大きい業者と小さい業者はどちらがお得?
引越し業者を選ぶ時、大手なのか中小なのかということが、最もわかりやすい違いです。
中小業者は限られた営業エリアの中で受注を獲得するために、大手に比べて安い金額を提示してくれることが多いといえます。料金だけで選ぶのであれば、小さな業者を選んだほうがメリットがあるケースが多いのです。一方、全国展開しているような大手業者は企業としての信用を重視することもあり、安心感の面でメリットが多いといえるでしょう。
たとえば、地域密着型の運送会社が引越しも引き受けているようなケースでは、荷物の搬出入などに関わるスタッフはアルバイトであることがほとんどです。引越しのプロとしての知識や技術は不足していることが多いでしょう。また、受注したら下請けに回してマージンを取るだけ、といった業者も存在します。
もちろん、大手の引越し専門業者に依頼しても、作業スタッフの質には当たり外れはあるでしょうが、万が一、荷物の紛失や破損などがあった場合でも、大手のほうが補償などもしっかりしているという安心感があります。また、とくに長距離の引越しの場合、大手のほうが新居の近くに支店があることが多いのでさまざまな点でスムーズです。
中小の業者でも、地域によってさまざまなサービスを工夫していたり、地元の人間関係で信頼できる業者があったりするようなケースもあるでしょうから一概には言い切れませんが、一般的には、小さな業者を選ぶメリットは「料金の安さ」だと認識しておくのがいいでしょう。さらに、繁忙期や急な引越しにも対応してもらいやすい(あくまでも、業者の日程が空いていればですが)というメリットもあります。