引越しをしたくない人向けのサービスを考えてみる。

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こんにちわ。今日は、ちきりんさんの「嫌いな人向けの商品開発へ」を引越しで考えるとどうなるのか?を考えてみます。

元ネタはこちら。

上記を読んでいない方に、要約を転載させていただくと、

自動車にしろ掃除機にしろ調理器具にしろ、今までは、
「運転が好き!」
「きれいに掃除したい!」
「美味しい料理を作りたい!」人が想定ユーザーだったけど、

これからは、
「できれば運転なんて誰かにやってほしい」(隣でスマホいじってる方がラク)
「できれば掃除なんて誰かにやってほしい」(その間、ソファでテレビを見ていたい)
「できれば夕食の用意なんて、誰かにやってほしい」(私食べるだけの人になりたい)
という人向けの市場が大きくなるんです。

自動運転技術、ルンバ、自動無水鍋などは、やりたくない人向けに開発された商品であること。そしてこれからは、そういった商品がメインになっていくとおっしゃっています。

これを引越しで考えると、引越しをしたい人向けにサービスを考えるのではなく「引越ししたくない人」向けにサービスを考えるといえます。

引越しが嫌いな人向けの商品を考える

引越しが嫌いな人は、多いはず。なんせ、

1)手間がかかる。
2)お金がかかる。

大きくはこの2点だと思います。でも、転勤があったり、定期借家契約で、退去しなくてはいけなかったりと、どうしても「引越しをしなくてはいけない」人は、一定層いるはず。

ならば、その人向けに何ができるのだろうか。

妄想してみました。

手間がかかるのが嫌だという人向けのサービス

手間がかかって嫌だ。という人向けには、

 

「オールインワンパックの、引越しサービスを提供する。」

 

ことになるのではないでしょうか。

・あなたのお家に訪問して、あなたの代わりに見積もりを取ります。
・複数社へ、相見積もりを取って条件にあった中から一番安い会社を選びます。
・あなたの代わりに梱包作業から、引越し会社との調整を全部行います。
・引越し日は、搬出から搬入まで立ち会って、希望通りに家財の設置を行います。
・引越し後の、転居に関わる手続き関係は、委任状をもらってあなたの代わりに手続きを行います。

・結論:あなたは何にもしなくて結構です。

これが、引越しが面倒だと感じる人にとっては、最高のサービスではないでしょうか。

 

このサービスの問題は、

・これにいくら支払うことができるか?

ということと、

・個人情報について気にする人には、絶対に受け入れられないサービス

だということです。

お金がかかるのが嫌だという人向けのサービス

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まあ、人が動いたり、物が動いたりすることを、コスト0で行うのは無理がありますが、いまほど料金がかからなければ、気軽に引越しが出来るのではないでしょうか。

いまの引越しでお金がかかる理由は、引越しそのものの料金よりも、新居の初期費用が高いことが原因であると考えられます。

引越し代金が5万円
新居の初期費用が50万円

とか、ありがちですよね。
ならば、この新居の初期費用を抑えることができれば、もっとお引越しをしやすくなりますよね。

では、どうやったら初期費用を抑えることができるのでしょうか?

1)敷金、礼金0物件を探す
2)仲介手数料0の不動産会社を探す
3)初期費用が家賃で分割される物件を探す

と、3つくらいの選択肢に絞られそうです。それぞれのデメリットを見てみましょう。

1)敷金、礼金0物件を探す
基本的には、人気がない物件になります。人気がある=条件がいい物件は、敷金、礼金あっても、希望者いますから。

2)仲介手数料0の不動産会社を探す
こちらも、オーナーさんが不動産会社に広告費を支払ってでも、入居者を募集してほしい物件に限られます。つまり、人気がないということです。

3)初期費用が家賃で分割される物件を探す
こちらは、初期費用を抑えるために、オーナーさんと不動産会社が一体となって、取り組んでいるものです。オーナーさんが理解ある人でないと、難しいでしょうね。

とまあ、どれも初期費用を抑えるというメリットがある分、物件数にはあまり期待できないでしょう。

ですが、すでにこの仕組みがあるにも関わらず、それほど一般的になっていないのは、デメリットの部分が大きいからであると推測されます。

となると、こちらは、新しい仕組みが必要な気がしますよね。

まとめ

というわけで、引越しをしたくない人向けのサービスを考えてみると、料金面を下げるという方向よりも、「引越しオールインワンパック」の方が、サービスとして成り立ちそうな気がしました。

お部屋は、自分で決めるけど、引越し会社はどこでもいい。安く、傷をつけなければ大丈夫。という人は多いはず。

特に、これからは電力の自由化で、引越し先の電気やガスを、「選ぶ」ということもしていく必要があります。

これ、なんとか実現できないかな。来年の課題にしてみます。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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