急な転勤でも大丈夫!! 1度の内見で成功させるための、お部屋探しのポイント【チェックリスト有り】

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急に転勤が決まった!そんなあなたにお届けする、今回のエントリーでは、転勤の際のお部屋探しについて会社のタイプ別について詳しく見ていきます。最後に、内見を成功させるための、チェックリストをご用意していますので、長めのエントリーになりますが、お付き合いください!

転勤のお部屋探し

転勤というだけあって、ちょっとそこまで〜と新しい赴任先まではいけないはずです。多くの場合、内見のチャンスは1度!しかないと思います。そこで、転勤の際の内見で失敗しない方法をご紹介します。

一番やっちゃダメなこと。

まず最初に、一番やっちゃダメなパターンからお伝えします。

一般の引越しする人と同じように扱われて、内見のために不動産会社にいくと、見たい物件が全部埋まっていた。という、いわゆる釣り物件(おとり物件)しか案内されず、内見予定日に、いきなり物件探しから始まるケース。

もう、これ最悪です。なぜかというと、転勤される方は、その日(プラス1日くらい)しか、内見から物件選択をする時間がないのです。つまり、時間に制限があるので、心のどこかで焦ってしまい、冷静な判断が難しくなります。

その結果、当初の希望条件にそぐわない物件を不動産会社の言われるままに契約してしまい、様々な物件トラブルに見舞われる。という悪循環が起こります。悪どい不動産会社だと、転勤でこの2日間しかありません。と伝えると、それを利用して自分たちの入居させたい物件しか紹介してくれないケースもあります。

これより先にお伝えする方法は、基本的に上記の一番やっちゃダメなパターンを避ける方法になりますので、皆さんの状況に合わせてご覧ください。

 

1)グループ会社で対応している場合

もう、これが一番いいです。グループ会社が窓口となって、提携している不動産会社を紹介してくれて、その中で決めればいいというパターン。社内規定もしっかりと伝わっていますし、このパターンの場合は、ラッキーだと思って、身をゆだねてもいいです。もしくは、自分で探してもいいと思います。その場合は、下の方に注意点とチェックリストがありますので、参考にしてください。

 

2)会社指定の不動産会社がある場合

会社が指定する不動産会社がある場合、他に選択肢はありませんので、その指定の不動産会社から紹介されるお部屋の中から選びましょう。いわゆる強制的にその不動産会社を通して契約しなさいという、かなり転勤者にとっては残念なケースです。

多くの場合、指定されるという事は、その不動産会社でないとダメな理由が存在します。それは、過去のお付き合いの長さだったり、社長同士のお付き合いだったり、仲介手数料が割引される。だったりと、理由は様々です。

ですが、転勤される方々にとっては、その辺りはどうでもよく、いかに自分の希望にそったお部屋がでるかが重要だと思います。その辺りの対処法は、最後に書いていますので、最後までご覧ください(笑)

 

3)会社提携の不動産会社がある場合

会社が提携する不動産会社がある場合があります。指定ではなく提携です。つまり、指定は強制的に不動産会社が決まりますが、提携はそこまでの強制力がないケースです。転勤が発生する会社であれば、多かれ少なかれ、提携はされていると思います。

例えば、自分たちが管理している物件なら、仲介手数料を割引します!という内容が一般的です。ですが、転勤する人が、どこの管理物件を希望するかは、わからないので、あまりこの提携は意味がありません。

また、どんな物件でも仲介手数料を割引します!という提携もあります。その場合は、どんな物件でも割引できるわけではなく、割引できる物件しか紹介しないだけなんです。

他にも、総務部が窓口をするのは面倒なので、提携の不動産会社を紹介するというケースもあります。提携不動産との付き合い方は、様々ですので、このエントリー内で網羅するのはちょっと難しいですね。

 

4)社宅代行会社と契約している場合

会社が社宅代行会社という会社と提携している場合があります。この場合、毎月の家賃や仲介手数料の立替払いや、解約時の精算などをあなたの会社の総務部や人事部に代わって、代行してくれる便利な会社です。

その分、結構なコストがかかりますので、転勤が発生するすべての会社が利用できるわけではありません。ですが、お部屋探しをする転勤者にとっては、結構クセモノなのが、この社宅代行会社だったりします。

以前のエントリー(かなりたくさんの方に見て頂きました)でも詳しく書いたので、気になる場合はそちらを参考にしてもらえればと思いますが、社宅代行会社のお部屋探しの仕様上、物件の数はかなり絞られることが予想されます。実際に多くの転勤者が、自分自身で手配していますので、よければ、下に自分で手配するパターンの注意点を書いていますので、ご覧ください。

 

5)個人で勝手に探していいよ!という場合

おめでとうございます。自由ですね!ただ、自由だからこそ、気をつける必要があります。それは、あなたのことを、◯◯会社にお勤めの方ではなく、一般のお引越しをしようとしている人。としてしか、不動産会社は見てくれません。

全くの新規での問い合わせをすると、あなたの前に内見予約の入っているキャバ嬢や、あなたの後に内見予約の入っているフリーターと同じと見なされています。もちろん、自分自身で◯◯会社に勤めていて転勤なんです。といえば、そう見てもらえますが、中には法人のお客様は揉めるとあとあと面倒だから、受けたくないという会社もあるほどです。おそろしい世界ですね。

ですので、冒頭に書いたような、釣り物件(おとり物件)対策が必要になります。

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(写真とテキストは関係ありません)

どうすればいいの?

