簡単に雑誌などをゴミ出し用にまとめる方法!【写真入り】
今回のエントリーでは雑誌を捨てるときの方法と、その他「資源ごみ」の分別についても解説します。
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雑誌は資源ごみ
何が資源ごみ扱いになるのか地域により変わりますが、一般的に以下のものが資源ごみに分類されます。
- 新聞紙
- 雑誌
- ペットボトル
- 缶類
- 紙パック
- ビン類
- 電池
- ダンボール
- 衣類
種類ごとに分別し、決められた日時に資源ごみとして出します。
資源ごみの回収
ここが少しわかりづらいのですが、資源ごみの回収には2つの方法があります。
ごみ回収業者が回収する「行政による回収」と、同じ地域に住む人々が、一定の時間と場所を決めて資源を大量に集めて回収業者に引き渡す「集団回収」という方法です。
どちらも無料で捨てられて、同じようにリサイクルされます。
違いは、行政回収は多いところで週に1度~2度の回収日があり、集団回収は、1カ月~3カ月に1度程度の回収ペースです。
ですから、基本的には集団回収の日を待たずに行政回収で出せば問題ありません。
紙類のまとめ方
紙類の資源は新聞紙と雑紙の2種類に分けてまとめます。
新聞紙 | 白黒でも、カラーでも可能。 折込みチラシも該当。 |
雑誌類 | 雑誌、書籍、雑紙など その他の紙類が該当。 |
雑誌類には、パンフレット・カタログ・ノート・包装紙・封筒・紙箱などの紙類が該当します。紙類以外のものは取り外しておく必要があります。
たとえばティッシュペーパーの箱の取り出し口についている透明フィルム。あれはプラスチックなので切り取っておきましょう。
ノートや参考書の間の下敷きやクリアファイルなどは挟まったままになりやすいので気をつけましょう。
新聞紙の捨て方
新聞紙は、新聞販売店からもらえる新聞用の回収袋ごと縛って、資源回収に出せます。
雑誌は新聞回収袋に入れず、そのまま縛ってまとめてください。
どちらにしても、最後は紐やスズランテープを使って十字にクロスにするなど縛ってまとめてください。
一度にまとめる量としては多くとも30cm程度の高さ。
それよりも分厚くまとめると、回収の際に積み込みにくかったり、途中でバラバラになってしまうリスクがあるので、ちょっと少な目くらいにまとめるのがいいでしょう。
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紙類をまとめる裏ワザ
緩まないように縛るのは意外と難しいですよね?
以下のちょっとした裏ワザを使えば、簡単に、しかも一人で、上手にまとめて縛れます。
手順1
まず、紐を腕の長さ×2くらいの長さにあらかじめ伸ばしておきます。
手順2
続いて、紐で輪を作ります。
右側に紐の束が来るように、紐の束が上になるように重ねて置きます。
手順3
輪の下、紐がクロスしている上に、まとめたい資源ごみを置き、輪を紙類を通します。
手順4
左側の切れている紐を引いて紙類を真ん中一本紐でしっかり固定します。
まだここでは一度も結んだりはしていません。
手順5
左側の切れている紐を反時計回りに下にスライドさせ、右側の紐の束も反時計まわりに上にスライドさせます。ここからがポイントです。
手順6
上にスライドさせた紐は下の紐と同じくらいの長さを取ったらハサミで切って大丈夫です。
資源の厚みによって調整してください。まず、切った上の紐を真ん中の1本紐に上から下に通します。
続いて、下の紐も真ん中の1本紐に上から下に通します。
・手順7
これで一度普通に縛ってみます。普通はここで紐が緩んで上手に結べないのですが、裏ワザを使うと緩みません。最後はお好みで蝶々結びなどにすれば、裏ワザで簡単に資源がまとめられましたよ。
意外と重量のある紙の資源。紐を通してひっくり返して・・・なんてしていると、その間にバラバラになってしまったり一人では上手にまとめにくいものです。
