、冷蔵庫も霜取りのために中身を空にして電源を落としているので、冷たい飲み物も用意しておけない状態となります。
少しの時間とはいえ、高温の部屋での作業は体に負担をかけてしまうので、クーラーボックスに冷たい飲み物や冷やしたタオルなどを用意しておきましょう。
・クーラーボックスに準備しておきたいもの
- スポーツドリンク
- お茶・水など
- 冷たいおしぼり・タオルなど
- 熱中症予防タブレット・飴など
また、新居での引っ越し作業を少しでも快適に行うためにエアコンの設置は早めに行っておくことをお勧めします。
エアコンの設置が引っ越し日に間に合わない場合は、引っ越し後に扇風機やサーキュレーターをすぐに使用できるように荷物の搬入の際には、すぐに取り出せる位置に運び入れておきましょう。
また、環境省が発表している「暑さ指数(WBGT)」で熱中症リスクの高い日を確認することができるので、参考にして熱中症にならないように細心の注意を払ってください。
環境省 熱中症予防情報サイト:https://www.wbgt.env.go.jp
新居のエアコンの点検
熱中症予防のためにも、新居のエアコンがしっかりと稼働するかをチェックしておきましょう。
実は、年間を通して使用するエアコンはとても汚れやすい家電機器なので、エアコンの電源を入れて送風口を覗き、カビなどの汚れがないかをチェックしておくことも大切です。
引っ越しの際にプロにクリーニングしてもらうことをお勧めしますが、エアコンの掃除は自分でも行うことができるので、汚れやカビがあまり酷くない場合はフィルターやファンを掃除しておくと安心です。
「エアコンの引っ越し」は意外と面倒!?処分方法から買い替えまで、まとめて解説!ラクっと引越しNAVI:https://hikkoshi-rakunavi.com/wp/?p=22101#i-5
防虫対策も万全に
本格的に暑くなる夏へ備えて、防虫対策を行っておくことも重要です。新居はもちろん、旧居で使用していた家具や家電の防虫対策もしておきましょう。
引っ越し業者によっては、荷物の運搬の際にトラック内で殺虫の薬剤を散布してくれるオプションもあるので、確認しておくといいですね。
引っ越し業者へ見積もりをお願いしよう!
7月の引っ越しが決まったら、まずは引っ越し業者へ引っ越しの見積もりをお願いしましょう。
そもそも引っ越し料金には業界標準の料金体系はないため、引っ越し業社によって料金が大きく異なって来ます。そのため引っ越しの見積もりは、一社だけでなく数社から見積もりをとる「相見積もり」を行うことが基本です。
とはいえ複数の引っ越し会社を相手に、一社ずつ見積もりを取るのは面倒くさいという方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、弊社の「引越しラクっとNAVI」 がおすすめ!
引越しラクっとNAVI:https://hikkoshi-rakunavi.com
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まとめ:7月の引っ越しは相見積もりでさらにお得に!
7月前半は1年間の中でも比較的安く引っ越しを行うことができます。7月20日の海の日以降は夏休み期間に入ってしまうので、高めの料金となりますが、余裕を持って引っ越しを計画することでお得に引っ越すことができます。
7月の引っ越しで損をしないためにも、相見積もりで各社の料金を確認して十分に比較検討を行い、納得のいく引っ越し業者を選ぶようにしましょう!
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