一目でわかる! お得な電力プランはこれだ!! 東京電力管内の主要な電力プランを11種類を徹底比較してみる。【電力自由化】
ここ1週間ほど、電力の自由化に伴った各社のプランをみてきました。そして、やっとどのプランがいいのか、判断できるだけの材料がそろったので、まとめてみたところ、かなりシンプルに選べることがわかりましたので、本日は皆様へご報告致します。
面倒臭い人は、一番下のまとめだけチェックしてください。
タイプ別にオススメの電力プランをご紹介していますよ!
電力のプランの選び方
まずは、電力のプランの選び方ですが、そもそも自分の電力をチェックしたことはありますか?東京電力だと、「でんき家計簿」というサービスがあります。
これを利用すると、各月の電力使用量をチェックすることができます。
例えば、我が家だと、こんな感じでグラフにしたり、2年分の電力使用量をチェックすることができます。
これで、わかることは、電力使用量は 月によってばらつきがあり 、僕の場合で最大3倍の差があることがわかります。
我が家は、ワンコがいるので夏も冬もエアコンをかなり使います。すると、春や秋に比べて、3倍もの利用量の差が発生します。
ここから考えるべきことは、
電気をたくさん使う月も、そうでない月も、お安くならないと意味がない
ということです。
これ、当たり前なことなのですが、でんきサービスを提供する各社がサイト上で、電気料金を比較する試算プログラムを用意しています。(電気の比較サイトでもあります)
ですが、この比較プログラム、単月の料金を入力するだけで、それを12倍して計算しているものが、ほとんどで、実際の電気の使用量とは、違った結果になってしまいます。
そこで、今回オススメする考え方としては、
どうやっても、今よりも安くなる プランをオススメしたいと思います。
つまり、電力使用量が多い月でも少ない月でも、今よりも安くなる。というサービスをメインで考えるということです。
では、具体的にみていきましょう。
主要11プランを徹底比較してみた
今回、東京電力管内で比較するプランは、以下の11プランです。【】は提供会社です。
現在、一般家庭で利用されているプランです。今回は、60Aで計算してみました。
東京電力が自由化を機に新たに展開を始めるプランです。いわゆる、従量電灯Bのユーザーを対象にしたプランです。
3.【ソフトバンク】ソフトバンクでんき[PR]
ソフトバンクでんきが一押しの定額プランです。安くなりますよ!と宣伝する際に、引用されるプランです。
auが鬼ちゃんのCMで宣伝する、auでんきです。
J:COM電力は、ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムが提供する電力サービスです。
東急グループの電力会社である、東急パワーサプライが提供するでんきです。グループ全体でパワープレイで営業されています。
ガソリンスタンドのENEOSが有名な、JXホールディングスが提供するでんきです。ガソリンや灯油が安くなります。
エッソ、ゼネラル、モービルなどのガソリンスタンドを運営する、東燃ゼネラルのでんきサービスです。
サービス名称が、これでいいのか、わかりませんが、旅行代理店の大手であり、ハウステンボスを運営する、H.I.S.のグループ会社である、HTBエナジーが提供するでんきサービスです。
ガソリンスタンドのシェルを運営する、昭和シェル石油が提供するでんきサービスです。こちらは、ガソリンが-10円される!というサービスとなっています。
11.【中部電力】カテエネ[PR]
中部電力が、東京電力管内で提供するサービスです。従量電灯Cという、商店向けのサービスです。
基本料金や、従量料金の一覧は、こちら。
ここで、ひとつ注意点です。
ENEOSでんき、myでんきの2つは、比較元の電気料金が不明でした。
というのも、各社2016年6月以降の 新価格 を基準に、料金を提示しています。
ですので、ENEOSでんき、myでんき以外は、2016年6月以降の価格を基準に5%引きをしたり、0.1%引きをして比較用の料金をまとめています。
逆に言うと、ENEOSでんき、myでんきは、2016年6月以降、値上がりする可能性があるということです。
そして、「現在の」価格を提示している、HTBエナジーのオフィシャルサイトに表示されている料金よりも、上記のまとめた表の料金の方が高くなっていますが、2016年6月以降の料金をすでに適用していると考えてください。
グラフにしてみる
ですが、上記の基本料金の表だけだと、よくわからないですよね。
そこで、各社の料金表を10kWhごとに計算し、グラフにまとめてみました。
うーん、これはこれで、何が何やらで、わかりません。
そこで、大きな料金変動がある、電気量金が9,000円まででいちど絞ってみます。
その結果が、こちら!
