トラブル多発の引越しの一斉入居。あなたのお引越しは大丈夫?

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こんにちわ。新築マンションを購入した場合、引越し会社を指定されるケースがあります。なぜなのか?料金は妥当なのか?自分の好きな引越し会社へ変更できるのか?そこんところ、調べてみました。

引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション

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  • ※引越しラクっとNAVI ® の実際の引っ越しデータから算出しています。
    期間:2017年1月~2019年6月実績
  • ※引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。
    お引っ越しの際には、見積もり取得をお願いします。

一斉入居と呼んだりします

新築のマンションで、部屋数(世帯数/戸数)が多い場合、入居開始日から入居者が、ワァァァーっと一斉に入居します。現在、賃貸の方が多いでしょうから、1日でも賃貸の家賃を払いたくないので、入居開始日に合わせて解約される方も多いでしょう。

そうすると、マンションの下には、いろんな引越し会社のトラックがならび、同時にいろんな引越し会社のスタッフが作業を行います。養生をする業者もいれば、しない業者もいます。

同じ引越し会社でも、出発地が違うと別の支店になるので、全然知らないもの同士ですから、段取り良く。とはならずに、それぞれが、それぞれの都合でお引越しを行います。

すると、どうなるでしょうか?他のお客様の家財が混在したり、養生をしない引越し会社は、マンションを傷つけたり、近隣の別の建物の住人からは、引越しのトラックが邪魔だというクレームが入ったり、散々な結果になります。想像してみてください。同時に30世帯分が、引越しの搬入作業をすると、めちゃくちゃになりますよね?自分の家財が、別のおうちに運ばれることなんて、十分にあり得ます。

そこで、新築のマンションでお部屋数が多い場合は、マンションの販売会社や管理会社が、幹事となる引越し会社を選定し、その幹事会社がルールを決め、すべての入居者のスケジュールを管理するケースがあります。

これを、一斉入居と、業界の人々は呼ぶことが多いです。

よくある、一斉入居のルール

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出典:ぱくたそ

一斉入居では、マンションや、幹事となる引越し会社によって、微妙にルールが異なります。そこで、よくあるルールをご紹介します。

1)搬入経路、使用可能なエレベーターが制限される
家財をトラックからお部屋まで運ぶ、搬入経路の長さや、条件、使用可能なエレベーターの数が制限されます。一斉入居が1日で終わらないケースが多いので、すでに生活されている住人の方々に迷惑にならないように、制限されています。

2)引越し作業の時間割制
引越し作業を2〜3時間程度に制限され、その間に搬入作業を完了させるというルールです。1日、3〜5件の引越しで予約制となります。この時間内に終わらないと、作業中止となり、残った荷物はまた予約を取り直す必要があります。

また、時間割制でなく、日付だけ決めて、当日は先着順に搬入作業を行うケースもあります。その場合は、順番待ちのトラックが待機する場所が必要だったりします。

3)車両制限
立地や敷地内の舗装状態、地下駐車場からの搬入などの条件から引越しに使える車両の車格に制限が入ることがあります。小さな車両の使用を求められる場合が多く、特に地下駐車場からの搬入では、車両の高さ制限が入ります。引越し会社のトラックは、運送会社のトラックに比べて、高さが高いので要注意です。大手の引越し会社によっては、地下駐車場への搬入を見越した、高さの低いトラックを保有しています。

4)引越し作業スタッフの人数制限
上記の、2、3の理由から、通常の引越しよりも、スタッフ数を多く設定することを求められる場合があります。各引越し会社に任せてしまうと、コスト削減で人数を減らすので、最初からスタッフ数を確保させないと、引越し作業をできないようにするのです。

5)引越し完了後のダンボール等資材の回収
一時期(入居時)にたくさんの引越しが行われますので、同時にものすごい数の廃棄する資材(ダンボール)が発生します。そのため、資材の回収にルールが設けられるケースがあります。何気なく、使用済みダンボールを通路に置いてしまうと、他の引越し作業の妨げになります。

6)購入した家具、家電の搬入制限
引越しとは別のお話ですが、新たに購入した家具家電の搬入に、引越し同様に制限が入るケースがあります。引越し作業同様に、時間割制などの搬入ルールが適用されるようです。

引越し会社は選べるのか?

