みんなで、ふるさと電気にしよう!四国電力も、中国電力も、九州電力も関東に上陸!
昨日は、地元をヒイキしてしまい、北陸電力単体のエントリーを書いていしまいましたが、今日は、四国電力、中国電力も、九州電力も、東京電力管内へ進出しましたので、ご紹介してみましょう。
四国電力
四国電力は、東京電力管内だけでなく、関西電力管内についても、販売を開始します。
(四国電力プレスリリースより)
今回、提供されるのは、一般家庭向けの、「オリーブプラン」と事業所向けの「イエロープラン」の2種類です。
事業所向けのイエロープランは、ひとまず置いておいて、一般家庭向けのオリーブプランを見ていきましょう。
なんと、まさかの、某ソフトバンクでんき、バリュープランにそっくりな、高額定額プラン!!
300kWhまでが定額で、7800円。それ以降は、従量課金となります。
つまり、一定以上利用量がないと、非常にもったいないプランとなります。
いつものグラフをを見ていただければ、わかりますが、あまり電気を使わない家庭だと、非常に割高になる可能性があります。
ソフトバンクでんきの場合は、同じような価格設定ですが、未利用分については、ポイント還元されます。
四国電力のオリーブプランでは、どうなるのでしょうか?
よんでんポイントが貯まるようです!・・・よんでんポイントってなんやねん。。と思わず関西弁になってしまうほど、残念すぎるオリジナルポイントでした。
よほど、四国電力のことを愛している人か、毎月の電気料金が300kWh〜を恒常的に利用する人でない限りは、選択肢からは外れます。
中国電力
続いて、中国電力のプランを見ていきます。対象エリアは東京電力管内のみです。
「ぐっとずっと。プラン シンプルコース」というやけに長いプラン名ですが、前半は要るのか?という疑問をそっと心にしまいつつ、料金プランを見ていきましょう。
中国電力、ぐっとずっと。プラン シンプルコースは、その名の通り、非常にシンプル。
25.62円/kWh x 使用量 の従量課金のみ!基本料金もありません!
と書かれていますが、実際には、3,240円の最低月額料金が設定されているので、実質、3,240円分の電気料金を含んだ、基本料金と変わりありません。
このプランの東京電力との比較のグラフを見てみると、
おお、お安い!
月額費用は3,000円を超える人は、ほぼ間違いなくお安くなるので、これはいいプランですね!
ただし、既存で東京電力と契約している人は、契約のアンペア数に応じて基本料金が違うのに対して、この、「ぐっとずっと。 シンプルコース」は基本料金という概念がありません。
つまり、基本料金の高い、60アンペアで契約している人ほど、メリットが出やすい と言えます。
さらに、中国電力もオリジナルのポイントサービス、「エネルギアポイントサービス」を始めます。
そして、このエネルギアポイントサービス、中国地方の特産品と交換できたり、中国地方で活動する公共性の高い団体へ寄付したりと、かなり中国地方を推してきています!
この辺り、昨日の北陸電力もそうでしたが、地元愛のある、関東在住の人向けのサービスとして作ってきたなという感じがします。
さらに、このエネルギアポイントをコラボレーションメニューで、広島東洋カープの観戦チケットや、エディオンポイント、dポイントと交換できるようになります!
地方の電力会社で、このような連携をしている電力会社は、他にはありません。(東京電力、関西電力、中部電力は除く)
特に、広島東洋カープとのコラボレーションは、日本初の「プロ野球x電力会社」という、注目のコラボレーションと言えるのではないでしょうか?最近、流行りのカープ女子は、このプランがマストになる!?
(中国電力プレスリリースより)
僕自身は、広島東洋カープのファンでもありませんが、このために中国電力の契約も検討してみてもいいかなと思いました。(笑)
九州電力
九州電力も、子会社の九電みらいエナジー社を通じて、関東に電力を供給されます。
こちらは、40アンペア以上のユーザーが対象になります。
料金プランは、基本料金+従量課金ですが、従量課金部分は、300kWh以下、以上と結構、分かりやすいプランです。
基本料金は、結構お安かったのですが、300kWhまでは、東京電力とさほど変わりません。
そして、グラフにしてみましたが、すっきりしないグラフとなりました。(笑)
九電みらいエナジー社では、ポイントプログラムや、他社との連携はまだ発表されていません。
今後、あるのでしょうか?現時点では、選択肢からは、外れます。
まとめ
昨日も、文中でも書きましたが、これだけたくさんの電力会社が登場し、さらにものすごく安くなるというわけでもなければ、この企業を応援する!という選び方もありえます。
特に、地域密着を大きく打ち出す、地域電力会社は、あざとさを感じます。(笑)
そんな地域電力の中でも、中国電力が、プランの内容や他者との連携の点でひとつ抜けているサービスとなっている気がします。
個人的にはもっと北陸電力、がんばれよ!と言いたいのですが、今後に期待しましょう。
これで、東京電力管内へ進出してきた地域電力会社は、北海道電力、東北電力、沖縄電力以外のすべての地域電力会社となりました。
それ以外にも、民間の電力会社が、乱立しかなりの過当競争となっている、東京電力管内。
東京ガスが、10万人突破というニュースが流れてきて、一歩抜け出した感はありますが、まだまだ新サービスが出てくる可能性はありますね。
本日は、以上です。