観葉植物を引っ越し会社は運べない?そんなことはありません!
観葉植物で検索すると、引っ越しの際、引っ越し会社は観葉植物を運べないという記事がでてきます。
投稿へのリンクは貼りませんが、要点をまとめると
・観葉植物も「生き物」だから、ペットと同じ生体なので運べません、とのこと。
しかし、そんな話は聞いたことがありません。
引っ越し会社の人たちにもヒアリングしてみましたが、「生き物という理由で運べないことはない」と。
ただしここに書きましたが、盆栽などの付加価値がついているものは、運ぶのが難しくなります。
通常、万が一運ぶ物を破損をしてしまった場合、引っ越し会社で契約している保険が適用されます。
この保険ではどんなに希少価値が高い盆栽も、素人が作った盆栽も一律で〇〇〇円、という判断になります。
つまり、そういった通常の価格以上に付加価値がついているモノは、破損するなどトラブルになったら保障の対応ができないので、引っ越し会社は運んでくれないのです。
今回の本題である観葉植物についていえば、観葉植物としての価値以上の付加価値がある観葉植物ならば、運んでもらえないといっていいでしょう。
たとえばジャングルの奥地にしか生息しない観葉植物や、賞をとった観葉植物で、販売価格が通常のものと大きく乖離するようなものはNG。
こう言った場合は引っ越し会社ではなく、美術品として取り扱ってもらう必要があります。
美術品専用の運送チームが日通さんには存在しているので、お任せするのがいいでしょう。一般の引っ越し会社に高額な美術品を運んでもらうのは難しいです。
こう言った理由で観葉植物が運んでもらえないならば、理解はできるんですけどね。
あと、無理やり生き物という理由に紐づけてみると、長距離の引っ越しや、夏場や冬場のお引っ越しならば、生き物という理由が当てはまることもあると思います。
引っ越しのトラックで輸送している間に、観葉植物が枯れてしまうような状況の場合は、運んでもらえないと思います。
極端に温度の変化に弱い観葉植物の場合は、運んでもらえないこともあるでしょう。
ですが基本的に観葉植物は、育てやすい観葉植物を持っている人の方が多く、よほど珍しい観葉植物を持っている人以外は気にする必要ありません。
観葉植物を諦めた方がいい場合もある
ここからは、生き物だから運べない論争の話とは変わって、観葉植物を引っ越しで運ぶ際の注意点です。
観葉植物は、トラック輸送時には、非常にスペースをとります。
ダンボールであれば、トラックの天井まで積み上げられますが、観葉植物の上には何も乗せられません。トラックの体積を効率よく使えないのです。
特に枝葉が分かれていて、スペースをたくさんとる観葉植物になればなるほど、その効率の悪さが目立ちます。
その結果、荷物を積み切れなくなって、観葉植物を泣く泣く諦めることにもなりかねません。無理やりトラックに詰めても、枝が折れてしまったりすることもありますので、そのあたりの覚悟は必要です。
おすすめ、観葉植物の運び方
引っ越し会社にお任せしない人向けに、おすすめの観葉植物の運び方をお伝えしたいと思います。
それは、布団袋に入れて運ぶこと。
布団袋は、引っ越しの際にかなり使える便利グッズ。本来の使い方である、布団を運ぶのはもちろん、クッションやぬいぐるみをまとめて入れるのにも使えます。観葉植物も布団袋に入れてしまうと便利なんです。
まるっと入れてしまうことで、倒れても土がこぼれない!水滴などが付いていても他の家財にうつさない。枝葉が折れたり、落ちても袋の中なら安心です。
ここで重要なことは、引っ越し前に水をあげすぎないこと。
長距離の移動なのでと、鉢から溢れるほど水をあげた状態だと、輸送中に染み出して来て、他の家財を濡らしてしまうことがあります。
引っ越し会社に頼む場合でも、自分たちで運ぶ場合でも、観葉植物への水やりは最低限にとどめて置いた方がいいですよ。
というわけで、観葉植物のお引っ越しについてまとめてみました。水のやりすぎトラブルは意外と多いので、覚えておいてくださいね。