電力自由化で、携帯キャリアが電気を売るとどうなるのか?

先日は、東京電力が電力の自由化に向けて、サービスを上げ始めたというお話でした。まあ、本来、民間企業であれば、サービス向上に努めるのは、当たり前の話なんですけどね。

電力自由化に向けて、東京電力がムケる。

今回は、電力会社だけじゃない、電力自由化が始まった際の、メインプレイヤーとして考えられる、携帯キャリアの取り組みについてご紹介しましょう。

携帯キャリアは、大量のCM投入による圧倒的な知名度や、すでに保有している大量の顧客がいる上に、決済手段(課金手段)も持っています。

さらに、サポートセンター(コールセンター)もありますから、電気料金をアップセル(追加販売)することは、全く支障がありません。

ソフトバンクは、東京電力と組みながら自分たちの電気も売るだろう

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ソフトバンクが東京電力と提携して、東京電力の電気を販売することは、決まっています。普通に考えると、通信と電気のセット販売が予想できます。

この動きとは別に、ソフトバンクは、SBエナジー、SBパワーという子会社を持ち、すでに電気の発電事業や、小売事業(現在は法人向け)を展開しています。

そして、ソフトバンク自身も、電力販売事業者の1社として、電力小売事業に参入することを発表しています。

ソフトバンク携帯と、ソフトバンク電気をセットにした方が、東京電力とのセット割よりも、安くなりそうな気がしますが、どうでしょうか。

さらに、アマゾンプライムユーザーに、音楽や映画を無料配信しているように、ソフトバンク電気ユーザーには、Yahoo!プレミアム会員費用が無料になったりと、Yahoo!を絡めることもできます。

とにかく、チャンスがあるとみたら、一気にシェアを取りに行くソフトバンクですから、東京電力との提携もしながら、自分たちで直接販売も行う、したたかな戦略がみて取れます。

KDDIは、連合チームで戦うだろう

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KDDIも、auでんきという名称で電力小売を行うことを発表しています。

自分たちでも電気を販売しながら、提携による他社電気の販売も目論んでいます。特に、スマートバリューでの成功体験がありますので、同じネットワークを利用した電力小売は、簡単に想像できます。

スマートバリューは、大成功を収めました。

スマートバリューが適用できる回線をユーザーさんは選ぶことが多く、今回も「スマートバリュー2」なんてものも出てくるかもしれません。

まあ、自由な英雄が大人気すぎるauですから、新しい自由を提案してくれるのかもしれませんね。

ちなみに、スマートバリューが適用されているサービスは
・auひかり
・コミュファ光(中部電力系)
・eo光(関西電力系)
・Pikara(四国電力系)
・MEGAEGG(中国電力系)
・BBIQ(九州電力系)
・J:COM(ジュピターテレコム)
ほか、全国のCATV会社です。(あまりにも膨大なので、最下部に一覧を記載します)

このケーブル会社も、auでんきを取次ぐ可能性もありますから、スマートバリューの成功体験は大きいと思います。

docomoは、、、奥の手がある!、、、はず

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では、最大手のdocomoさんは、どうでしょうか?2015年11月24日時点では、特別、docomoとしての電力販売は発表されていません。

現在、発表されているのは、中部電力と提携して、docomoの「dポイント」を中部電力の電気料金に充当することができるという内容です。「dポイント」自体は、2015年12月1日スタートの新サービスです。

ポンタ、Tカードなど、ポイントが乱立する状況で、dポイントはどこまでシェアを伸ばせるのでしょうか。

docomoは全く何もしていないのかというお話ですが、NTTのグループ会社である、NTTファシリティーズが、東京ガス、大阪ガスともに、株式会社エネットを設立し、新電力の50%のシェアを持ち、新電力No.1企業として存在感を示しています。

このエネットを通じた、電力の販売も可能性としてはありますが、なんでも自前でやりたがるdocomoさんですから、個人的な予想としては、自分たちで、「dでんき」なんていうサービスが展開されると思います。

まとめ

予想外(予想GUY)や、白戸家で一世を風靡した、ソフトバンクはある程度、予想の範囲内の動きになりそうですし、三太郎でノリノリのauが、既存で強力な販売網を持ち、スマートバリューの成功体験から、今回の電力販売もうまくシェアを確保しそうな、KDDI。

いつも後出しジャンケンで、勝てないdocomoは、今回も期待できるような施策は見えてこない状況です。電気は、携帯の電波ほど、サービス品質に差がでない商品ですから、よっぽど停電しないかぎりは、ユーザーは料金のみで、電気会社を決めるような気がします。

そうなると、既存商品のアップセルが上手な、携帯3社が、電力会社よりもうまく販売することができるのではないでしょうか?

