物流のラストワンマイル!外置き型、宅配ボックス(受取りボックス)の国内外まとめ

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最近建てられた、マンションでは設置が当たり前になっている、宅配ロッカー。不在時でも、ロッカーに入れてもらえるので、受け取る側としては、非常に助かるアイテムです。

逆に、宅配する側にとっても、再配達をしなくて済むので、非常に助かるわけです。

ですが、この宅配ロッカー、管理会社やオーナーさんが設置してくれないと、利用できません。Amazonや楽天を利用する人で、昼間の時間に受け取るのが難しい人は、利用したいアイテムではないでしょうか?

 

そんな、宅配ロッカーですが、この度、一戸建て用に屋外設置ができて、スペシャル機能まで搭載された商品が発売されるようです。

そこで今日は、一戸建て用の宅配ロッカーだけでなく、マンションやアパートに宅配ロッカーが付いていない人でも利用できる、宅配ボックスについて、まとめてみました。

一戸建て用、宅配ボックス

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出典:パナソニック株式会社

一戸建て住宅用の宅配ボックス「COMBO」がパナソニック株式会社エコソリューションズ社より、2016年4月1日に発売されます。

 

捺印機能搭載!(ドヤ顔)

 

集合住宅では、宅配ボックスが設置されている建物が増えてきていますが、一戸建ての場合は、宅配ボックスはありません。

そこで、後付けで設置できる宅配ボックスが発売されるとのことです。

 

ますます、Amazon生活が捗ります!

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出典:パナソニック株式会社

 

この捺印機能は、集合住宅の宅配ロッカーとほぼ同じ仕組みで、設置した印鑑(シャチハタ)が押されるようです。

サイズがコンパクトタイプ、スリムタイプ、ハーフタイプ、ミドルタイプの4種類あって、金額は希望小売価格で、約60,000〜90,000円(工事費別)と結構いいお値段がします。

不在用の宅配ボックスですが、玄関に防犯カメラや、モニターを設置していない場合、宅配業者と名乗ったNHKの集金業者だったり、そもそも怪しい人だったり・・・

知恵袋では、こんな話も。。。

ですから、在宅の場合でも、宅配ロッカーはあると便利です。

東急グループは駅に受取りロッカーを設置

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出典:東急電鉄ニュースリリースより

 

東急電鉄はグループ会社である、東急ネットスーパーの購入者に向けて、駅に受取りロッカーを設置しています。

ネット通販で生鮮食品を購入する場合、受け取るために在宅していなくてはならないという、便利なのか不便なのか、わからない状況になっていました。

そこで、駅に受け取り用のロッカーを設置することで、お客さんは自分のタイミングで購入した商品を受け取ることができます。

当面は、東急ネットスーパーで購入したものだけを受け取ることができるようですが、もうちょっと東急グループは、囲い込みだけでなく、外との連携もした方がいいんじゃないかと思います。

ちなみに、この東急ネットスーパー用のロッカーですが、冷蔵機能付!(ドヤァ)

楽天ボックス

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出典:楽天

 

楽天さんも、楽天ボックスなる受け取り用の宅配ボックスを設置しています。

2016年2月末現在で、
・北海道:2ヶ所
・東京:5ヶ所
・埼玉:2ヶ所
・千葉:4ヶ所
・神奈川:2ヶ所
・愛知:1ヶ所
・大阪:4ヶ所
・兵庫:1ヶ所
・福岡:4ヶ所
の合計、25ヶ所に設置されています。

近隣住民や、設置場所によく行く人でないと、それほどメリットが享受できませんが、それでも無いよりはあった方がいいですよね!具体的な設置住所は、こちらを参照してください。

受け取り方法は、楽天で商品購入時に、配送方法を「ロッカー受け取り」を選択すれば大丈夫です。希望の場所のロッカーを選択しましょう。

 

さらに!

 

楽天さんは、日本郵便と提携し、日本郵便が提供する「はこぽす」という受取り用ロッカーでも受け取ることができます。

こちらは、東京都内22箇所の郵便局内に設置されています。

詳細は、以下をご覧ください。

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出典:楽天

 

とはいえ、個人的には、楽天で購入することが、ほとんどないんですよね。。。

ヤマト運輸もやっている!

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出典:ヤマト運輸、クロネコメンバーズサイトより

 

実は、ヤマト運輸も、受け取り用のロッカーを設置しています。

エリアは、
・東京都練馬区:5ヶ所
・東京都板橋区:1ヶ所
のかなり限定されたエリアとなっています。

受け取りロッカーを利用するためには、クロネコメンバーズに登録する必要があります。

そして、メールで届く、「お届け予定eメール」から受け取り場所を「ロッカー」に指定することで、受け取り可能になります。

宅配ロッカーとは、別のお話ですが、クロネコヤマトの受け取りメールは、LINEでも受け取ることができるようになりました。メールが過去の遺産となりつつある今日、LINEで受け取ることができると、便利ですよ!

携帯メールについては、こんなエントリーも書いています。
携帯メール=情弱の時代は終わる?! 新しい携帯メールはキャリアの引越しを抑制する。

アマゾンロッカー

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出典:amazon.com

 

では、世界のAmazonさんは、どうなのでしょうか?

アメリカ国内では、Amazon Locker(アマゾンロッカー)を設置しています。受け取りは3日間の猶予があり、3日間経つと、返却されるようです。

日本国内では未設置ですが、Amazonで購入した商品は、コンビニで受け取ることができるようになっています。(Family Mart、ミニストップ、ローソンが対応しています)

国内でも、アマゾンロッカーが設置される日は来るのでしょうか?

 

個人的には、最寄り駅のロッカーや、フィットネスジムのロッカーをAmazonさんが設置してくれると便利です。普段は荷物預かり用の普通のロッカーとしても利用出来るが、Amazonで購入時に、ロッカーを指定すると、配送から受け取りまでの期間は、ロッカーがロックされて、他の人には使えなくなる。みたいな感じだといいなぁ。

お家に宅配ロッカーがなく、仕事が忙しくて平日に受け取れない人でも、駅のロッカーから持ち帰るだけなら、いいと思うんですけどね!

と、ここまで書いて思ったのが、ロッカーの代わりをコンビニでやってるんじゃないか。ということなんですね・・・

まとめ

今日は、戸建て用の宅配ロッカーに始まって、各社の宅配ロッカーについて、まとめてみました。

物流系の企業さんが、再配達を減らすために設置するケースや、小売業者が顧客満足を上げるために設置するケースなど、目的は様々ですが、便利になることは正義です。

特に物流系の人たちの再配達は、誰にとっても 無駄 以外の何物でもありません。

この再配達を減らすだけでも、1日に配送できる荷物の数が増えて、購入から配達までの期間が短くなりますから、全員がハッピーになれるわけです。

これからもっと通販の流通量は増えていくでしょうから、ドローンの利用を始めとして、物流のラストワンマイルをどうやってユーザーにつなげるか、楽しみですね。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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