『10秒』でできる!LINEでもインスタでも紙でも映える、引越し挨拶状の作り方。

こんにちは。引越しラクっとNAVIの今村です。

そろそろ春の引越しシーズンに向けて、いろいろと準備を進めている方も多いのではないでしょうか。お部屋探しから引越会社の手配、荷造り、不用品の処分(断捨離)・・・などなど。やることが山積みですよね。

そんな中、ついつい後回しにしてしまいがちなのが「引越しの挨拶状」ではないでしょうか。というか、最近はあまりそういったものを送る人自体がちょっと減ってきているような気がします。(私も正直ちょっと面倒なので、自分の引越しで送ったことはありません。)

以前、過去のエントリーでも挨拶状の特集をしたことがあります。

当時は、『紙』の転居ハガキや挨拶状デザイン、ポストカードのデザインが簡単に無料で作れる10のサイトをご紹介しました。

あれから約2年半・・・そろそろ他にも良いサイトやツールが出てきたんじゃない? ということで、2018年の今、引越しラクっとNAVI編集部的にオススメのデザインツールをご紹介したいと思います。

引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション

  • 1引っ越し時期
  • 2移動距離
  • 3引っ越し人数
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平均
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最安値
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最高値
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  • ※引越しラクっとNAVI ® の実際の引っ越しデータから算出しています。
    期間:2017年1月~2019年6月実績
  • ※引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。
    お引っ越しの際には、見積もり取得をお願いします。


『Canva』https://about.canva.com/ja_jp/

全世界で1,000万人のユーザー数を誇る、オーストラリア発のデザインツール『Canva(キャンバ)』。昨年、ついに日本版がリリースされました。リリース時、SNSのデザイン関連の方々の間で話題になったりしていましたが・・・なるほど、確かにかわいい。トップページの下部でスライドしているデザイン案たち、どれも素敵で期待が高まります。

使い方やセンスの良いデザインの作り方は、たくさん他のブログ記事などでも分かりやすく紹介されていますので『 Canva 使い方 』等でググっていただいて(他力本願)・・・、我々はその中でも「“引越し”でいったいどれだけ使えるのか?」という部分に焦点をあてて、実際に挨拶状を作ってみたいと思います。今回、私と編集部スタッフ川瀬の2名でチャレンジしてみました。

印刷しても『紙映え』しちゃうポストカード

手元に残る「手紙」って、やっぱりなんだか嬉しい。手書きでひとこと添えるのも良いですよね。そんな余裕もない〆切り前の漫画家状態の方は、メールにポンッと添付して送るのもアリだと思います。(PNG、JPG、PDF形式でダウンロードできます。)

■こんな街に住みたい
まずは、1作目。
使い方もよく分からないまま始めました。
とりあえずログイン(GoogleやFacebookのアカウントでログインできます)し、テンプレートを選ぶようです。私は家の写真が入ったものにしたかったので『はがき 家』で検索してみました。


検索ページのみ英語のページでしたが、日本語でも家の写真が入ったハガキサイズのテンプレートがいくつか出てきました。(「家=Home」の認識なのかな、クリスマスカードなんかも出てきました。)

迷うくらいたくさんあるテンプレートの中から、海外の町並みの入ったポストカードをチョイス。この写真だけで、オシャレな匂いがプンプンします。


本来は、売買物件を扱う不動産会社の営業用ポストカード。さて、これをどう自分好みにカスタマイズしてみようか?


文字を変えてみます(右上)。


色もちょっと変えてみたい。

テキストはもちろん、背景色も変更できるようです。右上のオレンジ色のブロックを選択し、左上にあったカラーパネルをクリックすると色の選択画面が出てきました。固定の色だけでなく、自由に好きな色が選べます。

操作感覚はイラストレーターというよりパワポに近いかもしれないですね。テキストボックスをドラッグで移動する時にも、自動的にガイドラインが出てきて、中央揃えや角を揃えたいときに良い塩梅のところでピタっと止まってくれます。

使ってみていて地味に嬉しかったのが、「あ、間違えた!」って時に『Ctl+z』(Macだとコマンド+zでしょうか)で、すぐ元に戻せること。『Ctl+c』と『Ctl+v』でコピペもできました。

保存は自動保存。しばらく放置しても、ブラウザを一度閉じてしまっても、いつでも編集が再開できます。PCで途中まで作成したものを、スマホアプリで引き続き編集することも可能です。

で、色々いじって完成したのがこちら。

 

Just Moved引越しラクっとNAVI作)
手探り状態で始めて、ここまでで約20分。変更したのは文字と色。フォントの種類が豊富で迷ってしまいました。さあ、次!!