ダントツで高いプランがありますが、まあ、ここでは触れません。
これでも、ちょっとわかりにくいのですが、一番安いのは、「myでんき」となりました。そして、ほとんど差がなく「HTBエナジー」となりました。
300kWhで安い順にトップ5を挙げますと
1位:【東燃ゼネラル】myでんき
2位:【HTBエナジー】HTBエナジー
3位:【JXホールディングス】ENEOSでんき
4位:【東急パワーサプライ】東急でんき
5位:【ジュピターテレコム】J:COM 電力
1位から5位までの価格差は約550円となりました。
続いて、300kWh以降の料金もグラフで見てみましょう。
これは、かなり差がつきました。
一番安いのは、ENEOSでんきがぶっちぎりですね。
800kWhでのトップ5も見てみましょう。
1位:【JXホールディングス】ENEOSでんき
2位:【東燃ゼネラル】myでんき
3位:【HTBエナジー】HTBエナジー
4位:【東急パワーサプライ】東急でんき
5位:【ジュピターテレコム】J:COM 電力
トップ5の会社は変わりませんが、順位が変わりました。
1位から5位までの価格差は、約2,500円という結果になりました。
と、いうわけでここまでを簡単にまとめますと、ENEOSでんきや、myでんき、HTBエナジーが良さそうですね!
ですが、ここで、注意!
ここまでは、各社のポイントサービスや、ガソリンや通信費の割引は考慮していません。あくまで電気料金についての比較です。
そこで、各社のポイントなどの特典をチェックしてみましょう。
ポイントなどの特典をチェック
料金以外にも、選択するためのポイントはありますよね。そんな、各社の特典をチェックしていきましょう。
特に特典らしいものはありませんが、口座振替をすることで、54円/月の割引があります。
上記の口座振替割引サービスがない代わりに、TポイントかPontaポイントが貯まります。
ポイント還元率は、0.5% です。
Tポイントが貯まります。ポイント還元率は、0.5% です。
条件:ソフトバンクの携帯電話、ソフトバンクの固定回線(インターネット)の契約が必要です。
au WALLETプリペイドカードへキャッシュバックされます。
還元率は、利用料金によって変わります。
利用料金 5,000円未満:1% キャッシュバック
利用料金 8,000円未満:3% キャッシュバック
利用料金 8,000円以上:5% キャッシュバック
条件:auの携帯電話の契約が必要です。
特典は特に用意されていません。
条件:J:COMのテレビや、インターネット、電話などのセット契約が必要です。
TOKYU POINTが貯まります。ポイント還元率は 1% です。
また、イッツコミュニケーションを利用している方は、月額最大350円の割引が受けることができます。
さらに、東急線で定期券を利用している人は、電車でたまるTOKYU POINTが2倍になります。
条件:TOKYU CARDで、電気料金を支払う必要があります。「電車で貯まるTOKYU POINT」に登録している必要があります。
7.【JXホールディングス】ENEOSでんき[PR]
エネオスカードで支払う場合、カードの種類によって、ガソリン代の割引やポイント率アップの特典があります。
さらに、ガソリン・灯油・軽油が 1円/リットル 割引されます。(月に150リットルまで)
条件:エネオスカードで電気料金を支払う必要があります。
特典は特に用意されていません。
特典は特に用意されていません。
月に100リットルまでという条件付きですが、ガソリンが10円/リットル割引されます。
現金で支払っている人も、Pontaカードを登録すれば、特典が適用されます。
条件:支払い方法の登録が必要です。
11.【中部電力】カテエネ[PR]
カテエネポイントが貯まります。還元率は、わかりにくいのですが、どんなに頑張っても、1980ポイント(2年間)を貯めることができます。
条件:カテエネというwebサービスへの登録が必要です。
というわけで、ここまでの特典をまとめたものは、以下の表になります。
まとめ