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出典:ぱくたそ

このような、一斉入居の場合、引越しは、引越し幹事会社に任せることが多いです。引越し幹事会社は、入居説明会などで、「幹事会社なら安心です!」「幹事会社を使うのが、このマンションのルールです!」のようなことをアピールすることが多いのですが、絶対に引越し幹事会社を使わなくてはいけない。という強制力はありません。上記のような一斉入居のルールを守りさえすれば、別の引越し会社で構わないというのが一般的です。

もちろん、引越し幹事会社が、すべての引越しを取りまとめますので、同じ会社であれば、融通も利きやすいというメリットがあります。ですが、その分、幹事会社としてのコストが乗っていますので、料金は高くなるかもしれませんよね?(引越し会社は、絶対にそんなことはないと言います。)

ですので、他の引越し会社でお見積もりを取ることは、問題ありません。

引越し幹事会社以外で見積もりを取る際の注意点

では、このちょっと特殊な一斉入居の、お見積もりを取る注意点をお伝えします。

引越し幹事会社はルールや各引越し希望日のスケジュールをすべて知っている上での見積もりですから、間違えないのですが、それ以外の引越し会社にとっては、様々なルールがあることを知らずに見積もりを出すと、後でルールがわかって、追加料金というトラブルの元になりますので、見積もりを出す段階で、以下の注意点を伝えましょう。

1)上記のような一斉入居のルールは、すべて伝える。

2)養生は、幹事会社が行うのか、各引越し会社が行うのかを確認する。引越し幹事会社が引越しを行う前提で、入居の説明資料が作られていると、養生について、わからないことがあります。まえもって、見積もり時に伝えておけば、それを見越した見積もりになります。引越し会社が通常持参している養生資材では、足りない可能性が高いです。

3)一斉入居であることを、伝える。一斉入居は、やはり特殊なお引越しですので、引越し会社に伝えておけば、経験十分なスタッフを投入してくれる確率が上がります。

とにかく、一斉入居の引越し作業は、時間との戦いになりますので、見積もりを取る引越し会社にも十分に認識してもらいましょう。

まとめ

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じゃあ、引越し幹事会社は、高いのか?と言われると、そうでもない場合も多いので、困ります。

引越し幹事会社は、入居するマンションに常駐スタッフを置いて、引越し幹事会社のお引越し作業のサポートを行うことで、引越し幹事会社利用者の費用負担を減らすというケースもありますし、引越し幹事会社以外の会社では、条件が厳しすぎて、ものすごく高く見積もりがでるケースがあります。

ですので、他社での見積もりを取ることは、やったほうがいいのですが、一概にどっちが安くて、どっちが高いとは言えないのです。まずは、引越し幹事会社に見積もりを依頼して、それでも高いと感じたら、別を探すという形でもいいと思います。

さらに、上記のような一斉入居のルールに加えて、新築マンションの引き渡しの時期が、年末から年度末にかけての、引越しの一番高い時期にかぶるケースが多いです。それも、一斉入居の引越し代金を押し上げる要因になっているのは間違いありません。

ですので、引越し幹事会社にせよ、それ以外の引越し会社にせよ、引渡し直後の引越し料金は、高くなります。(一般的なお引越しに比べて)

もし、無理して入居に合わせて引越しをしなくてもいいという方であれば、引き渡し後、数ヶ月後に引越しの繁忙期を外して、お引越しすることが、料金を抑えつつ、トラブルも少なくお引越しが完了するでしょう。

もちろん、せっかく購入したマンションに数ヶ月も住まないのは、もったいないわけですが、お仕事の都合や、今住んでいるお部屋の解約が2ヶ月前予告のお部屋もありますので、条件があえば、ゆっくりとしたお引越しを検討してみてください!

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著者投稿者 横川
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