裏ワザを使えば簡単に一人でまとめ縛りができますのでぜひ実践してみてください。飲料容器関係飲料容器はほとんどが資源ゴミの対象となります。
共通する注意点は、中身を洗ってキレイな状態で出すことです。不衛生な資源ゴミは資源にならず廃棄となる場合もあるため、飲み終わった飲料容器は早めに洗ってキレイにしておきましょう。
・ペットボトル
キャップとラベルを剥がし、容器だけの状態で出してください。キャップを外した際に残るリングに関しては無理に取らなくても大丈夫です。キャップはスーパーやコンビニ、酒店などでリサイクル回収しているところがあります。
・缶類
コーヒー、ジュース、缶詰などの食品を入れていた缶類は、洗ってさえあればリサイクル可能です。とくにつぶす必要はないのでそのまま出してください。回収できないものとしては、スプレー缶、一斗缶、油の缶、塗料の缶、などは資源ゴミにはなりません。地域の分別ルールにしたがって、燃やさないゴミや有害ゴミにだしてください。
・紙パック類
パックを切り開き、乾かしたものをまとめて出してください。注ぎ口にプラスチックがついているパックの場合は、プラスチックは切り取ってください。また、お酒などの内側がアルミコーティングされた紙パックは資源ゴミでは回収できません。地域の分別ルールにしたがって、燃やせるゴミに出しましょう。
・ビン類
キャップは必ず外してください。一升瓶やビール瓶などの繰り返し使える瓶は買った酒屋さんに返しましょう。回収できないものとしては、化粧品・薬品の瓶、油の瓶、陶器、グラス・コップ類、耐熱ガラス製品、などは資源ゴミにはなりませんので、地域の分別ルールにしたがって、燃やさないゴミや有害ゴミにだしてください。その他の資源ゴミ
・ダンボール
ダンボールは横からみた断面が写真のようになっているものをダンボールと類します。分厚くてもティッシュの箱のように断面が無いものは雑紙扱いになります。
箱の状態から崩して、平にしたものをまとめておきましょう。
まとめる際にはガムテープを使ってはいけませんよ。ヒモでくくるようにしてください。ダンボールは水に濡れてしまったものでも回収できます。
汚れがひどいものは可燃ゴミ扱いになるので省きましょう。またダンボールはサイズの違いが激しく、紐でくくる際は、十字クロス結びよりも、紐をもう一本増やした「キの字」結びがおすすめです。
また、引っ越しの際に引っ越し会社から提供されたダンボールについては、頼むと回収してくれるケースがあります。これは会社というより、営業担当や、当日おうかがいしたスタッフさんの対応によるところが大きいので、相談してみるのもいいと思います。
・電池
サイズごとに分ける必要はなく、透明、半透明な袋に入れて出しましょう。コンビニの小さ目の袋などが適役です。電池は重さがあるためたくさん入れてしまうと袋が破ける原因になるので、10本づつを少な目に小分けするくらいで丁度いいと思います。
・衣服
衣服を資源ゴミの品目としていない地域もあるため、事前に確認しましょう。洗濯をしてキレイにする必要はありませんが、ひどく汚れているものや、油の染み込んでしまったもの、軍手や雑巾などは、資源ゴミになりませんので地域の分別ルールにしたがって、燃やせるゴミなどに入れてください。
最後に近年「 資源ゴミの持ち去り 」が問題になっています。資源ゴミを大量に集め、専門業者に引き渡すことにより報奨金が得られるので、ホームレスや、一部の登録外団体等に持ち去られ、損害の出ている地域もあります。自分たちには関係ないと思うかもしれませんが、財政にまわるはずのお金が損失になることで、税金が上がるという悪循環を生む可能性があります。
すぐにできる持ち去り防止としては、夜間や朝方などの早すぎる時間には資源ゴミを出さないことです。それだけでも持ち去りのリスクは軽減されます。次回は、実際に資源の集団回収を定期的に行っている、地域登録団体の方々にお話しを聞いてみたいと思います。
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