これは特に注意!引っ越しで壊れてトラブルになりやすい荷物、ベスト5
引っ越しのトラブルで多いのは、荷物・家財が壊れてしまうこと。移動の途中に壊れたのか、搬出搬入の時に壊れたのか、はたまた元から壊れていたのか。本日は、引っ越しの際に壊れてもめやすい荷物・家財ベスト5を引越会社の中の人に聞いてみました。
この荷物があると、引っ越し業者の方々は「危険察知センサー」がピーン!と反応するようです。それではどうぞ。
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エントリーNo.1 ドラム式洗濯機
以前の記事でもお伝えしましたが、『固定ボルト』をなくした状態で移動させると、移動中の振動によりドラムが歪んでしまい、使用すると異音が発生する様になってしまいます。
この固定ボルト、約半数の方が無くしてしまうそうで固定できないまま運ぶことも多いようです。引越会社の営業マンや作業スタッフが事前に説明しても、お客様からは「保障対象外でもいいので運んでください」と言われるのですが、実際に新居で異音がし始めると引越会社へ連絡が入る→その後もめるという流れになるので、運ぶ引っ越し業者さんも頭の痛い家電です。
しかもかなり重たいので、運ぶのも大変な家財です。
引越し2週間前には知っておきたい、ドラム式洗濯機を輸送中に壊さないたったひとつの部品
エントリーNo.2 フィギュア・プラモデル系グッズ
とにかく、壊れやすいです。
一見、見た目は変わっていないようでも「腕の角度が変わった」「目線が少しずれた」など、ご本人にしかわからないような部分でもめることがあります。
数量限定やすでに廃盤になっているものなど、もう二度と手に入らないもの・高額なものも多いので、余計にもめます。
フィギュア系のコレクターアイテムは、引越会社の運びたくない家財ランキングトップとも言われます。フィギュアをたくさん持っているお客さんは、営業マンももめたくないので、スタッフを多めに配置した超安全策のプランなど通常よりも高めの金額が提示されます。相見積もりを取っても他の引越し会社も同様に嫌がるので、全体的に、見積もり金額は高くなります。
フィギュアなどの壊れやすい推しグッズをお持ちの方は、自分で運ぶか、料金が高くなることを覚悟しておく必要があります。
エントリーNo.3 キャスター
ラックやチッキンワゴンについている、足元のキャスター類は、トラックに積む際に、上にものを乗せることが多い為、移動中に上に積んだ家財の重量により、キャスターに過度に負担がかかり、割れてしまいます。
料金的に高いものではありませんが、やはり壊れやすいものとしては、キャスターがあります。また、本来はNGなのですが、引越しの作業スタッフがキャスターの付いた家財を押したり引いたりして、運ぶと同様にキャスターに負担がかかり、割れてしまうことがあります。
エントリーNo.4 パソコン
電源が入らなくなるというトラブルが起きます。精密機械ですし、HDDは振動に弱いのですが、外傷がないと補償対象外となり対応してくれない引越し会社がほとんどです。
事前に、営業さんや作業員さんが説明していますが、高確率でもめます。また、外傷があっても、データは保証してくれません。まずは、引越し前にバックアップしておきましょう。
または、ノートパソコンであれば、ご自身が移動する際に、一緒に持っていく方がいいと思います。デスクトップの場合は・・・神に祈りましょう。
エントリーNo.5 桐タンス
傷や汚れがつきやすく、素材の性質上、柔らかく水分を吸いやすいため、とてもデリケートな家財なのです。
素手で触るだけで手汗で手形がついて消えなくなったり、少しぶつけるだけで傷がつきます。ですので、作業員は必ず手袋をして桐タンスを運びます。
引越し会社の対応は、傷付いた箇所の補修が前提となりますが、補修では納得いかず買い替えを希望される方が多く、こちらももめます。金額も高価ですしね。
まとめ
いかがでしょうか?あなたのお荷物で、上記の家財はありますか?引越し会社も、上記のアイテムは注意しますが、引越し会社任せにするのではなく、自衛できるものから自衛しましょう。
ドラム式洗濯機は、固定ボルトを探しましょう。なければ、メーカーに発注しましょう。高価なものですから、できるだけ壊れる確率は下げましょう。
フィギュア系の家財は、引っ越し業者に任せる場合「壊れても仕方ない」という前提で考えましょう。近距離の引っ越しの場合は、ご自身で直接運んだ方がいいと思います。引越会社のトラックは、耐震化されているわけではありません。一般のトラック同様、通常の範囲で振動はありますので過度な期待はやめましょう。
ちなみにフィギュアではありませんが、このようなアンティークドール(お値段50万円!)も、引越し会社は恐れ多くて運ぶのをためらう家財です。。。
パソコンであれば、バックアップさえしておけば大事なデータは守れますし、最近だとHDDにいれておくよりも、クラウドのサービスを利用するという手もあります。そして、運ぶ際はしっかりと緩衝材を入れて、段ボールの梱包方法も、強度をあげて梱包しましょう。
フレッツ光だと、あずけーるというサービスも無料から使えますし、地震などで万が一のときでも、クラウドの方が安心です。他にも、Dropboxという草分的なサービスが有名ですね。
本日は、以上です。