住みたい街ランキングじゃ分からない!! 23区で違いがある!! 子育て、妊娠、不妊治療、引越し助成金

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僕の直属の部下が、現在産休中でして、実家に帰っています。だからというわけではないのですが、ふと、手当というか、助成金は、各区によって差があるのか、調べてみると、意外と各区で取り組みが違っていたので、ならばとまとめてみることにしました。

区によっては、単身者向けや、学生向け、家族向けなどに区分けして、引越し費用を負担してくれる区もあります。それ以外にも、家賃補助を出してくれる区もあります。これは、定員が決まっており、毎年抽選になるくらいに、人気のある助成です。

これから、結婚されてお子さんを産もう!と計画されている人は、住む区によって出産の助成金が変わったり、子供の医療費の助成制度が対象年齢が違ったりしますので、その辺りで選ぶのも一つの選択肢かもしれませんよ!

支援制度

各区とも、内容に差があるとはいえ、ある程度、中身は似通っています。

2016年の4月時点での、各区の取り組みを見ていく前にどんな助成金があるのか調べてみましょう。

 

妊婦健康診査費用の助成

妊婦さんの健康診断にかかる費用を助成してくれる制度です。

厚生労働省では、14回の検診を推奨しており、各区でも、14回を上限に助成しています。また、超音波検査も2回の検診を助成しています。

ここでは、特に区ごとの差は出ませんが、2016年の4月から、妊婦健康診査の公費負担が拡充されました。具体的には、検査項目に、HIV抗体検査、子宮頸がん検診が公費情勢対象に追加されました。

今年4月からの追加措置ですので、詳しくは各区役所へ問い合わせしてみてください。

 

こども医療費助成制度

こどもが医療機関で治療を受けた時の保険診療の自己負担分を助成してくれます。助成を受けるためには、こども医療証が必要になりますので、申請をする必要があります。

こども医療証と健康保険証を提示することで、健康保険適用の窓口負担額の支払いが不要になります。

こちらも、各区によって助成範囲や、対象となるこども年齢などが定められています。

 

民間賃貸住宅家賃助成

その名の通り、賃貸住宅の家賃を助成してもらえる助成金です。

基本的には、居住した後に申請して、適用されるかどうか。という形が一般的ですので、助成を受けることができるから、転居するという形ではありません。

例えば、新宿区の場合、27年度は単身世帯の募集数30世帯に対して、131世帯が希望を出して、倍率は4.37倍でした。(26年度は8.93倍)

ファミリー世帯は募集数50世帯に対して、277世帯が希望を出して、倍率は5.54倍でした。(26度は6.06倍)

あなたも、狙ってみる価値はありますよ!

 

その他支援

他にも私立幼稚園への入園補助など、いろいろとありますが、ここから先は、各区毎の特徴を見ていきたいと思います。

港区は、最大60万円の出産助成金がすごい!

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港区の特徴は、なんといっても、出産費用の助成金が、23区でもトップの60万円まで助成してもらえることでしょう。

分娩費や出産にかかった入院費用(上限額60万円)から、健康保険で支給される出産育児一時金(付加金含む)を差し引いた額を助成します。

とオフィシャルサイトに書かれています。この助成を受けるためには、以下の条件に当てはまる必要がああります。

子どもを出産した保護者で、次の全ての要件に該当する者

(1)保護者が出産日の前から出産後も港区に住所があり、かつ申請日時点で引き続き1年以上港区に居住していること
(2)産まれた子どもも出生日から港区に住所があり、保護者と同居していること
(3)保護者が日本の公的な健康保険に加入していること

また、特定不妊治療の助成も23区内で最高額の30万円(最大5年間)まで助成してくれるので、高額な費用がかかりがちな、不妊治療を受けるならば、港区に居住を構えるのがいいですよ。

港区の助成・手当については、下記のオフィシャルサイトで最新情報を確認してください。
http://www.city.minato.tokyo.jp/kodomo/kate/teate/index.html

千代田区は、こども医療費助成制度が高校3年までと長い!

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千代田区は、昼間は労働人口が多いのですが居住している人はそれに対して少ないので、かなりギャップのある区です。

そんな千代田区では、他の区同様に、中学3年生相当までのこども医療費助成制度がある上に、別途高校3年生までも医療費助成制度を設けています。

高校生等医療費助成制度という名の制度で、高校生でなくとも助成を受けることができます。

他にも次世代育成手当という名目で、16〜18歳の子供、1名に対して、月額5,000円の助成があります。

子育てするなら、千代田区がいいかもしれませんね!

千代田区の助成・手当については、下記のオフィシャルサイトで最新情報を確認してください。
http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/teate/index.html

新宿区は、引越しの手当があるよ!

