J:COM電力について解説します。
電力自由化、各電力会社を解説してみるシリーズは、再び通信キャリア編に戻ってきました。
ここ最近の、電力自由化解説エントリーは、こちら。
eo電気は、安いのか?eo電気 vs 関西電力 vs ソフトバンクでんきを比べてみた。
これが電力自由化の本命だ!!ENEOS(エネオス)でんきのお得なポイント。
エネルギー企業すげぇ!昭和シェル電気は、ガソリン代が-10円!
そして今日は、ケーブルテレビ最大手、ジェイコムが提供する、J:COM電力というサービスです。
J:COM電力の特徴
J:COM電力は、申し込むためには、J:COMユーザーである必要があります。
電力セットの対象プランは、以下のようになっています。
基本的には、「テレビ」、「ネット」、「電話」の3サービスの内、2つの契約は必要なようです。
それでは、気になる料金について、見ていきます。
J:COM電力の料金は、以下の通りとなっています。
0〜120kWh:(東京電力単価 × 使用量) × 0.5%割引
120〜300kWh:(東京電力単価 × 使用量) × 1%割引
300kWh〜:(東京電力単価 × 使用量) × 10%割引
これだと、わかりにくいので、いつもの表に変換してみましょう。
300kWh以降の、価格差、-3円はすごく大きいと思います。
グラフにすると、後半の差のつき方がすごいですね。
J:COM電気の特典
残念ながら、現時点(2016年1月25日時点)では、ポイントなどの特典はないようです。
J:COMの毎月の利用料金に合算されるようですので、その辺は楽ですね。
あ、特典の項目、書くことなくなりました。
電気料金が高い人は、J:COM電力はお得なのか?
では、特典の代わりに、10%割引とお得感のある、300kWh以降の電気を比べてみましょう。
300kWh以降の単価ですが、
東京電力:30.02円/kWh
J:COM電力:27.02円/kWh
エネオス電気:25.75円/kWh
ドライバーズプラン:29.02円/kWh (600kWh以降)
auでんき:30.01円/kWh
ソフトバンクでんき:25.89円/kWh(300〜400kWhまで、それ以降は30.02円/kWh)
と、エネオス電気が一歩リードしていますが、J:COM電力も、他のサービスに比べると、お安い価格設定となっています。
まあ、ポイント還元がないので、その分値引きされているのかもしれませんね。
まとめ
J:COM電力は、他社と違い「電気」「でんき」という表現ではなく、「電力」と言っているところも、面白いですね。
J:COMユーザーにとっては、まとめることができるサービスとして検討してみてください。
特に、300kWh以上の電力使用量のご家庭は、価格メリットが出ると思います。
逆に、電力ありきで、J:COMのサービスを申込むというレベルの価格メリットは出なさそうですから、あくまでJ:COMユーザーのオプション的な考えていいのではないでしょうか?
本日は、以上です。