グラスもお皿も絶対割らない!見たら納得する引越しのプロの超梱包術(後編)
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前回に引き続き、グラスもお皿も絶対に割らない、超梱包術のご紹介です。
前回は、個別の食器を梱包する方法を教えてもらいました。今回は、梱包した食器をダンボールへ詰めるテクニックを教わります。
先生は、引き続きダック引越しセンターの阿久津みのりさんです。
知らなかった事実が見つかるかも!しれませんよ。
ダンボールへ詰める際の梱包術
グラスは、あまり詰め込みすぎず、かつ、スカスカにならない様に立て入れ梱包を行います。
またこの時、なるべくグラス以外の物は同じダンボールには入れないようにしましょう。
ダンボール梱包後に持ってみて、カサカサと音がしたら隙間が空いているので、隙間にクレープ紙を軽く丸めて入れましょう。
ワイングラスは、グラス同様ワイングラス以外の食器を抱き合わせないことが重要です。
お皿類は、基本的にすべて立て入れ梱包を行います。
そして、多くの人が間違っているんじゃないかと思われるのが、ダンボールに詰める際のお皿の向きです。
ダンボールの長辺に対して、平行になるように梱包しましょう。これをダンボールの長辺に対して垂直にすると、引越し会社のスタッフが積み込む際に、衝撃が大きくなるので割れやすくなります。注意してください。
その他の梱包術は、まとめると
・マグカップやティーカップは、上向きに入れましょう。
・包丁やナイフは、キッチン周りのものと同梱が基本です。一番上にいれて、包丁や刃物とすぐわかるようにしておきましょう。
・ホーロー鍋や土鍋などの鍋類は、鍋ごとにダンボールに入れた方がいいです。
・土鍋は重いので単品でダンボールへ入れて、隙間が空くようならタオルなどを一緒にいれると、クッション代わりとなります。
・ワインボトルは抱き合わせをしてはいけません。
・また、電球や化粧品、香水の瓶などは、前述の通り、立て入れです。こちらは絶対に食品関係と抱き合わせ梱包をしてはいけません。万が一、割れた時の被害を最小にとどめるためのポイントですね。
食器以外の梱包術
食器以外では、小さな家電類が梱包対象となります。
ゲーム機やミニコンポ、電話機、ドライヤーなどは、購入時の箱が残っていれば、箱に入れます。
箱が無い場合はエアーキャップやバスタオルで巻いて、ダンボールに梱包します。
ドライヤーはコード類がからまったりするので、ビニール袋にまとめた上で、ダンボールにいれると解梱しやすくなります。
加湿器や除湿機、空気清浄機はダンボールに入るならそのまま入れますが、水がたまっている場合があるので、大きめのビニール袋に入れてからダンボールに入れると、水漏れの心配がなくなりますよ。
トースターや炊飯器、ヒーターやミニ扇風機はそのままダンボールにいれて大丈夫です。
灯油を使うファンヒーターは必ず灯油を抜いてください。
本や雑誌だけを箱に入れると、かなり重たくなりますので、他のものとうまく調整しながら入れるといいでしょう。
重要なことは、できるだけダンボールの重量を均一にすることです。
スタッフは同時に2つ以上のダンボールを持ち運びます。
その際に、重量が全然ちがうダンボール箱を持ち運ぶと、重たい箱に合わせた力加減で運びますので、軽い箱は衝撃が大きくなります。
その結果、内容物が壊れやすくなるので、箱ごとの重量を均一にすることが非常に重要なポイントです。
デスクトップのパソコンは、エアーキャップで梱包し、ダンボールに入れることができます。モニターと合わせて1つの箱に入れて、ダンボールで補強して、万が一底が抜けないように、クラフトテープでしっかりと止めます。
衣類はたたまれていなければ、軽くたたんで入れます。
ビジネス用の靴やブーツ類は、スニーカー類やハイヒール類の様に靴の種類ごとに梱包すると、解梱がしやすくなります。
一つのダンボールにまとめて靴類で梱包する場合は、ビジネス用の靴や、ハイヒールを1足づつ新聞紙やクレープ紙で軽く包んで、ダンボールにいれましょう。
ビジネス用の靴やハイヒールは他の靴を傷つけることがあるので、1足ごとに梱包します。
スニーカー類はそのままいれて大丈夫です。
ダンボールに入る観葉植物は、新聞紙をダンボールに引いた上で、梱包しましょう。土がこぼれても後片付けが楽になります。
最後に
いかがでしたでしょうか?今回、お話を聞いて実際に梱包をやってみましたが、非常に簡単にできました。
お話をお伺いした阿久津さんは多い月には50以上の現場を担当されていた梱包のプロフェッショナルです。プロは、1部屋だと2~3時間、2部屋で3~4時間(2人作業)で梱包作業ができるそうです。
(写真は顔出しNGで、梱包した包丁を持つ、ダック引越しセンターの阿久津みのりさん)
今回のエントリーはダンボールに入れる部分までのお話でしたが、インタビューでは今回書ききれなかった梱包時の面白エピソードや、梱包をもっと簡単にするプロの技も惜しみなくご紹介していただきました。それはまた別のエントリーでご紹介します。
これでグラスもお皿も割らずにお引越しができると思いますので、是非ともお試しください!また、阿久津さんの梱包術を生で見たい人は、ダック引越センターへ引越しをご依頼してみてください。