動物愛護週間なので、ペットと共に避難するために必要なものや、準備すべきことを調べてみた。
こんにちわ。引越しラクっとNAVI(@hikkoshinavi)の横川です。
うちのけずりんが、かわいくって、仕方がありません。はい、すいません。親バカです。
さて、動物愛護週間の真っ盛りですが、いかがお過ごしでしょうか?9月20日〜9月26日が、日本の動物愛護週間です。いつも以上に、動物をかわいがってください。
動物愛護週間にちなんで、いろんなイベントが催されます。
・動物愛護ふれあいフェスティバル
平成28年9月24日(土)に、東京国立博物館平成館にて、動物愛護ふれあいフェスティバルが開催されます。入場料は無料ですが、事前予約が必要なので、よければどうぞ。
災害時のペットとの避難について
さて、本題です。
最近、台風が立て続けに来たり、ゲリラ豪雨(というか、スコール)が頻発したり、地震が起こったりと、自然災害が多い日本で、避難について考えることは重要です。
ですが、熊本の地震の際にも
愛犬連れて車中泊→避難所→アパート…避難所閉鎖、対応迫られる被災者 行き先未定の人も 熊本地震4カ月 – トピックス | sippo(シッポ) ペットのための情報・サービス https://t.co/ysK1lTeezL
— 引越しラクっとNAVI【公式】 (@hikkoshinavi) 2016年9月22日
このように、ペット同伴で避難所生活を送ることができず、車中泊ということも、少なくなかったわけです。
ですが、環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」なるものを出していて、被災時にどうすればいいのか?の指針を出してくれています。
せっかくの動物愛護週間ですから、一読しておくのをお勧めしますが、時間のない人もいると思いますので、抜粋してまとめたいと思います。
災害時におけるペットの救護対策ガイドラインのまとめ
被災時のみならず、平常時の準備が大事と書かれています。具体的には、
平常時
・ペットのしつけと健康管理
・マイクロチップで迷子時の対策
・ペット用の避難用品や備蓄品の準備
・避難所や避難ルートの確認
災害時
・ペットとの同行避難
・避難所、仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守
と書かれています。こちらは、納得出来ると思います。
さらに、準備する内容も、具体的に書かれていて、抜粋すると、
犬の場合
●「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
● ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
● 不必要に吠えないしつけを行う。
● 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
● 犬フィラリア症など寄生虫
● 不妊・去勢手術を行う。
猫の場合
● ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣
らしておく。
● 人やほかの動物を怖がらない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 各種ワクチン接種を行う。
● 寄生虫の予防、駆除を行う。
● 不妊・去勢手術を行う。
ペットとして、飼育されている頭数は2,000万頭とも言われるようです。日本の人口が、2010年時点で12,000万人と言われていますので、乱暴な計算をすると、6人の方が避難すると、1頭はペットがいるという計算になります。
ですから、ペットは自分たちだけでなく、他の人とも一緒に過ごすことができるように、普段からしつけをしておく必要があります。他にも、東日本大震災の際は、ペットのノミが、避難所でトラブルになるなど、飼い主だけの問題に止まりません。
ですから、飼い主は責任を持って、避難所でも生活できるように、健康状態の管理はもちろん、しつけなどの教育をしっかり行っておくことが、ペットと共に避難するための、最低限の条件となります。
また、震災時にペットを置いて避難することもたくさん発生しました。ミグノンさんの例で言えば、ブログで書かれているので、幾つかご紹介します。
2011年3月27日のエントリー
被災地へ
2016年5月23日のエントリー
熊本の旅
人間だけが避難をして、置いてけぼりにされたペットは、こう言った団体さんが、フォローしています。だからと言って、このようなボランティアさんに頼るのではなく、一緒に避難してあげてください。ペットもそれを望んでいるはずですから。
一緒に避難する際、犬はリードをつけて、猫はキャリーバッグに入れて、一緒に避難しましょう。
準備しておくモノ
普段から災害用のペット用品を準備、備蓄しておきましょう。具体的には
優先順位1 常備品と飼い主やペットの情報
● 療法食、薬
● フード、水(少なくとも5日分[できれば 7 日分以上が望ましい])
● 予備の首輪、リード(伸びないもの)
● 食器
● ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
● 飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり
先などの情報
● ペットの写真(携帯電話に画像を保存することも有効)
● ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院など
の情報
優先順位2 ペット用品
● ペットシーツ
● 排泄物の処理用具
●トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
● タオル、ブラシ
● おもちゃ
● 洗濯ネット(猫の場合)など
このように指導されています。東日本大震災では、ペット用品は緊急物資として認められなかったので、救援物資が不足していたようです。
人間のもので代用できるものを後回しにして、ペット用品を集中的に準備しておくという方法もいいかもしれません。
仮設住宅、避難所でのマナー
避難所や仮設住宅では、ペットが好きな人だけでなく、苦手な人、またはアレルギーがある人も一緒に暮らすことになります。
ですから、飼い主は普段以上に、ペットのマナーに気を使う必要があります。まあ、それが嫌で、車の中で生活するケースが熊本の地震でも見られました。
「避難所」より「車」。孤立する被災者の選択 https://t.co/FBTd0E8KLa #Yahooニュース
— 引越しラクっとNAVI【公式】 (@hikkoshinavi) 2016年9月22日
災害時、車が利用出来る保証がありませんので、避難所生活を送る前提で、ペットのしつけ、ペット用のグッズを揃えておきましょう。
避難所や、仮設住宅における、ペットのマイナス点を書いてしまいましたが、とはいえペットの存在は、心の安定にもつながります。
ペットが苦手な人もいれば、大好きな人もいますので、決してマイナスな面ばかりではありません。
動物愛護週間だからこそ、今一度、ペットと共に避難することを、想像してみてはいかがでしょうか?