【悲報】えっ!もう満車?2016年の2〜4月の引越しは、とんでもない料金になる可能性が高まりました

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昨日のエントリーは、引越しとは関係ない方々にも、たくさん見てもらうことができて、すごくうれしかったです。ありがとうございました。

で、今日は本業というか、引越しに役立つ情報をお届けしないと、昨日のエントリーが無駄になっちゃいますので、引越しネタでいきたいと思います。

タイトルにも書きましたが、すでに2016年の2月〜4月に向けて、引越し会社や、周りの企業も動き始めています。そして当社の取材によると、2016年の2月〜4月のお引越しは、過去最高水準の引越し料金になる可能性がでてきましたので、お伝えします。

かなり重要なお話ですから、多分この先3回くらいは同じようなエントリーを書くかもしれません。

過去最高レベルのトラック不足になりそうな2016年の2〜4月のお引越し

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タイトルの通りです。引越し会社は、繁忙期と呼ばれる2〜4月にかけて、年間の半分くらいの売り上げを叩き出します。ですが、ピークにあわせてトラックを保有していると、閑散期はトラックが余ってしまい、コストが高くなってしまいます。

そこで、引越し会社は、繁忙期のみトラックをチャーターして、ピークに備えることが通例となっています。

そんな中で、トラックだけでなく、ドライバー付きでトラックを抑えることが当たり前です。これを物流用語で、庸車(ようしゃ)と言います。こちらのサイトで、わかりやすく書かれていましたので、転載させてもらいます。

自社の仕事を下請けの運送会社や個人事業主の業者に依頼をする事 大手の運送会社が固定費を下げる為に台数制限をし、繁忙期に台数が足りなくなった時だけ 依頼をする事が一般的です。
荷主にとってのメリットは緊急時の対応が出来る・計画的な配送が出来る事。
運送会社にとってのメリットは、安定した収入が確保出来る事などです。
問題点は、孫受け、ひ孫受けの業者さんは、十分な収入が得られないなど、DRの雇用環境が 悪くなるという点があります。

各引越し会社は、今年の繁忙期の結果や法人営業の予測値を元に、来年の繁忙期のトラック需要を予測します。そして、不足する分を庸車(ようしゃ)にて補うわけですね。トラックが引越し会社のマークがついていなかったりすると、庸車(ようしゃ)の可能性は高いです。協力業者と呼ばれる場合もありますよ。

この庸車(ようしゃ)の手配ですが、だいたいこの10月くらいから始まるのですが、なんと、この10月の時点で、来年の繁忙期の庸車(ようしゃ)が一部、不足し始めていることがわかりました。

引越しの庸車(ようしゃ)は、ドライバーも引越し作業を行います

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でも、お引越しの際に、ドライバーだけは何もしていないという状況って見たことありませんよね?そうなんです。引越し会社向けの庸車(ようしゃ)は、ドライバーが引越し作業ができる人をアサイン(割り当て)してもらう契約になっています。

ですから、一般の方々からすると、各引越し会社のスタッフさんだと思うのですが、実は、庸車(ようしゃ)という運送会社のスタッフさんだったりするわけです。

引越し作業ができるドライバーさんですから、問題は発生しにくいのですが、この引越し作業ができるドライバーさんが、繁忙期に不足している状況が発生しました。

すると、どうなるでしょうか?大きく3つのケースが想定されます。

 

1)引越しが出来ない可能性がある。
繁忙期に、希望の条件(日程や時間など)でお引越しができなかった経験のある方も少なくないと思います。そして、来年の繁忙期は、あなたの希望通りに引越しができない可能性が、今までの年よりも、高いと予想できます。絶対に期間内に引越しをしなくてはいけない人は、希望の日程を複数用意しておくことをお勧めします。

例えば、家賃が発生するギリギリ最終日にピンポイントで引越しをしようと考えていても、その日は引越し会社のトラックがいっぱいで、翌日でないと対応できないといった、可能性があります。そういう場合、ピンポイントで指定してしまうと、できる引越し会社を見つけたとしても、料金は、引越し会社のいいなりになります。

絶対に引越しをしなくてはならない人は、引越しの日程に幅を持たせることを優先的に考えてください。

 

2)料金が高くなる。
繁忙期は、閑散期に比べても、2倍〜3倍くらいの料金になりがちです。ですが、来年の繁忙期は、それを超える料金が提示される可能性があります。
あなたが引越し代金を値切ろうとすると、他の人の引越しをしたほうが、引越し会社にとっては利益が大きくなるので、値切り交渉も厳しくなるでしょう。

対策としては、前述の通り複数の日程を用意することをお勧めします。

 

3)トラブルが増える
庸車(ようしゃ)が手配できない場合、ドライバー無しのトラックを手配して、自社スタッフを陸運局でドライバー登録をして、急造のドライバーにて対応することもあります。

すると、引越しは得意だがトラックの運転が不慣れなドライバーや、トラックの運転は得意だが引越しが不慣れなドライバーなど、引越し作業のクオリティーに難が出る可能性があります。

その結果、お引越しの最中に、荷物が壊れたとか、トラックが新築マンションにぶつけたとか、いろいろとトラブルが発生しやすくなるのです。

では、繁忙期がやばそうなのは、わかったと。では、対策について、考えてみましたので、ご覧ください。

とにかく、繁忙期を外そう!せめて、土日は外そう!

結局それ?という感じかもしれませんが、そうなっちゃいます。

 

特に、2016年3月26日(土)27日(日)と、4月2日(土)、4月3日(日)はXデーです。ここに引越し日を設定すると、通常の3倍以上かかっても仕方ない状況になります。

 

社命による転勤の人たちは、あまり日程の調整ができませんが、新入学や新入社で都合がつく場合は、卒業式の前に引越しをしてしまう等して、3月の最終土日と、4月の最初の土日は、絶対に避けましょう。来年で一番、引越し料金が高い日ですよ。

また、広島県や宮城県など、一部の地域では賃貸の解約が日割でなく、月割り(退去が何日でも、月末まで家賃が発生する)になっています。すると、その地域は月末に引越しをする人が多くなります。広島県や宮城県で実家にお住いの方は、月末に引越しをしようとすると、その波にのまれますので、月初の引越しを検討するだけで、劇的に引越し料金を下げることができるかもしれませんよ。

また、とりあえず、身の回りのものだけを持って移動して、現地で家具家電を後から調達するという手もあります。例えば、最初の半年間は、家具家電をレンタルしてしまえば、引越しではなく、ダンボール数箱を宅配便で送って、引越し代金を抑えることもできます。

とにかく、過去最高の引越し料金になりそうな来年のお引越しですから、できる人から、調整をして、3月の引越しを避けて、土日の引越しを避けるようにしましょう。

 

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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