高価な自転車は要注意!引越しで自転車をダメにしないポイントと解決法
最近流行りの自転車。2015年6月1日に、道路交通法が改正され、規制と罰則が強化されました。今日もピストのニュースが流れています。
【ピスト危険運転で受講命令へ】前輪にブレーキがない自転車を公道で運転したとして、大阪市の男性に交通違反切符を2度交付。全国初の有料講習の受講命令へ。 http://t.co/9ooYfXn5OR
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2015, 7月 29
まあ、その辺りのお話はさておいて、この自転車の引越しのお話をしたいと思います。
当社のスタッフ内でも、自転車が流行っており、数十万円する自転車の保有者も出てくるくらい、人気の自転車ですが、お引越しの際はかなりの邪魔者扱いとなります。
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トラック内のスペース問題
自転車は、自転車の上に家財を置けないので、トラック内では、デッドスペースメーカーとなってしまい、たくさん荷物を積めません。1台ならまだしも、2台、3台となると、もう大変。かなりのデッドスペースを生んでしまいます。
じゃあ、荷物の上に置いてしまうか?という考えもあるかと思いますが、しっかりと固定できないと、自転車のペダルなどで、下の家財が損傷します。大クレームの元になるので、困ります。
ですので、隅っこの方で配置するしかないのですが、トラックでの運搬中に、他の家財が自転車にあたって、自転車自体が損傷する可能性もあります。これが、前述のような高額自転車であれば、恐ろしいことになってしまいます。
見積スタッフでは、わからない問題
例えば、電話によるお見積でも、おうちに訪問にきてもらってのお見積でも、営業の窓口の人たちは実際に作業をするわけではないので、自転車の積み方をどうするか?は、一般論は言えると思いますが、あなたのお引越しの自転車の積み方は、絶対にわかりません。
特に、自転車は積み込み作業の後半戦〜終盤に登場することが多いので、無理やり積まれると、家財や、自転車自体の損傷の可能性が高まります。
ですので、いくら事前に引越し会社に注意を促しても、当日のスタッフに注意しないと、全く意味がありません。そこで、自転車を傷つけられたくない人は、当日の自転車の積み込みをチェックして、大丈夫かどうか?を実際の目でみて、質問をして、引越しスタッフが気をつけてくれるように、促しましょう。
自転車は専門のサービスを検討してみる
家庭用の自転車ならば、多少の傷は致し方ない。と腹をくくって、トラックに積んでもらうという考えもあると思いますが、高額な自転車の場合、ちょっと残念すぎますよね。そこで、今回は自転車の輸送サービスを独断と偏見で選んで調べてみました。
・シエロエクスプレス
・カンガルー自転車輸送便
・サイクリングタッグ
・シエロエクスプレス http://cycloexpress.co.jp/
佐川急便が配達してくれる自転車専用宅配サービスです。宅配キッドを利用して、配達してくれます。シンプルでわかりやすいサービスですね。
インターネットで申し込みし、送られてきた専用のダンボールにいれて集荷を待つだけ。イベント会場や宿泊先など指定した場所に届けてくれます。
※配送キッドが必要です。(別途3400円)
◦外箱(段ボール) ×1 (サイズ:横1260mmx奥行き375mmx高さ760mm)
◦タイヤカバー用段ボール ×2
◦エアチューブ ×3
◦エアキャップ ×4
◦取扱注意シール ×2
◦天地無用シール ×2
・カンガルー自転車輸送便 https://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/cyclingtrans/
西濃運輸が提供している自転車専用宅配サービスです。インターネットで申し込みをし、輸行箱とよばれるダンボールが送られてきます。あとは集荷、指定の場所に届けてくれるという流れです。
※オリジナル輸行箱 レンタル 2100円 販売7200円
※バイクポーター 販売 9500円
※シンプル輸行箱 販売2900円
※バイクサンド 販売 24760円
固定板×2枚、収納バッグ(ケース)×1枚、ジョイント紙管×4本、
保護パッド×4本、ゴムバンド×16本、天板・底板×各1枚、取扱説明書
輪行箱・輪行バッグの条件
・輪行箱3辺の長さの合計280cm未満・重量30kg以内(輸送する自転車込の重量)
(ダンボール製、プラスチック製、ハードケース製など)
・輪行バッグは内側に十分なクッション素材を含むもの
※無梱包、簡易梱包での輸送はお受けできません。
上記条件にあっていれば自分で用意してもOK
・サイクリングタッグ http://www.j-cycling.org/ctag.html
日本サイクリング協会(JCA)とクロネコヤマトが提供しているサービスです。サービス名が、サイクリングタッグなのか、サイクリングヤマト便なのかわかりません。3つのサービスの中で、唯一、ダンボールでの輸送がNGとなっています。自前でダンボールを持っていて、それを利用しようと考えている方は、別のサービスがいいでしょう。
利用するには、JCAの会員で、かつサイクリングタッグが必要です。
取り扱いは、全国のヤマト運輸の各営業所になります。直接電話をして取りに来てもらうか、持ち込みができます。
※酒屋、コンビニエンスストアなどの取扱店では扱ってもらえません。
自転車は、必ず分解してフレームなどを段ボール等の緩衝剤で保護の上、自転車のバックなどに収納し、携行出来る輪行袋(風呂敷、ゴミ袋の即席袋は不可)にいれて、タッグを付けます。ハードケースやダンボールは不可です。ヤマト便の60kgサイズが適応されます。
というわけで、料金を比較してみます。
関東~関東 | 関東~大阪 | 関東~福岡 | ケース | |
シエロエクスプレス | 3,300 | 3,900 | 4,300 | 3,400 |
カンガルー自転車輸送便 | 3,390 | 4,530 | 6,480 | 2,100 |
サイクリングタッグ | 1,728~1,836 | 2,484~2,592 | 3,348~3,418 | – |
JCAの年会費5,000円とサイクリングタッグ(ずっと使える)2,000円は別途かかりますが、サイクリングタッグが、一番安そうですね。
まとめ
高額な自転車は、引越し会社で運んでもらうのではなく、自分で専用宅配サービスを選ぶ方がいいと思います。JCA会員であれば、サイクリングタッグが安く配送できそうです。
引越し会社へ自転車の輸送をお願いする場合は、トラックへの積み込み作業をチェックして、ちょっと嫌だなという積み込み方をされた場合は、引越し会社のスタッフに言って、積み込み直してもらいましょう。