引っ越し先は、火力の高いゴミ処理施設で処分できる自治体が最高な理由

ツイッターで話題になっているツイートがあります。

この方のツイートによれば、

掃除が苦手な人は、ゴミの分別も面倒なことが理由の一つにあるだろう。

分別しなくても、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の二択ならば、どんどんゴミを出すことができるので、分別が少ない自治体に住むと、変なストレスが少なくていいよ〜

というものでした。(意訳)

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そういえば僕も、地方から東京に出てきて、びっくりしたのは、分別が少なかったことでした。

僕のいた地方では、ゴミは、

  • 一般ゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 燃やせる粗大ゴミ
  • 資源ごみ(空き缶)
  • 資源ごみ(空き瓶)
  • 資源ごみ(ペットボトル)
  • 資源ごみ(容器包装プラスチック)
  • 資源ごみ(古紙、布)

このような分類をして出す必要がありました。これが、東京に出てきた時には

  • 燃えるゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 資源ごみ(ペットボトル)
  • 資源ごみ(空き瓶、空き缶)
  • 資源ごみ(ダンボールなど古紙)

という分類になっていました。

東京都民の人に聞いたときは、東京は人が多いのでゴミも多くなり、分別することで処分コストが上がり、燃える or 燃えないだけで分別して、高火力で燃やしてしまえば、ゴミ処理費用が安く抑えることができる。

という風に、聞いた覚えがあります(本当かどうかは、わかりません)

で、冒頭のツイートに戻りますが、分別が少ないエリアに住もう!ということになるのですが、同時にたくさんリツイートされていた、東京都国立市のゴミの分別のツイートがあります。

国立市のホームページでも、

家庭のごみは、収集日の午前8時30分までに、決められた場所(集積所)に出してください。ごみの種類により出す曜日が決まっています。国立市では、家庭ごみは以下のとおり分別してください。
・可燃ごみ
・不燃ごみ
・プラスチック製容器包装
・製品プラスチック類
・有害ごみ・危険物
・可燃系資源物(紙類・衣類)
・不燃系資源物(ビン・ペットボトル・カン・スプレー缶)
・粗大ごみ(事前申込制・有料)
・せん定枝・落ち葉・草(事前申込制)

出典:国立市オフィシャルサイトより

このように分別してくださいと書いてあります。

国立市のツイートがリツイートされている理由は、イラストで、ゴミ三銃士が出てきて、人間が「私が本当の不燃ゴミです。」なんて言ってる面白さにあると思うのですが、東京都でも、分別方法が自治体によって違います。

大きな分岐点としては、お菓子屋ペットボトルのプラスチック包装を、分別するかどうか?が分かれるところですが、これだけを分別するのは、結構な手間なわけです。それほど、たくさん出るわけではないので、常にお部屋にプラスチック梱包のゴミが残ったりしちゃうんですよね。

ですから、分別が面倒な人は、事前に住む予定の自治体をチェックして、ゴミの分別方法を見ておくのがいいわけですね。

たとえば、私たちの会社もある「渋谷区」では、プラスチック包装は、「可燃ゴミ」として扱われています。

これが、お隣の港区となった場合、どうなるかというと、

資源プラスチックゴミとして、プラスチック包装は分別する必要があります。ですので、ゴミの出しやすさという点においては、港区よりも渋谷区の方が利便性が高いわけです。

といわけで、23区のゴミの分別方法を調べて見ました。

プラスチック包装を分別するプラスチック包装を分別しない
港区、杉並区、江東区、千代田区、練馬区、中野区渋谷区、足立区、江戸川区、荒川区、中央区、文京区、世田谷区、豊島区、新宿区、台東区、墨田区、品川区、目黒区、大田区、北区、板橋区、葛飾区
6区 17区

このように、東京23区内でも、2つに分かれました。今回はプラスチック包装に絞ったので、このような結果になりましたが、ゴミによっては、違う結果になるかもしれません。

ちなみに、分別しなくてもいい方に入れたものの、葛飾区などは、「綺麗に洗われたプラスチック包装は資源ごみに該当する」などの注意書きもありますので詳しくは、各区のホームページで確認して見てください。

まとめ

というわけで、引越しをするならば、ゴミの分別が楽な自治体の方がいいですよね。

僕は偶然にも、楽な自治体ばかりに転居していたので、東京=プラスチック包装を分別しなくてもいい。という認識を持っていましたが、そうでもなさそうです。

今回は、東京23区だけを見てきましたが、これも各県、各市によって、様々です。有名なところだと、徳島県上勝町は34種類にも分別をする必要があります。ですが、この上勝町、面倒臭い!という話ではなく、しっかりと分類して、綺麗にして捨てることで80%をリサイクルすることで、燃やさない活動をしているわけです。

東京のように、人が多いと、ゴミも多くなり、全員が意識を統一するのは難しいのですが、上勝町のように人口が少ないエリア(1,482人/2016年10月1日)では、しっかり分別し、ゴミを焼却するのではなく堆肥化させることで、マイナスをプラスに変えています。

地域によって、様々な考え方で、いろんな取り組みをしているのは、面白いですね。

著者投稿者 横川
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