エアコン工事などの手配
エアコンなどの設備を取り外して新居に運ぶ場合、引越し業者のオプションサービスなどを利用しないのであれば、取り外しと取り付けを、それぞれ近くの業者に手配しておく必要があります。
3~4月の引越し繁忙期や、季節の変わり目などは業者の予約が取りづらいこともありますから、最低でも引越しの2週間前までには業者を決めて予約しておくようにしましょう。引越しの距離によっては、ひとつの業者で取り外しと取り付けの両方をやってもらうのがスムーズです。
さまざまな業者がありますから、事前に情報収集をして、引越し業者のオプションサービスとともに、複数の見積もりを取って検討するのがいいでしょう。
新居でのエアコン工事は、引越し業者に依頼して「追加料金」が発生する原因になりやすい作業です。エアコンの取り付け工事を依頼した場合でも、受注した引越し業者が新居の下見に行くことはできませんから、エアコンの設置位置からダクト(壁の穴)、室外機までの配管の長さはわからないのが普通です。
どの業者でもある程度のマージンはもって見積もりしているはずですが、配管延長が必要になる場合、1メートルあたり5000円程度の追加料金が発生することが多くなります。新居のエアコン設置位置が、ダクトや室外機と距離がある場合は、前もって伝えておくと、追加料金には(見積金額はその分上がってしまいますが)なりにくいでしょう。
また、配管延長以外にも新居の構造によって室外機を壁面に吊る特殊工事作業の費用や、必要な金具などの部材費が発生することがあります。高級マンションに多いパターンとして、外観の美しさを損なわないためにマンション側で規定の配管カバー(化粧カバー)を取り付ける工事費用が発生するケースもあります。新居の下見の時などに、仲介の不動産業者や大家さんに確認しておきましょう。