スムーズな荷造りの「鉄則」
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引越し業者でも荷造りまでまとめて引き受けてくれるサービスはありますが、費用を抑えるためにも「荷造りは自分でやる」という人が多いでしょう。スムーズに、上手な荷造りをするための「鉄則」ともいえる、基本的なテクニックを紹介しておきます。
◆日程には余裕をもってスタート!
荷造りは、家の中にあるものをただ箱に詰めるだけではありません。不用品を分別したり、引越しを機に収納場所を変えるものを場所別の箱に入れたりと、考えるべきことがまさに山積み。依頼する引越し業者を決めて連絡したら、日程には余裕をもって荷造りを進めていきましょう。
食器や液体容器が多いキッチン回りの荷造りにはとくに時間がかかるので、注意してください。
◆荷造りは奥の部屋から順序よく!
家の間取りにもよりますが、客間や寝室など段ボール箱をしばらく置いていても日常生活に支障のない部屋から荷造りを進めていくのがスムーズです。
◆重いものは小さな箱に入れる!
本や雑誌、食器などは大きな箱に入れてしまうと重くなって運搬が大変になってしまいます。重いものは小さな箱へ。衣類などの軽いものは大きな箱に入れるのが鉄則です。
◆普段、あまり使わないものから詰めていく!
荷造りは早めにスタートすることをおすすめしましたが、日常生活で頻繁に使うものを箱詰めしてしまうと、引越し当日までの生活に不便が生じてしまいます。さしあたり読まない本や雑誌、CDなどの趣味用品。季節外れの衣類、来客用の食器など、普段はあまり使わないものから荷造りします。
◆袋詰めや紐かけはNG!
紙袋に入れたり、本などを紐で束ねたりするような荷造りはやめましょう。運搬時に袋が破れたり紐が外れたりすると余計な手間がかかる上に、トラックへの積載時にも無駄なスペースをとってしまいます。
◆段ボール箱の底はガムテープを十字に貼る!
中古段ボールなどを使った時にやってしまいがちなのですが、組み立てた箱の底を互い違いに組み合わせて使うのは、運搬時に底が抜けてしまうトラブルの元になります。短辺を下、長辺を上にしてきれいに組み立て、ガムテープを十文字に貼っておくのが最も丈夫です。
中に入れるものが軽い場合は縦に1回貼るだけで問題ありませんが、本などの重いものを入れる段ボール箱は、できるだけ十文字に貼っておきましょう。
また、段ボール箱が変形するほどものを詰め込むのもトラブルの元になります。