手伝ってもらう人にお願いする
荷物運びや清掃などで、知人や友人に手伝いをお願いする場合は、最低でも2週間前までにはきちんとお願いしておくのがマナーです。また、引越し期日が迫ってきたら、改めてお願いと確認の連絡をしておきましょう。
引越し業者に依頼する場合でも、引越しには何かと人手が必要です。一人暮らしの人はもちろん、少人数の家族の場合、当日の作業を念入りに予測して助っ人をお願いしておくのがいいでしょう。
また、道幅が狭くて大きなトラックが使えないような場合、トラックが何度か往復して荷物を運搬することがあります。この場合、現在の住まいと新居の両方で荷物の積み下ろしに立ち会わなければいけないので、少なくとも2人以上での対応が必要になります。
たとえば、引越し当日になっても予定の荷造りができていないようでは、余計な時間や手間がかかって手伝いの人や業者に迷惑をかけてしまうことになります。友人などに手伝いをお願いするのであれば、なおさらスムーズな引越しを心掛けることが大切です。
また、手伝いをお願いする場合に、現地に来てもらう時間にも配慮する必要があります。業者が搬出作業中の家の中に4~5人の人間がいたら、それだけで作業の邪魔になってしまい時間がかかる原因になってしまいます。引越し先も同様で、よくあるのが、引越し業者が荷物を搬入したいのに、搬入したそばからお手伝いの人が段ボール箱の荷ほどきを始めてしまうことです。それが業者の運搬作業の邪魔をすることがないよう気をつけましょう。
人手が必要だけど、頼める人がいないといった場合には、いわゆる「便利屋」さんに依頼することもできます。その場合、報酬は時間制のことが多いので、手伝ってもらうことを整理して、手際よく作業を進めるようにしましょう。
友人などに手伝ってもらっても1日5000~1万円程度のお礼をするのはマナーともいえますから、最初から割り切って、引越し作業に慣れた便利屋さんに依頼したり、引越し業者にスタッフの増員を相談したりしてみるのがいいのかもしれないですね。