特に、KDDIは、auのCM好感度も相まって、いっきにシェアを取ってもおかしくないと思います!既存の勢いのまま、KDDIグループが、シェアを取ると予想します!

本日は、以上です。

おまけ

全国のスマートバリュー適用ケーブル会社
旭川ケーブルテレビ、帯広シティーケーブル、苫小牧ケーブルテレビ、ニュ-メディア函館センター、秋田ケーブルテレビ、大館ケーブルテレビ、仙台CATV株式会社、株式会社ニューメディア米沢センター、花巻ケーブルテレビ、八戸テレビ放送、マリネット(宮城ケーブルテレビ)、イッツコム、厚木伊勢原ケーブルネットワーク(株)、(株)いちはらコミュニティ・ネットワーク・テレビ、入間ケーブルテレビ、瑞穂ケーブルテレビ、宇都宮ケーブルテレビ、エヌ・ティ・シィ、鹿沼ケーブルテレビ、cc9ケーブルテレビ(栃木ケーブルテレビ、館林ケーブルテレビ、結城ケーブルテレビ)、南東京ケーブル (ケーブルテレビ品川)、ケーブルテレビ河口湖、研究学園都市コミュニティケーブルサービス、広域高速ネット二九六、佐野ケーブルテレビ株式会社、狭山ケーブルテレビ、ケーブルテレビJWAY、湘南ケーブルネットワーク株式会社、大井松田ケーブルテレビ局、 多摩ケーブルネットワーク株式会社、TTV株式会社多摩テレビ、CATV銚子テレビ放送株式会社、 らーばんねっと、テレビ小山放送、東京ケーブルネットワーク、東京ベイネットワーク、豊島てれび、 ニュ-メディア新潟センター、東松山ケーブルテレビ、YOUテレビ株式会社、ゆずの里ケーブルテレビ、横浜ケーブルビジョン、わたらせテレビ株式会社、蕨ケーブルビジョン、アイ・シー・シー、あづみ野テレビ、株式会社アドバンスコープ、伊豆急ケーブルネットワーク、伊賀上野ケーブルテレビ、長野ケーブルテレビ、伊那ケーブルテレビジョン、エコーシティ駒ヶ岳、エルシーブイ株式会社、おりべネットワーク株式会社、大垣ケーブルテレビ、株式会社キャッチネットワーク、クローバーTV、グリーンシティケーブルテレビ、ケーブルテレビ可児、株式会社ケーブルネット鈴鹿、(株)コミュニティテレビこもろ、シーシーエヌ (株)、CTY、中部ケーブルネットワーク株式会社、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社、STV須高ケーブルテレビ、株式会社ZTV、知多半島ケーブルネットワーク株式会社、知多メディアスネットワーク株式会社、TOKAIケーブルネットワーク、豊橋ケーブルネットワーク株式会社、トコチャンネル静岡、浜松ケーブルテレビ、 ひまわりネットワーク、MCTV (松阪ケーブルテレビ)、テレビ松本ケーブルテレビ、三河湾ネットワーク株式会社、ミクスネットワーク、射水ケーブルネットワーク株式会社、金沢ケーブルテレビネット、加賀ケーブルテレビ、、ケーブルテレビ富山、新川インフォメーションセンター、高岡ケーブルネットワーク株式会社、丹南ケーブルテレビ、株式会社テレビ小松、となみ衛星通信テレビ株式会社、福井ケーブルテレビ株式会社、さかいケーブルテレビ株式会社、(株)嶺南ケーブルネットワーク、あいコムこうか、明石ケーブルテレビ、近鉄ケーブルネットワーク、KCN京都、株式会社ZTV、テレビ岸和田、BAN・BAN、姫路ケーブルテレビ、ベイコム、アイ・キャン、出雲ケーブル、井原放送、岡山ネットワーク、倉敷ケーブルテレビ、Kビジョン、シティーケーブル周南、玉島テレビ放送、中海テレビ放送、日本海ケーブルネットワーク、ひろしまケーブルテレビ、株式会社ふれあいチャンネル、株式会社テレビ鳴門、香川テレビ放送網、株式会社四国中央テレビ、諫早ケーブルテレビジョン放送、伊万里ケーブルテレビジョン(株)、大分ケーブルテレコム、おおむらケーブルテレビ、沖縄ケーブルネットワーク、ケーブルステーション福岡、ケーブルメディアワイワイ、ケーブルワン、皇徳寺ケーブルテレビ、テレビ佐世保、長崎ケーブルメディア、鹿島ケーブルテレビ、佐賀シティビジョン、くーみんテレビ、はっぴとすビジョン、CTBメディア、 西九州電設株式会社、ビィーティーヴィーケーブルテレビ、MCT Arianet、宮崎ケーブルテレビ

著者投稿者 横川
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