あなたの選択肢はいくつある?日本全国エリア別の電力提供会社一覧
こんにちわ。以前に書いた、電力自由化のエントリーは、たくさんの方に読んでいただけてうれしかったのですが、
結局のところ、東京電力管内 の話でしょ?
というご意見をいただきました。
今回の電力自由化は、東京電力管内以外にも、中部電力管内や、関西電力管内も同様に自由化されています。ですが、新しく電力の小売を始める企業は、とりあえず東京電力管内だけ。と、いう企業も少なくありません。
そこで、
今回のエントリーでは、どの地域だと、どのような選択肢があるのか?調べてみました。
日本最多の選択肢!東京電力管内は、選び放題!
東京電力管内は、草刈り場と言われています。つまり、東京電力は、自由化後シェアを落とすとみられています。
確かに、前回のエントリーを見てもらえれば分かりますが、はっきり言って、
東京電力は やる気がありません。
言い換えると、直接ユーザーに売る気が見られません。なぜなら、東京電力の新プランは、どれも高く、メリットがほとんどありません。
もしかしたら、自由化で他社へ流れるユーザーは、諦めて、
何も考えず残ってくれるユーザーから 搾り取ろう。 とすら考えているのでは?と、うがった見方をしてしまうほどです。
つまり、東京電力は「土管に徹する」戦略を取っていると考えられます。
東京電力が直接ユーザーへ販売するのではなく、卸した先に売ってもらう戦略ですね。
前回の11プラン+ローソン+東京ガスの13プラン、12社がひしめく東京電力管内ですから、ユーザーとしては、選び放題 な訳です。
他の地域はどうなのか?
まずは、電力会社のエリアごとの対応表をご覧ください。
(電力会社別、対応エリア表)
当然ですが、各電力会社は、自分たちのエリアは対応しています。ですが、自分たちのエリアを超えて、他地域で営業をするのは、東京電力(中部電力管内、関西電力管内)と、中部電力(東京電力管内)だけのようです。
スタートだから、仕方ないのか、自分たちのエリアを守ることを優先させているのか、わかりませんが、東京電力管内のユーザー以外は、4月以降も、特に変化のない電力自由化となりそうです。
では、民間企業(電力会社も民間ですが・・・)を見ていきましょう。
(△は、対応予定。地域名が書いてあるものは、その地域のみ対応)
なんと、東京電力管内の「9」の選択肢に比べて、関西電力管内の「6」、中部電力管内の「4」、北海道電力管内、中国電力管内、九州電力管内の「4」が続きます。
これだと、まだまだ選択するには、選択肢が少なすぎますね。
企業別に見てみると
ここで先ほどの表を縦に見て企業別にチェックしてみましょう。
一番広いエリアをカバーしているのは、【auでんき】で、沖縄電力管内以外は、すべて対応しています。
続いて、HISグループの【HTBエナジー】も、北陸電力管内、四国電力管内、沖縄電力管内以外は対応エリアとなっています。
【J:COM電力】のエリアは、J:COMの提供エリアとも言い変えることができますので、東北地方でも仙台に限定されるなど、注意が必要です。
そして、大々的なCMで興味を引くのがうまいソフトバンクですが、東京電力管内、中部電力管内、関西電力管内と3エリアしか対応できていません。携帯の電波同様、地方は後回しのようです。
それにしても、エネルギー系のサービスは、むしろ地方の方がガソリンの消費量や灯油の消費量が多いはずなので、ガソリンとのセット割を推すならば、地方を攻めるべきだと思うのですが、東京電力管内しか対応していないのは、不思議です。
今後、対応すると思いますが、auでんきのように対応できている企業もあるわけですから、やっておくべきですよね。エネルギー系の電気をお勧めします!と言っているこのブログですから、ちょっと残念です。
北陸、四国、沖縄は電力自由化はまだ先です
エリア表を見てもらえれば、地方の中でも、北陸、四国、沖縄のエリアは、選択肢がほとんどなく、電力自由化は、まだ先のようです。
残念ですが、この地域の人は、今しばらく待ちましょう。
auでんきが対応エリアとなっていますが、auの携帯電話を契約していないと、申し込みができません。
つまり、北陸、四国のエリアの人は、docomo、softbankの携帯電話を利用している人は、選択肢は ゼロ です。
北陸出身者としては、淋しいです。(涙)
でも、諦めないで!まだ選択肢はある
とはいえ!
まだ、諦めるのは早いです。電力自由化で電力販売に参入したのは、これまでお伝えしてきた、有名な大手企業だけではありません。
例えば、株式会社エネットという企業は、各地域で電力小売を始める予定です。あまり聞きなれない会社名かもしれませんが、NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスが共同出資をして作られた企業です。
プランなどが、まだ発表されていないのですが、元々、法人向けに電力販売を行ってきた企業ですから、個人向けの電力販売事業でも有力企業と目されています。
ですから、今は、まだ選択肢がなくとも、自由化以降、少なからず新プランが出てくるであろうと予想されますので、待ちましょう!もちろん、当ブログでも新情報をゲット次第、お伝えしていきます!
まとめ
2016年4月1日から始まる電力自由化ですが、東京電力管内以外の人は、様子見をした方が良さそうです。
東京電力管内で放送されている、エネオスでんきのCMでは、様子見なんて言ってしまうと、吉田羊さんに、「意気地なし」と言われてしまいます。
でも、ここは意気地なしと言われながらも、様子見を決め込みましょう。
あ、東京電力管内では前回のエントリーにあるように、
あたりをお勧めします!
でも、吉田羊さんに、意気地なしって言ってもらえるなら、あえて様子見を決め込むのもいいんですけどね!(笑)
本日は、以上です。