家族を路頭に迷わせない!! 国内で使える、ペット用GPS首輪をまとめてみた。
先日の地震で、ネコがいなくなるというツイートがたくさん流れてきました。
今、他の地域でも同様の地震が起これば、同じようにネコがたくさん行方不明になってしまうのでしょう。大事な家族がいなくなって、帰るお家は倒壊していて、いつ帰ってくるのかも、わからない。
それでなくとも、アメリカでは、1/3のペットが、迷子になったことがあり、そのうち無事に飼い主の元に戻ってくるのは、10%と、迷子になった全体からすると、わずか3%しか、戻ってきてないようです。
そこで、対策はないのか?と考えると、やはりGPS内臓の首輪が現実的なのかな。と思い、調べてみたところ、意外と国内で利用できるGPS内臓首輪がないことがわかりました。これは、困りましたね。
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意外と使えない、GPS付きペット用首輪
残念ですが、ペット用のGPS付きの首輪は、ほとんどないことがわかりました。海外を含めると、GPS内臓の首輪が存在しており、方式で大きく2種類あるようです。ひとつは、携帯の電波を使った首輪で、もうひとつは、オリジナルの電波を使った首輪です。どんな違いがあるのでしょうか?
1)携帯の電波を使う
携帯の電波を使った首輪は、ペットの発信機から居場所を捕捉するために、携帯電話と同じような通信機能が必要になります。つまり、月額の通信費用も発生するのです。
世界各国で利用されている、首輪があるのですが、残念ながら日本で利用されている周波数帯と違うので、そのまま利用することができないのです。(世界は2Gだが、日本は3Gのため)
例えば、世界171か国で利用出来るこちらの猫専用の首輪ですが、現在日本国内では利用できないようです。(一応、ソフトバンクが日本のキャリアとして名を連ねているのですが・・・)
Pawtrack Cat GPS Collar from Jeremy Price on Vimeo.
このページに、ソフトバンクって書いてあるんですけどね。。。
他にも、商品はあるのですが、電波の問題で日本では利用できません。
これも猫用の首輪ですし、
これは犬用の首輪なのですが、どちらも日本は対応していません。うーん、残念です。
ちなみに、auのあんしんGPSというサービスがあります。本来は人間用ですが、こちらを利用することで、ペットの位置を調べることができますが、いかんせん個体が大きいので、首輪でなく、体に取り付ける装置を用意する必要がありそうです。
2)オリジナルの電波を使う
携帯電話の電波を使うのではなく、国内の電波法に適合した商品でサービスを提供する企業もあります。
こちらは、携帯電話のように月額費用が発生しませんが、携帯電話の電波を使う商品に比べて、重量があるのでネコや小型犬などには、ちょっときつそうです。
そして、何よりデザインが、イケてない。。。
特に、下の商品は、害獣の位置を知るための、本格的なやつなので、愛するペット用という感じではないかもしれません。。。
いつ、地震が発生して、いつ行方不明になるのか、わからないからこそ、普段使いのできるデザインや、軽量化されていないとダメなのですが、オリジナル電波の場合、業務用感が拭えず、かなり残念な感じに。。。
まとめと要望
というわけで、現状、日本国内では、あまり実用的なペット用GPS内臓首輪がありません。ですが、Iot の時代です。
格安SIMをつけた首輪で、迷子になった時だけ、通信をするようなソフトウェアを作れば、もっともっと安価にできちゃうのではないかと。時計の自動巻きのように、移動の振動で電力供給できたり、同じ首輪を2本用意して、片方を充電中に片方を利用するなど、充電問題もクリアできそうですから、あとはもっと格安に、利用できる環境ができれば、広がると思います。
SORACOMのSIMを使って必要な時だけ通信をするようにすれば、かなり安価で利用できるようになるのではないかと思います。月額数百円に収まるのであれば、保険で利用しようと考えるユーザーさんはたくさんいると思います。
必要な機能は、飼い主が捜索したい時だけ、稼働するGPS機能だけでいいので、小さくできないんでしょうか?
DMM.comさんが、あれだけSIMをゴリゴリ推してるので、ペット向けということで、カスタムして発売されれば、一定のニーズはあると思うんですけどね〜 ヤギ貸してる場合じゃないですよ!(笑)
また、首輪ではなく、ジャケットになっているのですが、犬が自分で自撮りをしてフェイスブックに投稿するという、何を言っているのかわからないと思いますが、その通りな商品がスペインで開発されており、こういうアプローチもありだなと思うわけです。
しっぽを振ると、写真を撮って、自動的にフェイスブックに犬自身が投稿する。もちろん、位置情報も入っているので、どこかいなくなっても、フェイスブックを見れば、どこにいるのかわかる。
まあ、全然しっぽを振る環境にいなければ、居場所はわからないですけどね(笑)
大事な家族ですが、言葉を発してもらえない分、私たちがケアしてあげなくてはいけませんね。
本日は、以上です。