仲介手数料比較サービス、yeah!(いえー)って成り立つのかが心配なサービスだった
yeah!(いえ〜)というサイトはご存知でしょうか?
僕は全然知らなかったのですが、こんなサービスあるよと聞いて、サイトをチェックしてみました。2016年にはいって6/24にお知らせが更新されている程度で、フェイスブックもツイッターもほとんど更新されていないので、生きているサービスなのかどうかわかりませんが、6月に最終更新されているので、生きているサイトだと判断した上で、今回のエントリーを書いてみます。
仲介手数料比較サービス
こちらのサービスは、仲介手数料を比較してくれるサービスのようでして、youtube動画があったのでご紹介します。
かいつまむと、yeahが、希望の物件を仲介可能な不動産会社へ条件確認をして、いくらの仲介手数料でこの物件を仲介できるかを確認してくれる。
ユーザーは、仲介手数料が安いところを選べる。というサービスのようです。ユーザーはサービス利用料金が無料で、yeahさんは、不動産会社から成功報酬で30,000円の手数料をもらう。そんな仕組みのようです。
この絵とか、結構ギリギリな表現な気もしますが、最安値を調べてくれるというサービスですから、仲介手数料が0に近づくんでしょうね。
仲介手数料が0円でも商売が成り立つ理由は、暮らしっく不動産さんや、レディー・ゴーさんのサイトで詳しく紹介されているので、そちらをご覧ください。
仲介手数料無料でもやっていける不動産屋の仕組み
仲介手数料無料で、なぜ不動産会社はつぶれないのか?
でね、ここまでのサービスだったら、まあ、仲介手数料がゼロに近づいて、AD(広告料)が出る物件しか紹介できないか、ADが出ない物件は、仲介手数料の割引勝負。って感じのサービスなのかなーと思っていました。
入居お祝い金が出る?
そうなんです。このサービス、入居お祝い金が出るんです。入居お祝い金が出るサービスとして有名なのは、「キャッシュバック賃貸」や「door賃貸」などが有名ですが、キャッシュバック金額は、10,000円とか、30,000円の”固定金額”なのが相場です。
ところが、このyeahさんでは、オーナーさまから出る報酬を全額キャッシュバック!と書かれています。
つまり、額面通りに受け取ると、AD(広告料)が出る物件だと不動産会社は、広告料ももらえず、仲介手数料しか収益が出ないんですね。
となると、前述の仲介手数料がゼロになることはありません。こちらのサイトを利用した場合の仲介手数料の相場が35,000円程度と書かれています。
このうち、30,000円がサイトへ支払う報酬とした場合、不動産会社は5,000円であなたのお部屋の仲介をしてくれることになります。
こんなことが可能でしょうか?
仲介をするということは、管理会社、入居者(お客様)との調整を行って、重要事項の説明や、契約業務や、鍵の受け渡しなど、かなりの業務が発生します。これを、5,000円の報酬では、手を上げてくれる不動産会社がないのではないか?と思ってしまいます。
企業努力でどうにかなるのか
ここまで書いてみて、知り合いの不動産会社に聞いてみました。
結論的には、成り立たないのでは?という回答をもらいました。
不動産会社が収益がないので、考えられる可能性としては、広告料が100%(1ヶ月分)の物件の場合は、50%と申告する。つまり、言い方が悪いのですが、ちょろまかす。ということです。
それでも、ユーザーとしては、ADの半分が入ってくるので、お得なんですけどね。
さらに、礼金を上積みする。という手段もありますが、これはユーザーが持ち込んだ物件だと、対応が難しそうです。
このサービス、一つの手段としてはいいと思いますが、どうやって運営するのかが、すごく不思議な感じです。
ですが、こちらのサイトでは、内見代行サービスなど、これまでになかったサービスを展開されているので、ネガティブではなくポジティブに紹介したいんですよ!本当はね。
まあ僕みたいな素人に毛が生えたくらいの知識だとここまでしか考えが及ばないので、プロの方、ぜひとも教えてください。
まとめ
このサイトを見ていて、やはりウェブサービスは、生きているかどうか? は、すごく大事なことだと思いました。
自動のプログラムで、申込された情報をリアルタイム更新のように見せる手法もありますが、ウソっぽくて、好きじゃないんですよね、あれ。
くだらないブログかもしれませんが、毎日更新することで、今日、初めてこのサイトを知ってくれた人も、「あ、このサイトは今も運営されているんだな」と認識を持ってもらえます。
このサイト、大丈夫かな?と思われてしまうと、申込をすることは、躊躇しますよね。特に、お引越しや、お部屋探しをする場合、個人情報を渡す必要があるので、なおさら気になります。
そういう意味でも、このブログできる限り、更新を続けたいと思います。
本日は、以上です。