荷造りを始める
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いよいよ、引越しの荷物を段ボール箱に詰めていきましょう。
でも、手近なものから適当に詰めてしまうと、新居で開封して整理するのに途方もない時間がかかってしまいます。さまざまな家財道具の荷造りのポイントは後で詳しく紹介しますが、全体を通して忘れないようにしておきたい重要な「コツ」があります。
それは、運び入れる新居の部屋ごとに段ボール箱を分け、中身が何かわかるようにしておくこと。引越しでは、一気に大量の荷物を運びます。荷物を詰め込んだ段ボール箱を、スペースがあるからといってリビングルームに積み上げてしまっては、整理するのが大変になってしまうからです。
まず、用意した新居のレイアウト図には、部屋ごとに番号を振っておきます。そして、段ボール箱への箱詰めは、運び込む部屋ごとに分けていくようにしましょう。
荷物を詰め終わった段ボール箱には、以下の項目を書き込んでおくようにすると、運搬や整理の作業が楽になります。引越し業者の段ボール箱には、あらかじめ必要な項目の記入欄が印刷されているものもあります。
◆運び込む部屋の番号など
引越しの当日、段ボール箱が紛失してしまうトラブルを防ぐことにも役立ちます。部屋ごとの段ボール箱の個数を確認しておきましょう。
◆新居での置き場所
作成した新居のレイアウト図と対応させて、荷物を運び込んだ時の置き場所を明記しておきます。「キッチン」「リビング」「寝室」「子ども部屋」「浴室」などの名称でもいいですが、レイアウト図に番号や記号を振って整理してもいいでしょう。この時「玄関」を忘れがちなので注意してください。
新居での置き場所などがまだ決められないような場合など、追加の項目として元の住まいのどこにあった荷物かを記入しておくと便利です。
◆中身の概要
箱に詰めたものがどんなものか、おおよその概要を記入しておきます。
◆注意書き
壊れやすいものが入っている場合は「割れ物注意」であることがわかるような言葉を記入するか、100円ショップなどで入手できるステッカーなどを貼っておきましょう。
また、引越ししてすぐ使うモノには「急」、学校の制服や仕事用のスーツなど日常生活での必需品には「必」などの目印を書いておくと、搬入時にわかりやすいところに置いておくことができます。
こうした項目は段ボール箱に直接記入してもいいですが、引越し業者によっては運び込む場所ごとに色分けされたステッカーなどを用意してくれることがあります。見積もり時に、そういったサービスがあるかどうか確認しておきましょう。割れ物には赤、すぐ使うモノには黄色など、色つきのガムテープを使うのもいいですね。
最近は多くの家庭にプリンターがあるでしょうから、シール式の用紙を買ってきて、自分で作成することも可能です。こうしたシールやステッカーを活用したほうが、箱に直接書き込むよりもわかりやすくなります。また、剥がしやすいシールにしておけば、段ボール箱を再利用する時にも気持ちよく使えます。
このほか、荷造りをする時に知っておきたいさまざまな知識は、このサイト内の『引越し達人への道!』で紹介しています。ぜひチェックしてください!
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