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冒頭でもご紹介した通り、新宿区は、引越しをした人向けに助成金を出して、家賃補助をしてくれています。

助成額は、単身(学生含む)で月額1万円(最長3年間)。ファミリーで月額3万円です。(最長5年間)

募集期間は、限られており、オフィシャルサイトから転載すると、

家賃助成の募集は、年に1回、約2週間の期間を定めて行います(随時の募集は行っていません。)。

【参考】
平成27年度の募集と応募の状況は次のとおりでした。
募集期間:平成27年10月1日(木)~平成27年10月15日(木)

この期間の応募となっています。今年度も、ほぼ同じスケジュールではないでしょうか。

条件は、基準日(前回は、10月1日時点)の、前日までに新宿区内の民間賃貸住宅に居住し、住民登録の届出を済ませている世帯。 (住民票及び賃貸借契約書で、その事実が確認できることが必要です。)

家賃も、単身者で9万円以下、ファミリーで22万円以下と定められています。

対象となる方は、今年の10月を忘れずに、応募してみてはいかがでしょうか?

家賃の補助ばかりを取り上げましたが、新宿区も、冒頭に紹介した、妊婦健康診査費用の助成や、こども医療費助成制度もありますので、出産する人に厳しいわけではありません。

新宿区の助成・手当については、下記のオフィシャルサイトで最新情報を確認してください。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/index03_04.html

渋谷区は、それほど特徴はない。。。

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渋谷区は、主だってこれ!という特徴のある助成はありませんが、一般的な、妊婦健康診断調査費用や、こども医療費助成制度、私立幼稚園の入園料・保育料の補助は受けることができます。

他の区にはない、ちょっと変わった制度だと、幼児の無料フッ化物塗布という制度があり、むし歯予防のため、「幼児の無料フッ化物塗布券」が郵送されてきます。

他には、ハッピーマザー出産助成金という制度があり、1人の出産につき限度額100,000円(平成27年3月31日の出産までは80,000円) が助成してもらえます。

渋谷区の助成・手当については、下記のオフィシャルサイトで最新情報を確認してください。
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/katei/children/index.html

中央区は、出産の際のタクシー補助があるよ!

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銀座を要する中央区では、妊婦さんのためのタクシーの補助があります。(1万円)他にも、子供が生まれた際に、新生児誕生祝品(区内共通買物券)の支給を3万円分、受けることができます。

他にも、育児支援ヘルパーの費用を負担してもらえるという補助もあります。

港区のような、ド派手な支援ではありませんが、しっかりとした補助が受けられます。

中央区の助成・手当については、下記のオフィシャルサイトで最新情報を確認してください。
http://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/index.html

ここから先は、ざっといきますよ。

ちょっと特徴的な区を挙げていきましたが、ここから先は特別な要素は少ないです。ですが、どの区にも、妊婦健康診断や、こども医療費補助制度や、私立幼稚園への補助があります。

各区の紹介ページへリンクを貼りますので、チェックしてみてください。

世田谷区
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/134/index.html

杉並区
http://www.city.suginami.tokyo.jp/kosodate/

中野区
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/guide/index.html

練馬区
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shussan/index.html

豊島区
http://www.city.toshima.lg.jp/kosodate/index.html

板橋区
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/sub04/

北区
北区は、千代田区同様、18歳までこども医療費補助制度が利用できる区です。

http://www.city.kita.tokyo.jp/kosodate/index.html

目黒区
http://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/kosodate/index.html

品川区
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000000200/hpg000000197.htm

大田区
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kodomo/index.html

江東区
http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/kosodate/

墨田区
http://www.city.sumida.lg.jp/kurasi_guide/kosodate.html

台東区
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kosodate/index.html

文京区
http://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/profile/sosiki-busyo/kosodate.html

荒川区
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kosodate/

葛飾区
http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000056/1002336/index.html

足立区
http://www.city.adachi.tokyo.jp/k-kyoiku/kosodate/index.html

江戸川区
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/kosodate/index.html

 

また、不妊治療については、東京都特定不妊治療費助成の一覧ページがありますので、上記の助成のページでは見つからなかった場合は、こちらから確認してみてください。

東京都特定不妊治療費助成

まとめ

東京23区はすべての区で、妊婦健康診査費用の助成を受けることができますし、北区、千代田区では、18歳まではこどもの医療費助成制度で助成してもらえます。

他にも、私立幼稚園への補助があったり、子育て支援はかなり整備されています。

その中でも、特別な施策を行う区に居住することで、受けることができる助成が変わりますので、お引越しをする前に、チェックしておいてください。

僕は、まだこどもを育成する予定がないので、好きなところに引越したいと思います(笑)。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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