これからのお引越しについて考えてみた。


(出典:サカイ引越センターオフィシャルサイトより)

こんにちわ。引越しラクっとNAVI(@hikkoshinavi)の横川です。

先日も、ツイートしましたが、アート引越センターさんが、この繁忙期の対応件数を約20%減らしているということが、ニュースになっていました。

 

日経さんの記事にもあるように、アート引越センターさんが対応している56万件のお引越しのうち、3、4月のお引越しは約3割とのこと。この繁忙期の引越し対応件数を約20%減らすとのことでした。

単純計算すると、56万件の3割が繁忙期の件数で、そのうち2割を減らすということですから、560,000×30%=168,000件x20%=33,600件のお引越しが、アートさんからなくなるので、単純に考えると、他の引越し会社へ移動してしまうでしょう。

となると、最初に考えられるのは、引越し専業での売上高、引越し件数が日本一のサカイ引越センターさんに流れると予想できます。

 

昨日、上場されている、サカイ引越センターさんの2017年3月の速報値が出たので、どうだったかな?と思い、チェックすると、3月の前年比が、全体で114.9%と、かなり伸びていることがわかりました。

http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/ir/pdf/news/201704031.pdf

年間を通しても、前年比が単月110%以上の月がない中で、この3月の売上高は、凄まじいものがあります。単月で128億円ですからね。。。

ちなみに、引越し作業件数は、単月のものは出ていませんが、Qで見ると、4Qの売上が前年比108%に対して、作業件数が前年比102%なので、引越し料金は下がっていないことがわかりますね。

 

話を戻すと、アートさんが減らした、33,600件という引越し件数の多くが、サカイ引越センターさんをはじめとした、引越し専業の会社へ流れた結果、引越し専業の企業は今年の3月は、過去にないほどの売上高となったと予想されます。

33,600件という引越し件数は、引越し作業件数日本一のサカイ引越センターさんでも、繁忙期の単月作業件数64,000件ほどなので、おいそれと吸収できる件数ではありません。

その結果、いろんな引越し会社が足元を見てきて、今年の引越し料金につながったものを思われます。

3月後半は、どこの引越し会社さんでも対応できないから!と駆け込みで、僕たちに依頼がきた企業さんが、過去にないほど多かったです。

 

今年だけの話じゃない

そして、このアートさんが掲げる、繁忙期の受注抑制ですが、大事なポイントとしては、今年限りではないことです。

そう、来年以降も同じ状況になるのです。さらに、アートさんは定休日を掲げるという、次の手を打とうとしています。

受注件数の抑制や、定休日の導入など、なぜ、アート引越センターさんが敢えて、売上を減らす施策を行うのでしょうか。

 

2つの施策の裏には、労働環境の見直しがあります。労働集約型の引越しというお仕事においては、作業スタッフの確保がとても大事です。

日本国内で人口が減っていく中で、きつい・汚い・危険な引越しという業界は、それほど今の若者に魅力的な業界ではないでしょう。そんな中でも、優秀な人材を集めて、逃さないために、労働環境を重視し、残業を減らし、しっかりと休みを取って、従業員満足度を上げつつ、顧客満足度を上げていこうという、考えなのではないかと思われます。

逆に、今までの引越し業界が、残業当たり前、土日関係なし、きつい・汚い・危険と、ちょっと酷すぎたと言えるかもしれません。

今後はどうなるのか?

では、今後はどうなるのでしょうか?あくまで個人的な意見として、好き勝手に書いて見たいと思います。

まず、繁忙期にアートさんが受けられない件数分は、今年同様あぶれてくると思います。それほど、受注件数2割抑制は、インパクトが大きいと思います。となると、引越し難民が出やすい状況になるので、これが続くと企業は、3月の引越しを4月にずらしてくると予想されます。

また、新卒の新入社員も、大方が3月の後半の入居なのですが、2月後半から3月前半に引越しとなる可能性も高まってきます。

すると、業界的には、ちょっとだけ繁忙期間が前後にずれるので、料金が大幅に下がることはありませんが、今よりはゆとりのあるお引越しができるようになるでしょう。

それでも、手配が難しい場合は、秋の移動を増やす企業も増えると予想できます。先見性のある企業さんは、秋でも春でもない時期に、すでに移行済みだったりしますけどね。

というわけで、企業のお引越しは、否応にも繁忙期から外していいかないと、引越しの手配ができない。という状況になるような気がします。

 

引越し会社の中で、トラックや人員を増大させ、アートさんが抜けた穴を埋めよう!と考える会社も出てくるかもしれませんが、繁忙期以外での受注件数を増やす必要がありますので、そんな簡単に、トラックや人員を増大させることができないんですね。

前述の通り、人員確保は、この業界のみならずですが、非常に重要なポイントとなります。

お正月のハワイ旅行が、閑散期の倍以上するのと同じように、引越しも繁忙期は閑散期の倍以上、料金がかかってしまいます。これが、平準化されて、みんながお安いお引越しになると、ハッピーですが、決算月が変わらないと、企業の転勤の引越しは、3月から変わらないかもしれません。

著者投稿者 横川

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