中部電力が、東京電力管内に殴り込み!その本気度は?
ここまで、電力自由化で、新たに参入した企業のプランをチェックしてきました。
今日は電力会社のプランをチェックしましょう。東京電力の新プランは 予想どおり 肩透かしにあいましたが、地域の垣根を越えてやってきた、中部電力はどうでしょうか?
中部電力の、東京電力管内における、サービスの本気度はいかに?
中部電力の特徴
ここまで、単身〜2名程度向けの40Aでチェックしてきましたが、中部電力は従量電灯Bだと、50A、60Aの電気使用量が多い人向けにプランを絞ってきました。
やはり、使用量が多いユーザーは、どの電力会社も獲得したいところですしね。
カテエネプランとは?
中部電力のサイトでは、「カテエネプラン」として、訴求しています。
このカテエネとは、東京電力でいう、電力家計簿のようなネット上で利用量などをチェックできるWEBサービスです。
カテエネでは、ポイントもチェックできるようです。
料金
気になる料金ですが、
基本料金が、8kVAまで1,201.2円/契約で、従量料金が27.71円/kWhとなっています。
やはり、このままだとわかりにくいので、いつもの表にしてみます。
eo電気を覚えていますか?eo電気のように、中部電力のカテエネプランも、非常にシンプルな料金体系となっています。
このままだと、わかりにくいので、グラフにしてみましょう。いつもは、500kWhまでのグラフなのですが、中部電力のターゲットが電力使用量が多い人向けなので、1000kWhまでチェックしたいと思います。料金的に、約30,000円弱のユーザーさんが対象になりますよ。
緑色のカテエネプランですが、60kWh〜770kWhくらいまでは、東京電力よりも高くなってしまいます。
とすると、中部電力は東京電力管内で本気で売ろうとしていない。と考えても間違っていないのではないでしょうか。
まあ、名目が電気の利用量が多い人向けのサービスなので、月々の電気代が25,000円以下の人たちは、相手にしていないということでしょう。
月の電気代金が、30,000円程度の人で、月に500円程度のメリットが出そうです。
また、中部電力のターゲットがもともと、従量電灯Cのユーザーに向いています。
この従量電灯Cですが、東京電力のサイトでも、
6kVA以上の場合のご契約です。例えば、電気製品の多いご家庭や、業務用大型冷蔵庫などをご使用の商店でご契約いただいています。
と記載されています。つまり、一般家庭というよりも、SOHOや、商店での利用を想定していることがわかります。
従量電灯CとBの違いは、基本料金のみですから、従量料金には、差が出ません(グラフでいうと傾きは変わりません)
まとめ
というわけで、中部電力の本気度は、残念ながら伝わってきませんでした。
とりあえず、戦っている姿を見せよう的な感があります。
では、そろそろ各社の特徴や、価格もわかってきましたのでまとめたいと思います。
【カテエネ】オフィシャルサイト[PR]
本日は、以上です。