業者との引越し作業
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引越し料金の支払い
引越し業者への料金は、引越し当日、作業が始まる前に現金で支払うのが一般的な方法です。見積書と金額などを照合して、必ず領収書をもらっておきましょう。
また、クレジットカードを選択できる業者も増えています。見積もり時に確認しておきましょう。
業者の作業に下手な手出しは無用
引越し業者に依頼している場合、トラックが到着して挨拶が終われば、手際よく家具や大型家電の養生や梱包、段ボール箱の搬出作業が始まります。
正直いって、依頼者である自分や家族は手持ち無沙汰になってしまうはず。「何か手伝おう」と思いがちですが、基本的に業者の作業に素人の手出しは無用です。
引越し業者のスタッフは、トラックへの積み込み方などを踏まえて、段取りを考えながら作業を進めています。契約の内容にもよりますが、荷物の搬出にも十分な人数のスタッフが揃っています。むしろ、中途半端に荷物運びを手伝って、家具や家電を傷つけたり破損したりすると、補償が適用されなくなってしまいます。
荷物の搬出が進めば、業者の運搬作業の邪魔にならないよう配慮しながら、スペースが空いたところから最後の拭き掃除をすればいいでしょう。掃除機は、コードが運搬作業の邪魔になることがあるので要注意です。
ただし、何もやることがないからといって外出してしまったり、運搬作業から目を離したりするのはよくありません。作業中にはあなたの確認や指示が必要なことがあります。
また、運搬作業中の荷物を破損したりして補償する場合、引越し業者では担当した作業員に一定の弁償を義務づけていることがあります。いい人に見えても人間ですから、うっかりやってしまったミスを隠しておきたくなることもあるでしょう。
少し冷徹な言い方ですが、荷物を落としたり傷つけたりすることがないよう、作業を見守っていることが大切です。
引越し業者に依頼せず、自分で引越しをする場合は、なにはともあれ安全第一。重い荷物を運ぶ慣れない作業です。あわてたり、無理をしたりしてしまうと、大切なものを壊してしまうばかりか、自分がケガをしてしまうこともあります。本を詰め込んだ重い段ボール箱を持ち上げようとして「ぎっくり腰になってしまった」というのはよくある話。手伝ってくれた友人などがケガをしても困ります。
時間に余裕をもって予定を組んで、慎重に作業を進めましょう。