■新たなる土地を目指して
次は、まったく雰囲気の違うものにしてみましょう。
テンプレートの中から、「引越しラクっとNAVI」カラーである『グリーン』で検索。イラストのデザインが素敵なこちらにしてみました。

母の日のお祝いカードのようです。これにちょっと「引越し」感をプラスしたいので、横の検索窓で『引越し』で素材を探してみます。

左側にたくさん、素材の写真が出てきました。有料プランで使えるものと、無料で使えるものがあります。無料でも使えそうなものがけっこうありました。

あ、これ可愛い!

どーん!!!!

象さん親子の写真がど真ん中に入りました。・・・うーん、文字が入らない。そもそも、この上下のデザインと合ってなくない?



いろいろ試行錯誤した結果、こうなりました。

 

We’ve Moved!引越しラクっとNAVI作)

もともとのデザイン、完全無視。唯一残ったのは、上部の英語フォントのみ。左下の家のイラストは、検索窓で『家』で出てきたイラストを色変更(グレー)したものです。こういう風にテンプレを完全に崩しちゃって自由にも作ってみるのも面白かったです。

写真は無料のものがたくさんあるのでそこから好きなものを選んでも良し、自分で撮影したものを挿入することもできます。今回はそのまま使いましたが、フィルターで写真の色合いをセピア風にしたり、雰囲気を変えてみるのも楽しそう。

これで製作時間は約15分。作業時間よりも、ほとんど迷っている時間ですね。

■遊びに来てね
楽しくなってきました。どんどん作りましょう!


好きなテンプレートを選んで・・・


文字を変えて・・・(文字の幅、スライドバーで見ながら調整できるのが嬉しい。)


吹き出しアイコンや、自前のロゴも簡単に入れられました!

 

引越しました。引越しラクっとNAVI作)
できあがり~!
製作時間、5分。

ちなみに、このCanvaで製作したポストカードのサイズは『A6』サイズ。日本の一般的な官製はがきのサイズとは少々異なります。

日本の一般官製はがき:148×100
Canvaのはがき:148×105

海外のサービスっぽい感じがしますね。そんなところもオシャレな気がしてしまいます。

せっかくなので、『このA6サイズで綺麗に印刷がしたい!』と思われた方のために、CanvaのPDFデータで簡単に入稿できる印刷会社を探してみました。

『ビスタプリント』

オーストラリアやヨーロッパでは、Canva独自の印刷サービスがあるようですが、まだ日本では対応されていないようです。(順次サービスエリアを拡大予定らしいです。)探してみると、A6サイズのハガキが印刷できる会社は少ないようで・・・しかも、PDFで入稿できる会社となるとほとんど見つかりませんでしたので、サービス拡大まではこの『ビスタプリント』が、一番かんたんにA6サイズで印刷できそうです。

Instagram(インスタ)でオシャレにお知らせしよう

よりオシャレにかっこよく魅せたい方はインスタでもお知らせしちゃいましょう。引越しラクっとNAVIインスタアカウント担当の川瀬に作品を作ってもらいました。デザインが完成したら、Canvaからそのままインスタへ簡単にアップロードできます。正方形ってなんでオシャレに見えるんでしょう。
※インスタのアカウントを公開している方は個人情報(住所等)は載せないように気をつけてくださいね!

■遠距離恋愛が終わる時

 

WE MOVED引越しラクッとNAVI作)
遠くはなればなれで暮らしていた2人が、晴れて一緒になれた時。そんなストーリー性のあるデザインを作ってくれました。(写真は全然、長野でも鳥取でもないんですけどね。イメージです。イメージ。)2人の引越し祝いのパーティーでは、オシャレな友人たちがたくさん集まって夜中まで音楽かけて踊ってそうです。(イメージです。)

■海の近くで暮らそう

 

引越しました(名前入り)引越しラクッとNAVI作)
都会に疲れてUターンする引越しや、あえて住んだことのない地方へ移住する人も増えています。海辺の暮らし、憧れます。これから梅子ちゃんは、この海の近くで大きくなっていくんですね。こんな手書き風のフォントもいくつかありました。

30分足らずでパパっとこの2デザインが完成。すごい。

LINE(ライン)で手軽にお知らせ

特定の個人へ向けて手軽に送れるLINEだったら、こういうのはいかがでしょうか? こちらも川瀬がサクサクっと2個作ってくれました。


■単純明快に吹き出しで

 

引越しました!!引越しラクッとNAVI作)

トークの中で、自然で使いやすい吹き出しタイプ。お友達へのLINE限定で使うなら、この下に最初から住所も載せちゃっても良さそうですね。

川瀬曰く、『こういうのが、実際めっちゃ使えるんです!』とのこと。


■俺、夢が呼んでるから行って来る(意味:地元を離れます)

