補償や支払い方法の確認も!
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見積もりの金額に関わるさまざまな事項のほかに、補償や支払いの方法についても、見積もりの際に確認しておくのがいいでしょう。
確認しておくべき事項を列挙しておきます。
◆保険や補償の確認
引越しの運搬作業では、家具や家電に傷がついたり、場合によっては落として破損したりしてしまうようなことが起こらないとは限りません。国土交通省の『標準引越運送約款』では、引越し荷物の破損や紛失が生じた場合、3カ月以内に業者へ通知すれば補償が受けられることになっています。
業者が加入している保険もあるはずなので、その保障額や範囲を確認しておきましょう。
また、引越作業時に新居の壁や床に傷がついてしまったりするケースも考えられます。荷物以外の補償についての対応は引越し会社によってまちまちなので、見積もり時にどこまでが補償範囲なのかを確認しておきましょう。
引越し作業時についた傷かどうかを判断する証拠として、新居を下見した時に床や壁の写真を撮っておくといいですね。
◆支払い方法やキャンセル料の確認
引越し料金の支払い方法は、現金や銀行振込のほか、クレジットカードでの支払いに対応してくれる業者も増えています。選択可能な支払い方法や決済のタイミングについても、見積もり時に確認しておくのがいいでしょう。
また、引越し業者と契約後、何かの事情で引越しの日程などが変更になったりしてキャンセルや予定の変更をする場合、キャンセル料が発生することがあります。『標準引越運送約款』で、引越し前日のキャンセル(解約・延期)は引越し料金の10%以内、引越し当日のキャンセル(解約・延期)は引越し料金の20%以内と定められています。
つまり、引越しの前々日までの解約であれば原則としてキャンセル料は必要ないということです。ただし「解約の原因が荷送人の責任による場合には、解約手数料とは別に、引越し業者がすでに実施し、又は着手した附帯サービスに要した費用(見積書に明記したものに限る。)を収受」できることになっています。事前に、キャンセルや延期の場合の条件も確認しておくのがおすすめです。