高価なワインを引越しでダメにしない、3つの鉄則
プロの引っ越しの梱包術を紹介した下記の記事は、多くの方に読んでいただいてます。
グラスもお皿も絶対割らない!見たら納得する引越しのプロの超梱包術(前編)
おかげさまで、たくさんの方に読んでいただけて、嬉しい限りです。
今回は、番外編としてワインの梱包術をお届けいたします。先生は引き続きまして、ダック引越センターの阿久津先生になります。
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専用ボックスで梱包する
梱包術を聞く前に、そもそもワインや日本酒(一升用)は専用のボックスが販売されています。
日本郵便、ヤマト、佐川急便などでワイン用(ワインにも使える)のボックスが販売されていますので、本数の少ない方は、そちらを購入してみるのも、いいと思います。
例えば、日本郵便では、写真のようなセットを販売しています。1本用、2本用とありますが、店舗によっては2本用は取り寄せになるとの事ですので、2本用が欲しい人は、早めの準備が必要です。ちなみに、下の写真の箱は、140円で購入できました。
自分で梱包する
そして、今回の本題です。自分でワインを梱包する際の注意点を教えていただきましたので、見ていきましょう。
まず、ワインはワインセラーを見たらわかると思いますが、縦には保管しませんよね?なので、ダンボールに入れる際も縦には入れず、横に寝かして入れていきます。
ちなみに、なぜ、横に寝かせるのかというと、コルクが乾燥しないように、ワインでコルクを浸すためとのこと。コルクが乾燥してしまうと空気を通してワインが酸化して味が落ちるからだそうです。
では、さっそく梱包していきましょう。
1)ダンボールを用意します。サイズは大きなものではなく中サイズ以下のものを選びましょう。
2)箱の底にエアーキャップや新聞紙を置いて、衝撃から守りましょう。
3)個別のワインもエアーキャップや新聞紙で包みます。今回は、クレープ紙で包んでいます。
4)個別に包まれたワインを横に寝かしてダンボールへ詰めていきます。
5)ワインがガタつかないように、隙間を新聞紙やクレープ紙で詰めます。
この時、ダンボールの切れ端を間仕切りにすると、箱の強度も上がり、ワイン同士もぶつからず一石二鳥の効果がありますよ!
ここで注意です。ワインは2段に積みません。
でも、そうなると、ダンボールがスカスカになりますので、
6)ダンボールを切って、小さいサイズ に変更します。
7)底に敷いたように、エアーキャップやクレープ紙をかぶせて梱包します。
8)割れ物であること、ワインであることを箱に書いておきましょう。
高さが半分以下になりましたが、これでワインも割れずに、横に寝かしたまま運ぶことができます。ぜひとも、お試しあれ!
だいたい、中サイズのダンボールで4本適度、詰められると思います。
ワイン以外はどうするか?
ワイン以外の瓶類の梱包はどうしたらいいのでしょうか?
未開封のビンは、ワイン以外は立てて詰めていきましょう。
ダンボールに詰める際は、新聞紙などで包んでから詰めていきます。ワインボトルの時と同様、隙間は新聞紙で埋めましょう。
開封済みのビンについては、フタができるものはフタをして、できれば、中身がこぼれても大丈夫なように、袋に入れてダンボールへ詰めましょう。
フタができないものは残念ですが、諦めましょう。
ビン類は重くなるため、他の荷物とのバランスをとるのが重要です。
まとめ
ワイン)
1.2段重ねにしない
2.ダンボールの切れ端で間仕切りを作ろう
3.ダンボールはカットして、ワイン1段分の高さに調整する
その他)
・日本酒や焼酎は立ててダンボールに入れても大丈夫
・開封済みの場合は、フタができるものは袋にいれてダンボールに詰める
・専用のダンボールを購入するのもあり(横置きで運んでもらいましょう)
現場からは以上です。
それでは、このエントリーのために購入したワインを、これから美味しくいただきます(笑)