今からでも間に合う!? これから3月のお引越しを手配したい人へ伝えたい、全国の引越し混雑状況。
えー今日は、今年の3月のお引越しが、うまく手配できていない人向けのお話です。
みなさん、そろそろ月内の引越しは終了に近づいていますが、希望の日程で手配できておりますでしょうか?
エリアによっては、かなり厳しい状況になっています。今日は、3月10日時点での、私たちが把握している各エリアごとの厳しい状況についてお伝えしたいと思います。
あくまで、大手引越し会社を中心とした内容になっていますので、ここに書いたことが全てではありませんが、該当するエリアの人は、注意してください。
引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション
厳しいレベル「Sランク」地域
2011年3月11日。
この日を境に、東北地方の引越し状況も一変しました。
2011年は、そもそも動くことができない。
2012年は、復興支援の移動が多すぎて、需要に対して供給が追いつかない。
2013年以降も、復興支援が続いているので、需要に対して供給が追いつかない状況が今も続いています。
そして、5年後の2016年の東北地方。
相変わらず、引越しの手配が難しい地域であることは、変わりません。
特に、退去の際の家賃が月払いのエリアは、月末に引越しが集中します。2015年の3月の 引越し単価が日本一 は、東北の宮城県だったようですよ。
イメージとしては、3社に見積もりを依頼して、1社しか見積もりが出ないという状況です。
厳しいレベル「SSランク」地域
今、日本でイチバン引越しの見積もりを取得するのが厳しい地域。Sランクの上の、SSランクの地域があります。それは、
九州地方 です。
福岡市からのお引越しは、まだ可能ですが、それ以外の地域は、かなり厳しいです。
どのくらい厳しいかと言うと、3社見積もりを取っても、1社も出ない(全て、対応不可能)という状況です。
もちろん、100%ダメというわけではありませんが、週末はかなり厳しいです。
なぜ、こんなにも九州地方が厳しいのか、終わってみないと分からないのですが、今イチバン厳しいのは、九州地方です。
そんな九州地方と同じくらい、見積もり取得が厳しい地域があります。それは、
山陰地方 です。
昨年、一昨年と、それほどこの地域が厳しいという認識はなかったのですが、今年はかなり厳しい状況です。
厳しいレベル「AAランク」地域
Sランク、SSランクほどではないにせよ、こちらもかなり大変な地域、それは
北陸地方 です。
北陸新幹線の開業から、もうすぐ1年になりますが、北陸地方が大阪圏だけでなく、東京圏にもなったことで、移動する人が増えたと思います。今一番、見積もりを取るのが大変な地域は、ズバリ、石川県と新潟県です。
気をつけてくださいね。
厳しい日程
これは、以前からお伝えしていますが、3月26日〜27日。4月2日〜3日の週末は、今からの手配は、絶望的だと思ってください。
3月28日〜4月1日も、埋まりつつあるのですが、まだ引越し自体は対応できるキャパシティーはあります。
ですが、このあたりの日程は、特に料金が 高い です。
この料金を下げようとする場合、4月12日以降までは、全然下がる気配がありません。
転勤で、着任日が決まっていて、会社の経費で移動できる人は、繁忙期価格でもお引越しをするので、この時期特有の高単価のお引越しも、どんどん決まります。
個人で、料金を支払う人たちは、とばっちりを受けるような形になりますが、入居日を変更して、料金を下げることを検討してみましょう。
この時期に準備しなくてはいけないこと
それは、別の引越し日 を用意すること。
これからの時期は、フレキシブルに動くことが、重要です。
日程や、時間に固執すると、あっという間に、高額引越し案件 の出来上がり。となります。
2日、ずらせることができるだけで、10%、20%OFFは可能です。この時期は、単価が大きいので、10%や20%も大きな価格差になります。
どうしても、この時期に引越ししたい人へ
とはいえ、4月までに引越しを完了させたいけど、高い料金は支払いたくないという、欲張りなあなた!
いくつか方法をお伝えします。
1)赤帽に頼む
単身の場合で、近距離の場合に限りますが、赤帽さんにお願いするという手もあります。
赤帽さんだと、荷物の運搬をお手伝いする場合もあったり、そもそもたくさんの荷物が載らなかったりと、サービスとしての引越しとは、ほど遠いのですが、価格面では、頼りになります。
2)軽トラ運転手を雇う
このサイト、ご存知ですか?
軽貨物のトラック+ドライバーとお客さんをマッチングする、軽townです。
正直、引越しとしてのクオリティーは、満足できるのかどうか、わかりませんし、周りに利用した人が、誰一人いないので、なんとも言えないのですが、どうにもならない時は、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
3)価格を下げるべく、荷物を減らす
以前に、荷物を減らしても価格は下がらないとと言いましたが、トラックを減らすことができる、サイズをダウンすることで、対応出来る状況になる可能性はあります。
例えば、先日の100万円のお引越しのエントリーだと、4トントラックを2台手配する形になっていましたが、これを4トン1台にします。
1台であれば、トラックが手配できるよ!という状況もありますし、価格は大きく下がります。
そして、トラックに積みきれないお荷物は、宅配便で送りましょう。
この時期ならば、送れるものは宅配便で送る方が、お安くなる可能性はあります。
まとめ
これから、3月末までのお引越しは、荷物を荒く扱われたり、家財が破損したり、部品がなくなったり、料金が高くなったり、引越し開始時間が夜だったりと、とにかく無茶苦茶な状況になります。
ですが、それでも、お安く引越しをするためには、引越し会社にどうすれば、もっと安くなるのか?いつなら対応できるのかを確認しながら行う必要があります。
刻一刻と状況が変わるので、午前中は大丈夫と聞いていたのに、午後には対応できません。となることも多く、即決を求められます。
ですから、決定権のある人が、大変ですが対応するか、日程や時間に幅をもたせて、引越し会社にとって、都合のいいお客さんになることで、3月中のお引越しを完了させるという形がベターだと思います。
そして、本当にどうしようもない場合は、最後に書いた、小分けにして宅配便で送るというのが、最終手段だと思います。家具も配達してもらえますしね。
あと、3週間、(高価格帯の繁忙期は4週間)頑張りましょう!
本日は、以上です。