では、結局どうしたらいいの?という疑問があると思いますので、個人的にオススメしたい、電力会社をケース別にお伝えしたいと思います。
月の電気料金が日常的に、10,000円以下の家庭
【東燃ゼネラル】myでんき、をオススメします。
理由は、とにかく誰にとってもお安い価格設定となっています。仮に10,000円を超えた場合でも、それほど高額になるわけではないので安心できます。また、違約金もありませんので、安心ですね。
月の電気料金が日常的に、10,000円以上の家庭
【JXホールディングス】ENEOSでんき[PR]、をオススメします。
ENEOSでんきは、とにかく300kWh以降の単価が安いことです。ですので、月の電気料金が10,000円を日常的に超える家庭は、メリットが大きいでしょう。プラスアルファで、ガソリン代金が安くなるメリットもありますしね。myでんき同様、違約金がないのは、安心できます。
月にガソリンを100リットル以上給油する家庭
【昭和シェル石油】ドライバーズプラン、をオススメします。
車通勤の方や、ガソリンを月に100リットル以上、給油する人は月に1,000円の割引を受けることができます。あまり電気を使わない月でも、1,000円のガソリン代が割引されるのは、大きいですしね!個人で100リットルを給油しない人でも、使い方を工夫すれば、家族全員で100リットル給油という形もできますよ!
ただし、100リットル以上でも、電気代が10000円を超えるご家庭は、前述のENEOSでんきの方が、メリットが出やすくなりますよ。
何にも考えたくないけど、今よりは安くしたい家庭
【JXホールディングス】ENEOSでんき[PR]、をオススメします。
電力自由化がはじまって、電気代気が半額に!なんて幻想はありませんでした。どう見繕っても、いろいろと調べる労力の方がかかりそうです。
であれば、とりあえず安いところに契約しておけばいいですよね!
・違約金がない
・Tポイントが貯まる
・ガソリン代も安くなる
・そもそもの電気代金が安い
という特徴がありますので、僕はとりあえず、【ENEOSでんき】[PR]を契約しておけばいいと思います。
ただし、ENEOSでんきを契約すると、高くなる人がいます。それは、月の利用料金が、4,000円程度の人は、電気料金は安くならない可能性がありますので、注意してください。
全体的な感想としては、
・電力系の会社のプランは、サービス内容が わかりにくい 。
・通信系の会社のプランは、サービス期間を 縛ってくる 。
・エネルギー系の会社のプランは、わかりやすい 。
と感じました。
まずは、エネルギー系のプランをメインで考えたのち、あまりメリットが無いと感じた場合は、他のサービスを検討してみてください。
最後に、このブログで各電力会社の特徴などをもうちょっと細かいところまで、チェックしたエントリーがありますので、お時間あれば、読んでみてください!
また、これから、ローソンの「まちエネ」が始まったり、他にも新たなプレイヤーが出てくると思います。このブログでも、各電力サービスをチェックしていきますので、また見に来てくださいね!
本日は、以上です。
2016年2月2日11時 追記
ローソンのまちエネが、詳細発表されましたので、別エントリーにてまとめてみました。こちらも併せてご覧ください。
ローソン・三菱商事連合の「まちエネ」を検証。アリか、ナシか。
・東京電力の新プランも、ソフトバンクでんきも、全く安くない件
・eo電気は、安いのか?eo電気 vs 関西電力 vs ソフトバンクでんきを比べてみた。
・やった!auでんきは、絶対に安くなるお得な電気だった!
・これが電力自由化の本命だ!!ENEOS(エネオス)でんきのお得なポイント。
・エネルギー企業すげぇ!昭和シェル電気は、ガソリン代が-10円!
・J:COM電力について解説します。
・単身者はこれで決まり?「東急でんき」をチェックしてみた。
・新電力はこうでなきゃ!H.I.S.の電力料金は、超シンプルだった!
・エネルギー企業の電力はまだあった!東燃ゼネラルグループのmyでんきを調べてみたよ。
・中部電力が、東京電力管内に殴り込み!その本気度は?