あなたの転勤のお部屋探しは、どのタイプでしたか?それぞれに、いい部分も悪い部分もあります。

では、まず絶対にやっちゃダメなパターンをもう一度、チェックしてみます。

一般の引越しする人と同じように扱われて、内見のために不動産会社にいくと、見たい物件が全部埋まっていた。という、いわゆる釣り物件(おとり物件)しか案内されず、当日、いきなり物件探しから始まるケース。

ポイントは2つですね。

・会社の転勤であることを認識させる
・釣り物件(おとり物件)を出させない

 

転勤であることを認識させることと、釣り物件を出させないことはセットです。1〜4のパターンの場合、会社名もわかっていますし、あなたとトラブルが起きて、今後のあなたの会社との契約に支障がでるのは困りますので、あなたが特別しなくてはいけない対応はありません。
5の自分で探す場合は、できれば「法人部」のある不動産会社を選ぶのがベストです。

なぜなら、「法人部」はあなたのような転勤されるお客様を専門に扱う部門です。あなたの実績をもとに、あなたの会社と提携を結びたいと考えるので、ぞんざいには扱うことはしないでしょう。その結果、釣り物件も出してこないはずです。

 

では、1はいいとして、2〜4の場合は、不動産会社にお任せしてしまえばいいのでしょうか?結論から言いますと、それはやめた方がいいです。あなたの希望する条件にそった物件がでる保証はありません。

図面上は希望にそっていても、実際に建物のまわりに騒音がでる商業施設があるとか、行ってみないとわからない部分は多いのです。ですから、自衛の意味も含めて、以下の対策をお勧めします。

 

対策a)ネット上で候補となる、希望の物件を探しておく。

不動産会社から、ここどうですか?と物件資料が、メールやLINEで送られてきます。気に入った物件は内見の予約を入れましょう。ですが、それだけでなく、自分自身でもネット上で希望の物件を探しておくことをお勧めします。

最近は、検索サイトでも建物名が表示されるお部屋探しサイトが増えているので、できれば建物名をチェックしましょう。さらに、マンションノートってご存知ですか?日本最大級のマンションの口コミサイトです。ここで、建物名で検索して、生の住人の声を聞いておけば、内見の優先順位を決めることができると思いますよ。

 

対策b)指定や提携の不動産会社、社宅代行会社、以外に法人部のある不動産会社を抑えておく。

以前のエントリーでも書きましたが、あなたの所属する会社と、不動産会社との契約内容によって、紹介されるお部屋の数が大きく減る可能性があります。ですので、紹介されないなら、自分たちで探して、ここの部屋を見たい!ここの部屋を契約したい!といいましょう。提携不動産が、大人の事情で紹介できなくても、法人部のある不動産会社なら、気持ち良く対応してもらえると思いますよ。

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対策c)有給休暇を取得して、平日(できれば月曜日)に予備日を作っておく

これに加えて、当日の内見したいお部屋の優先順位を決めましょう。土地勘がないので、わからないかもしれませんが、単純に希望順位を不動産会社へ伝えれば大丈夫です。一番最後に見たい物件を残していたら、渋滞にはまって管理会社が営業時間終了で、内見できなかった。なんてケースもありますから、まずは希望のお部屋から見るようにしましょう。

この対策を行うことで、少なくとも、あなたには選択肢が増えます。例えば、当日、いきなり候補物件がすでに契約済になって、内見できなくとも、他にも候補の物件をいくつも提示したり、別の不動産会社へ行くことで、限られた時間内で決めなくてはいけないという、プレッシャーから逃れられます。もし持参した物件までもが成約済みなら、その不動産屋から出た方がいいかもしれません。

お仕事の引き継ぎで忙しいとは思いますが、がんばって有給休暇を取得して、1日でもプラスして内見日を作ることで、限られた時間を延ばすことができます。

 

また、法人部のある不動産会社を抑えるメリットは、上の方でも書きましたのでいいとして、実際問題、どうやって探せばいいのでしょうか?

インターネット上で個別に検索してもいいのですが、一番手っ取り早いのは、私たちのような日本全国で法人部を取りまとめているサービスを利用することです。

で、結局どうしたらいいの?

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いろいろと書いてきましたが、結局どうすればいいのでしょうか?

 

まずは、あなたの会社の転勤の際のお部屋探しのタイプを確認しましょう。

 

続いて、2〜4のタイプの場合は、不動産会社に任せつつも、自分でも並行して探してみて、できればインターネット上の物件をプリントアウトするなり、ブックマークして、すぐに不動産会社に見せることができる状態にしておきましょう。

 

5の自分で探す場合でも、同様に物件を探しておいた方がいいと思います。また、個人で探す場合、不動産会社はあなたの会社の社宅規定を知らないので、必ず社宅規定を伝えましょう。2〜4の場合でも、不動産会社によっては社宅規定を把握しないまま、お部屋の紹介をしてくるので、前もって伝えておく方がいいでしょう。

社宅規定を伝え忘れた結果、契約直前になって、会社の規定から外れるので、再度、お部屋を探しなおしという、振り出しに戻る。というケースもあります。(私も実際にみたことがあります)

 

ここまでの内容をまとめた、チェックリストを作成しました。つきましては、こちらからダウンロードしてご利用ください。

オススメの方法としては、私たちのような、全国の不動産会社の法人部を紹介してもらえるサービスを活用しつつ、会社で提携している不動産会社などにも任せるという、方法がいいと思います。

 

昨今、会社もあまり指定不動産会社を作ることは減っています。提携はあっても、活用されないケースがかなり多く、自分で探す人が増えています。指定業者がいても、従業員の希望を優先してくれる会社も存在します。

ですが、転勤のお部屋探しは、時間との戦いでもありますので、いかにスムーズにお部屋探しの段取りをして、次のお引越しにつなげるかが、重要です。

このエントリーが皆さんのお役にたてればうれしいです。ではまた。

著者投稿者 横川
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