 

LEAVING THE LOCAL引越しラクッとNAVI作)
一転して、ロックなスター感があるこちら。「理由は聞かないで欲しい。」そんな、ちょっとカッコよく地元の友人に旅立ちを告げたい人におすすめ。

Twitter(ツイッター)のヘッダーでみんなにアピール

勢いづく川瀬に、私も負けじと今度はツイッターのヘッダーを作ってみました。
ちゃんとTwitter・FacebookなどそれぞれのSNSに対応したサイズの、各種ヘッダー用テンプレが用意されています。


■とりあえず、用件ある人はDMで。

 

詳細はDMにて。引越しラクっとNAVI作)

自分から、みんなにわざわざお知らせを送るのもめんどくさい(恥ずかしい)という人見知りこじらせ系の方は、ヘッダーでサラッとアピールするのも良いんじゃないでしょうか。ただ、これでDMがまったく来なかったらちょっと寂しいですけどね・・・。

※実はこの画像、有料版のため格子状のフィルターがかかっています。有料会員だともっとくっきりはっきりした色鮮やかな写真が使えるのですが、あえてこのフィルターも良い感じなのでは・・・と思ったりしました。

実際に使ってみて思ったこと

ここまで、私と川瀬で何パターンか作ってきましたが、最初の操作方法は手探りでちょっと戸惑いましたが、数分ほど適当にいじってみたら、そこからは直感的にどんどん色んなパターンを作ることができました。

ノリにのってきた川瀬が放った名言。


「これ、『秒』でできますよ!」

良いコピー、頂きました。

今回はPCのみでの製作でしたが、アプリの方も簡単そうなので今度試してみたいです。作りながら感じたのは、デザインセンスに自信が無い私でも「お? これ、ちょっといい感じ?」っていうものが簡単に作れてしまう嬉しさ。


私 「できた!」
(ちょっと見て欲しい)
川瀬「あ、それめっちゃかわいい~!!」
私 「そ、そう・・・?」
(嬉しい)

『作るの楽しい!』 → 『オシャレなのできた!』 → 『見てほしい!』という気持ちの変化と、その気持ちにブレーキをかけない『手軽』さ。

心を込めた手書きのお手紙もとっても素敵で大好きなのですが、重い腰(筆)はなかなか上がらない。手紙だったら送らなかったかもしれないあの人に、「Canvaだったら送っても良いかな・・・。」そんな新しいコミュニティケーションのきっかけになるデザインツールなんじゃないかなと思いました。「手軽だから」「気軽だから」は、時として「心がこもっていない」ようなマイナスイメージを持たれることもありますが、決して悪いことではないと思います。Canvaは「動く」を後押ししてくれるツールかも。

引越し準備中の「気分転換」に、インスタ感覚で他の人の作品を見ているだけでもけっこう楽しい。でも、見てると作りたくなりますよ。たぶん。

今回は「引越し挨拶状」にターゲットを絞って作ってみましたが、日々のブログやFacebook、インスタ・Twitterの更新にもガンガン使えるはずです。これ、全部のデザインを見るのに何年かかるんだろうっていうレベルです。ポスターや名刺、提案資料デザインなどのテンプレもたくさんあるのでビジネスでも使ってみたいです。

もともとのデザインが良いので今回ちょこっとしか手を加えなくても「デザイナー気分」を味わえましたが、自由度が高く出来ることも多いので、本格的に自分好みのデザインを作り込みたい『こだわり派』の人にもとても便利なツールだと思います。イラストレーターやフォトショップが使えない環境の時にも、力強い見方になってくれそう。

ただし、楽しくて夢中になりすぎるとびっくりするくらい時が駆け抜けておりますからご注意を(経験談)。

後日談

そういえば今回、一番初めのテンプレートの検索では「引越し」って入れて探してなかったなと、ふと思い試してみたところ・・・

めちゃくちゃたくさんありました・・・。(「引越し」って入れてる途中で、予測変換が「~のお知らせ」「~通知状」と出してきてくれる親切さ。)
こっちの方が最短ルートでした。

最後に。このブログのタイトル画像(一番最初の画像)もCanvaで作ったのですが、川瀬の「秒でできる」発言を思い出し、何秒でできるかタイムアタックしてみました。

1:直感で目に入ったテンプレを選ぶ!
2:文字を打つ!!
3:フォント選ぶ!!

終了。

・・・30秒でした。直感が降りてくるのとタイピングがもう少し早ければ、10秒も狙えそうです。本来の楽しみ方とは違うと思いますが、時間制限を設けて、誰が一番センスの良いカードが作れるか競っても楽しいかもしれません。

それでは、また。

著者投稿者 今村
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