自家用車運搬の手配
自家用車がある場合、引越し先まで自分で運転していけるのであれば問題ありませんが、距離が遠かったり、複数のクルマがあったりするなど、何らかの理由で自走で運べないケースでは、自動車だけを運搬してもらう方法を決めて、手配しておかなければいけません。
自動車の運搬には、専用の自動車積載用トラックに積んで運んでくれるケースと、業者のスタッフが運転して現地まで運んでくれるケースがあります。専門の業者も数多くあるので、最低でも引越しの1カ月くらい前には情報収集を始め、2~3週間前には依頼する業者を決めて発注しておきましょう。
引越し業者でも自動車の運搬はオプションで用意されていることが多いですが、ほとんど外注の専門業者に任せるのが実情です。
専門の自動車運搬業者の中には、引越し先での車庫証明の取得やナンバー変更などの手続きを代行するサービスを用意しているところもあります。引越し業者、専門業者それぞれから早めに見積もりを取り、サービス内容などをよく検討して運搬方法を決めましょう。
自動車の運搬には引越しの荷物よりも日数がかかるケースが多く、引越し日の数日前に引き取りに来てもらって、引越し日の数日後に受け取るパターンが一般的です。新居ですぐに自家用車を使いたい場合には、必要な運搬日数を逆算して、引越し当日よりも早めに自動車だけ運んでもらいましょう。
もちろん、新居での車庫の手配も不可欠です。
車両の陸送会社のスケジュールが引越しの日程に合うとは限りません。複数の引越し業者に自家用車の陸送を含めた見積もり依頼をしても、各引越し業者は外部の陸送会社に委託するので、結局は「全部同じ陸送会社だった」ということもよくあります。