トラブルは回避できる!引越し当日の追加料金を出さない方法

引越しでよくあるトラブル。それは、作業当日に見積もり料金から金額が上がることです。利用者としては、その金額(見積もり金額)だから、おたくと契約したのに当日料金が上がるなんて詐欺だ!という声が聞こえてきそうです。

引越し会社の立場から考えると、上記のようなトラブルが出るだろうし、極力、追加料金は発生させたくないのですが、どうしても費用をもらわないと、ビジネスとして成り立たない。ということから、追加料金を請求するわけです。

そこでこのエントリーでは、こんなすれ違いを避けるべく、引越し当日の追加料金を発生させないためのテクニックをお伝えしたいと思います。

これだけはやっておきたい、事前準備

この4項目だけでも、相当に追加料金の発生は減らせます。追加料金を発生させないための事前準備を列挙しますと、

・新居の環境をチェック
・洗濯機、エアコン周りは写真をとる
・荷物は当日までに梱包する
・正確な荷物と量を伝える

と、これだけです。ですが、これをやるかやらないかで、当日の不快な追加料金が防げるのですから、実践しましょう。順番にみていきますね。

新居の環境をチェック

0060003

今住んでいる場所には、エレベーターがあるか?建物の前に、トラックを駐めることができるか?などは、すぐにピンとくると思います。ですが、新居については内見で一度見に行った程度ですから、あまり覚えていないことが多いのです。

エレベーターがあるかないかは、住生活に影響を及ぼすので気にかけると思いますが、車を持たない場合、自分の新居の前の道幅なんか、気にしませんよね?

具体的に、新居の環境についてチェックする項目は

1)エレベーターの有無(1階に住む人は関係ありません)
2)作業トラックを駐めるスペースがあるかどうか
2’)トラックが駐めれない場合、駐めることのできる場所から、どのくらい距離があるか

が大きなポイントとなります。
2’)は、2)で建物前にトラックを駐めることができれば、チェック不要です。

この項目は、作業時間に大きく影響を及ぼしますので、追加料金となった場合の金額は結構大きめです。(数万円単位もありえます)

0060002
(トラックが入らない狭い路地)

洗濯機、エアコン周りは写真をとる

この項目は、非常に発生頻度が高い項目になります。

エアコンや洗濯機置き場の写真を引越し会社へ見せたり、送ったりする必要はありませんが、今のお部屋のエアコンに比べて、ホースの配管延長が必要かどうかを判定しやすくするために、新居の洗濯機、エアコン周りを写真でとって、自宅と見比べることをお勧めします。

こちらも、内見の際でしか見れないでしょうから、内見時にチェックするようにしましょう。

各配管ホースの延長料金は、1メートルあたり3,000円〜5,000円程度です。新居のエアコン設置位置が、ちょっと変わった場所に付ける場合などは、特に注意を図りましょう。

そして、大事なことは、追加料金を発生させないためには、事前に引越し会社へ伝えることです。「新居のエアコンの位置が、今よりもちょっと離れていますが、配管の延長料金も含めて、見積もりを出して欲しい」と伝えるのがいいと思います。
0060001
(新居のエアコン位置によっては、こんなに配管を延長する必要がでることも!)

荷物は当日までに梱包する

引越し会社のスタッフに聞いて、困ることの一つが、こちら。当日に作業開始しようとしても、荷物が梱包されておらず、作業ができない。

引越し会社は、1日数件のお引越しを行います。ですので、1件目は、12時までに完了させて、2件目は16時までに作業完了させて、それ以降は別の現場のヘルプ。といった具合です。

にもかかわらず、荷物が梱包されていないことから、運べない。梱包のお手伝いをしてくれることもありますが、それは次の現場が控えていることも関係しています。

あなたが梱包できなかった結果が、他の現場にも響くのです。結果として、追加料金が請求されるケースはあります。基本的に、引越し会社の見積もりには、梱包料金は含まれていません。(梱包料金を含める見積もりをとった場合は別です)

当日までにしっかりと梱包作業は終わらせておきましょう。

正確な荷物と量を伝える

引越イメージ

少しでも料金を抑えようと、荷物量を少なめに申告するのは、やめましょう。あなたが申告した荷物量をもとに、引越し料金が算出されています。

あなたの申告した荷物量をもとに、トラックのサイズを判別するのですが、それと同時に、引越し会社では運べないものがないかを判別するためにも、荷物量を確認しているのです。

引越し会社のスタッフが、おうちまで訪問でお見積もりに来た場合は、持っていくものと持っていかないものをしっかりと区別させましょう。

例えば、引越し会社が持っていけないものの代表的な例として、

・美術品
・ペット
・ピアノ
・車(バイク)

といったものがあります。この辺を申告しないことは、ないと思いますが、申告しない結果、トラックに積めずに、置いていくことになるケースもあります。まあ、この辺りは、追加料金というよりも、持っていけず、お客様が困るケースですね。

また、上記の特殊なものは無いが、荷物の量を少なめに申告した結果、トラックに乗り切らず、2往復して運んだというケースも発生します。この場合の追加料金は、かなり大きくなることは覚悟してください。

この場合は、追加料金を支払うか、持っていかない(後日、自分で運ぶ)ことも検討した方がいいと思います。

まとめ

まとめると、お勧めの事前準備は、内見の際に、マンションの周りや、エアコン、洗濯機周りを写真でおさめておくことです。幾つかの物件を内見するでしょうから、それぞれの物件で写真をとっておけば、安心です。

荷物量は、言った言わないを避ける為、荷物リストが出る方がいいです。自分でリストを作るよりも、プロと話しながら伝える方が、簡単ですし、荷物の伝え漏れが少ないです。ゆだねましょう。

今回は、追加料金についてまとめてみました。せっかくの新生活のスタートですから、回避できるトラブルは、回避しましょう!

著者投稿者 横川
ページトップ
申込フォームへ