あなたは大丈夫?盗聴器を仕掛けられやすい3つの場所と注意するポイント

今日は、引越しのタイミングだけじゃない!お部屋の防犯について、盗聴盗撮発見予防や、防犯工事のお仕事をされている株式会社SCの熊谷室長にお話をおうかがいしました。あなたの知らない盗聴盗撮の世界がある!かもしれない(笑)

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引越し会社の調査は10年間変わっていない

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横川 本日は、よろしくお願いします。早速ですが、盗聴盗撮の調査や防犯を専門にお仕事をされているとおもいますが、引越し会社でのオプションにもある、盗聴盗撮サービスとは違うのでしょうか?

熊谷 はい、引越し会社さんで行える調査はオプションの名の通り、専門ではありませんので、簡易的な調査になるとおもいます。

横川 熊谷さんにお願いした時と、何が違うのでしょうか?

熊谷 そうですね。引越し会社で行う、調査は機器も最新の盗聴機器に対応しているとは言いがたく、ある一定のものは見つけることが可能だとおもいますが、最新のものとなると、かなり精度は期待できないとおもいます。

横川 スタッフの技術についてはどうでしょうか?

熊谷 もちろん、訓練を受けた方が調査業務を行っているので、発見できないことはないと思いますが、あくまで引越しのオプションということで、それほど教育や最新技術への取り組みについては、期待できません。ある引越し会社では、無料で調査を行っていますが、機材が10年前と変わらない。10年前はiPhoneもありません。そんな時代の機材を使っていても、気休めにしかならないのは明白です。

横川 そうですか。引越し会社にとっても本業でない部分ですし、無料だったり利益がでなかったりで、あまり力が入れれなさそうですね。

熊谷 そうなんです。利益にならないので適当になる。悪循環です。

テレビ番組はデモンストレーション

横川 盗聴盗撮というと、テレビでよくみる、アンテナ型の探知機がイメージできますが、熊谷さんもあのような装置を使うのでしょうか?

熊谷 いいえ。あれはテレビ用の探知機です(笑)実際に、あれを使うところは、簡易的な調査しかできません。でも、テレビであのアンテナ型が広まっちゃったので、あれをやった方が、お客さんが安心する場合もあるんですよ(笑)

横川 あれはデモンストレーションみたいなものなんですね。引越しの際に、盗聴盗撮をご依頼する方もいると思いますが、引越し前、引越し中、引越し後、どのタイミングで依頼をした方がいいのでしょうか?

熊谷 引越し後1週間以内に調査を依頼される方が1番いいとおもいます。すでに家電がすべて搬入されているとおもいますので、すべての家電をチェックすることができます。

横川 家電に設置されていることは多いのでしょうか?

熊谷 昔から、家電は多いですね。このような小さな盗聴器ですので、家電に忍ばせやすいのです。また、玄関のドアポストの上部にこのカード型のものを貼り付ければ、1K程度のお部屋なら、盗聴できます。

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(編集部注:サイズわかりにくいですが、カードは名刺サイズと思ってください)

横川 これだけですか!?

熊谷 これだけです。いちばん一般的なものはカード型盗聴器で、たいていはシールで貼ってあります。レンタルで1,000円、購入で30,000円、中古だと10,000円ほどで手に入ります。

横川 それだけ安いと、誰でも手を出せますね。

熊谷 そうなんです。浮気調査などでもよく使われます。かばんの底にぺたっと貼って浮気の証拠を手に入れて、慰謝料請求!リターンがあるので、浮気調査はなくならないかもしれませんね。

よくある、設置場所

横川 ちなみに、お家のどこに設置されていることが多いのでしょうか?

熊谷 個人のお家で多いのは、玄関のポストの上部、天井裏、コンセントですね。
特にコンセントは、

このような三角型のタップに多いです。そもそも、入居時にあったものは、怪しんだ方がいいでしょう。窓際や部屋の壁上部に設置されているものは、マイクや電波に詳しい人間が設置した可能性があるので、注意が必要です。

横川 他にはありますか?

熊谷 列挙しますと、
・エアコンの室外器付近
・ぬいぐるみの中
・お仏壇付近
・カバンの中
・押し入れの中
・トイレ
・脱衣場
・浴室
・電話機の下
・ブレーカー内部
・換気扇内部
・寝室のベッド付近等
と、様々なところに設置されていますので、ここだけチェックしておけば大丈夫!というのは難しいのです。

あなたは大丈夫?調査依頼の理由

横川 ここで引越しのタイミングで、盗聴・盗撮調査依頼をされるお客様の依頼理由をざっと挙げてもらいました。
・知人が調査依頼をした
・大切な人を亡くした
・大切なペットを亡くした
・前の物件よりセキュリティレベルが落ちた
・お引越し先のセキュリティレベルが高い
・鍵を紛失した
・鍵が開いていた
・家の中に人がいた
・空き巣被害にあった
・鍵がおいてあった
・盗聴発見器に反応があった
・引越し屋、不動産、大家さんが変な人だった
・隣人が変な人だった
・お引越し先が元事務所だった
・お引越し先がモデルハウスだった
・お引越し先が自殺物件だった
・ストーカー被害にあった
・離婚をした
・DV被害にあった
・盗聴(盗撮)被害にあった
・SOHOで仕事をしている
・セキュリティの仕事をしている
・水商売をしている
・GPSが発見された
・前入居者宛の荷物が届く
・隣の人が突然監視カメラを設置した
・スマートフォンに不正アプリが入っていた
・TV局を装って「盗聴器がしかけられている」と訪問があった
・上場を控えている
・Pマーク、ISMSを取得した

横川 こうやってみると、いろいろな理由がありますね。

熊谷 そうなんです。つい最近も、ある女性が仲介してもらった不動産屋の担当から口説かれて、あわやストーカーみたいになった状況のお家に調査に行ってきました。結果的に盗聴器はありませんでしたが、不安が一つ減ったということで、よろこんでいただきました。

横川 他に引越しのタイミングでの事例はありますか?

熊谷 これ、引越しラクっとNAVIさんですよね?言っちゃっていいのかな。実は引越し会社の調査スタッフが中途半端に得た知識で悪さをしたケースもあります。普通の作業スタッフは知識がないのでいいのですが、調査担当スタッフは、知識がある分、手の込んだことができまして。。。

横川 非常にコメントしづらいです(笑)

熊谷 ですよね(笑)ここカットでもいいですよ。

横川 いろんな人がいますね!でごまかします(笑)

これで終わりません

次のエントリーでは、実際に設置されていた例を中心にお話を聞いていきます。

Supported by Celica.M ,Kayo Gohda ,Arisa Okamoto

著者投稿者 横川
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